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k.kimuraさんのMy best 2016

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神奈川県

イタリア料理

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初めて一人で訪問してみた。 丁寧に作られた多彩なオードブルをチビチビやりながらゆっくりとワインを楽しみ、最後に珠玉の肉料理を頂く。 本を読みながら、音楽を聴きながら、とても贅沢なひと時でした。 ■蕪の冷静スープ 芳醇でありながらサラリとしたスープ。炒った海老の殻で出汁をとったソースと混ぜるととても芳醇で香り高い。大きなサイコロ状の蕪はしっかり出汁が染みている。そしてボイルした海老も一つ。スプーンを入れるのが楽しくなる。 ■オードブル ・大タコのカルパッチョ ・豚のリエット ・椎茸とハーブ鶏のグリル ・きのこのマリネに乗った蒸し鶏 ・生ハムを乗せたラフランス ■蝦夷鹿のしんたまのグリル【絶品】 それは珍しい。柔らかく、そして、きめの細かい赤身の肉は上品な舌触り。初めは塩で、次に特製のソースをつけて。丁寧に仕立てられたこのソースは艶やかなワインの香りを残したもので、肉の味を更に引き出していた。これは立派なフレンチの一皿だ。

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東京都

日本料理

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161018 礼賛 ---2016年10月再訪--- こじんまりと、楽しく、贅沢に。 そんな夢をかなえてくれる礼讃に再訪。若く純粋なこだわりを持つ大将は料理にもお客にも誠実で気持ち良い。気さくさの裏に隠れた厳しさをカウンター越しに覗けるのもこのお店の面白いところだ。 10月の後半は料理の世界ではもう秋の終わり。実ったもの、育ったもの、熟したものをまとめて頂く最高の時期かもしれない。 感心するのは一品一品の仕入れを自らで行い、その美味さだけではなく安全さまでも見抜いているところだ。味だけでなく、そんな心意気をも頂く貴重な体験に、またまた冬の再訪を心に誓った。 [先付]きのこと蟹の酢の物 とんぶりがプチプチと楽しい食感。 [お凌ぎ]ふくさ焼き、丹波栗の渋皮栗、明石のツバス棒寿司、次郎柿の山椒和え 味の彩が豊かな皿。小さな一つ一つに豊かな世界感。 [お椀]岩手の松茸の土瓶蒸し これぞマツハモ!鱧の出汁としっかりとした香りの松茸。このコラボレーションは7月に頂いたが、秋の終盤、円熟したその変わりように感動。 [向付]メジ鮪と白いかの刺身 青森で捕れたよこわ(若いクロマグロ)だとか。イカの透明度と包丁の跡の光の反射は高価な宝石のようだ。 [焼き物]カマス焼き 巻かれて焼かれた房州のカマスの力強さ。それをまさにとろとろのトロ茄子とムカゴが秋の終わりを演出している。 [刺身]佐島のゴマ鯵 炙れの乗った鯵の身と煎り胡麻の香ばしさとの絶妙なバランスが、ついつい駄洒落を想像してしまったことに恥じらいを感じさせる一品。 [蒸し物]うずらの丹波蒸 エビ芋と丹波栗の二種の甘さは口の中に後を引く。 [揚げ物]カマスと松茸の揚げ物 歯を入れた瞬間に松茸の香りが突き上げる、絶妙なカラクリ。 [炊き込みご飯]松茸の炊き込みご飯 [ごはん]名物の土鍋炊きごはん ・いくら丼 ・牛丼 ・自家製なめこ飯 ・白ごはん [お酒]全て料理に合わせてお任せで ・雄町純米吟醸「大観」 ・純米酒「写楽」 ・雄町純米吟醸「写楽」 ・純米酒「丹沢山 秀峰」 ・ひやおろし「北島」 ・純米大吟醸「十四代 酒未来」

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東京都

ワインバー

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隠れ家と言っても良いだろう。 雑居ビルの灯りの切れた階段で3階へ。思い切って扉を開けてホッ。広めのオープンキッチンをテーブル席が囲む。 落ち着いた照明にアットホームな雰囲気のインテリアだ。 若い女性シェフの料理はためらいのない仕事。これが本物なんだろうなと思わせる。 店長はワインの仕入れにこだわり、自ら現地に足を運んで選んでいるとのこと。飲みたい雰囲気を伝えると何本ものワインを机に並べて説明してくれる。気取ったソムリエよりもリアルな説明には感心。 ■干しぶどうのワイン 深みと甘さのある赤。 ■ハムとソーセージの盛り合わせ 芳醇で塩分控えめの生ハム、スパイスの効いたサラミ、上品なハム、味わい深いパテ。それぞれの特徴が活きていて、食べ合わせのバランスも最高。 ■帆立のクリームコロッケ 熱々のクリームの中に貝柱の塊が。トロトロクリームと歯応え残る貝柱がマッチ。 ■オリーブ【絶品】 これは初めて食す。フレッシュの塩水漬けかと思いきや、パリッパリの浅酢漬。大きな実で種は抜いてある。食感よし、食べ応えアリ。

