地元が誇る、地域No.1の実力派イタリアン 前菜からドルチェまで、全てを手打ちパスタで表現するというイベントに伺った。 一皿一皿が手の込んだ料理で構成されたとても充実したコースだった。作り手の技術や知識、そして、何よりも料理に打ち込む強い気迫を感じる。 5皿の料理に合わせ、グラスで5種のワインを勧めてくれる。心配りの行き届いた一流のサービスを味わえる有り難い体験だった。 <スペシャルパスタディナー> ■温かい前菜 ・イカ墨を練りこんだ漆黒のタヤリン(細いパスタ) 香味野菜とイカすみだけを煮込んだソースは臭みなくとても芳醇だ。 三陸のアオリイカはパリッとした歯ざわりの後から旨味が追いかける。 北海道のウニのオレンジは上品な色彩のアクセント。イカ墨を絡めて食べるとそれぞれのコクが相乗した旨味を醸し出す。 トップのキャビアはなんとも豪華。今日のコースの行方を期待させる。 ■パスタ1 ・ニョケッティのアメリケーヌソース 濃厚で深い甘みのあるソースにニョッキより小さな艶のあるパスタ。味の染みこんだズッキーニ。パスタはスプーンですくって食べる。合わせてくれたしっかりめのナパの白ワインとの相性も抜群。 海老は脚と肝の部分の旨味、尻尾の甘みのそれぞれがしっかり引き出されていた。 ■パスタ2 ・ハンカチパスタのゴルゴンゾーラソース 彩り豊かなハーブや花びらを極薄の生地に散りばめて挟んだハンカチパスタ。それを敷布団と掛け布団のように使う。半熟玉子と生ハム、熱々シャキシャキのホワイトアスパラとジューシーなグリーンアスパラが中に。そして、上から濃厚なゴルゴンゾーラチーズのソースが掛けられている。 めくって半熟玉子にナイフを入れる。鮮やかな黄身が溢れてソースと混ざる。それにそれぞれを絡めて食べる。弾力のあるパスタの食感が心地よく、多彩な味わいが楽しめるとても贅沢な料理。 ■メイン ・ジャガイモとトリュフのラビオリ蝦夷鹿のラグーソース ・蝦夷鹿の赤身のロースト ラビオリにナイフを入れた瞬間にトリュフの香りが広がる。4皿目にしてまた食欲が蘇る感じだ。プリッとしたパスタの食感と深みのあるソースとよく合っていた。 蝦夷鹿は引き締まった感じだが、しなやかで柔らかな噛み心地で全く臭みのない上品な赤身の味がした。 ■ドルチェ ・温かいヌーディー 紅茶のソース 自家製ラムレーズンが入ったパスタ。皮のない中身だけの粉感のあるパスタ。汁気のある柔らかな団子のような、生まれて初めての食感。これもパスタなのかと驚き。 冷たいアイスクリームと中央に置かれた梨で仕切られていた。 #地元の名店 #隠れた名店 #ヘルシーメニュー #カジュアルに使える #記念日はここで #住宅街にポツリとある #本格イタリアン #自家菜園の野菜 #小田急沿線の名店 #実力派 #ホスピタリティ