秋の宴に気づきあり @代々木八幡 「脂が乗る」それは良い言葉。 それは中高年の一般人以外にとってね。 久しぶりの訪問。人の服装も街中の景色もすっかり秋の様相だ。 葉野菜の変化を楽しんだ後のこれからの季節は、やはり魚が良い。 寒さを覚える早朝に大将が見定めて手に入れた魚介は格別。それらは脂が乗り始めたこの時期にこそ味わい深いもの。そして、珠玉の食材達には巧みな調理が施され官能的なストーリーが構成される。 お客にも上流な方が増えていると聞く。 新進気鋭の若い大将に脂が乗ってきている。 自分も一緒に成長しないとな。そんな心地よい緊張が走るのだった。 [先付] ・丸十 銀杏 [前菜] ・柿なます ・黒舞茸 車海老 信田煮 [向付] ・鯛(淡路)ボタン海老(増毛) [椀] ・白甘鯛 焼茄子 [焼き物] ・太刀魚 丹波松茸 京春菊 鬼灯 [小鍋] ・牡蠣みぞれ鍋 壬生菜 近江かぶ [食事] 新米 ・味噌カツ(もち豚) ・とろろ じゃこ 卵 [止め椀] ・胡瓜ぬか漬け 昆布 [水菓子] ・香川のシャインマスカット