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東京都

魚介・海鮮料理

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新鮮な魚介をもりもり食べよう。 ■海の果物の盛り合わ【名物】 ステンレスの大きな器に一杯のクラッシュアイスの上に魚介がごっそり。 ・牡蠣(仙鳳趾)/ズワイガニ/タコ/サザエ/ハマグリ/マグロ/サーモン/イサキ どれも新鮮。レモンやワインビネガー、ワサビケチャップ、ホワイトペッパーなど好みの味付けで。魚は微かにオリーブオイル香りづけがされているので少し塩を振って食べると上質な素材の味が面に出て来て美味し。 ■岩牡蠣 (花美/長崎) 仙鳳趾よりもふっくらした形。一口で食べる限界のサイズ。味はクリーミー、周りはシャキシャキ。口の中いっぱいに牡蠣の美味さが充満。 ■ハムの盛り合わせ ■青唐辛子とマッシュポテトフライ ■ムール貝のワイン蒸しとポテトフライ【絶品】 大きく育ったムール貝は香草やニンニクと共に白ワインで蒸されていて、癖のない上品な旨味が引き出されている。器の中には貝のエキスたっぷりのスープが溜まっている。熱々のポテトフライやバゲッドを浸して。 ■イカスミのパスタ メニューに無かったが無性に食べたくなったのでお願いしました。芳醇だ。サッパリしたトマトの香りが微かに残る。やや固めに茹でたパスタの歯応え。見た目よりも繊細なパスタ。 ■ドライトマト 早めに来店したのだが、ホールはいつの間にか満席に。皆、会話が弾んで賑やかだ。そんな活気がそのまま料理に乗り移る店。 貴重です。

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神奈川県

串焼き

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寒い夜には温かい料理と甘くて美味い冬野菜が最高。 そんなホッコリを夢見て再訪。 ■牛筋と大根の煮込み 温かくてともて深い味。よく出汁のしみこんだ大根とフレッシュ感の残ったニラの取り合わせはナイスセンスだ。 ■山芋の短冊 ■厚揚げに入った納豆 香ばしく炙られた揚げの中に大粒の納豆。和製パニーニのように食す。 ■〆鯖 脂ののった鯖を程よい〆具合で頂く。 ■イカの塩辛 二日目の塩辛は臭みなく芳醇。柚子の香りが爽やか。 ■生湯葉とキノコのあんかけ ■ヤマトイモのトロロご飯 立派な大和芋をその場で擦ってもらった。箸で持ち上げると全てが一塊で宙に浮くほどの濃さ。元気が出そう。 心も体も温まった。こんなお店が地元にあるなんて幸せだなとしみじみ思ったり。 季節の料理をカウンター割烹のように楽しませてくれているが。。。そう言えばここは串焼き屋さんだったのだ。次回は必ず串を楽しもう。

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神奈川県

イタリア料理

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こんな所に⁇ と誰もが思う穴場イタリアン。 電車の駅からは歩いて行けない程の奥地にこの店はある。 風になびく大きなイタリア国旗とシチリア州の旗が目印。 大きな住宅のガレージを改造したような空間にイタリアから持ってきた調度品が素朴かつダイナミックにレイアウトされている。 薪を焚くピザ釜が入口のアクセント。広いホールは赤い木の椅子と赤白チェックのテープルクロス。 そして、ゆとりのある赤白オープンキッチンに店主が一人。ホールにはウエイトレスもウエイターもいない。 料理は全てアラカルト! 種類も豊富だ。 容赦なく2人で頼んだのは以下の料理。 ■前菜盛合せ(生ハム、グリーンオリーブ、ホカッチャ、キッシュ、煮込野菜他) ■トマトの入ったサラダ ■生ハムとルッコラのピザ ■豚肉のロースト ■ホウボウのアクアパッツァ ■エスプレッソをかけたバニラアイス どれも美味。 下味や調理の仕方がホンモノみたいに。素朴ながら手が込んでいるような、計算された勢いがあるような。 ここの孤独なシェフは3年ほどシチリアに滞在してそれを身体で覚えてきたのだろう。 特に豚のグリルのハーブには唸る。そしてアクアパッツァホウボウが見えないくらいに入っているムール貝はふっくらジューシーで味わい深い。 「なぜここに…?」最後までそれは謎のままだった。 お客は、夫婦客や大人家族客が4組、一人客が2組だ。 当然さばけない、遅い。しかしお客は耐えている。美味い料理を食べたいからだ。 ドリンクは自分で冷蔵庫から取ってきたり、オーダーはお客がメモにして渡したり。 そんな協力が温かく微笑ましい。 再訪を心に誓い店を後にした。

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神奈川県

イタリア料理

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登戸駅近の旧商店街にあるカジュアルイタリアン。 夜でも多彩なアラカルトメニューが楽しめる。 シェフはシャイなようだ。オープンキッチンの中で黙々と料理に向き合っている。 特筆すべきはホールの女性だろう。お客の気持ちを理解しようと相当に気配りしている模様。しかも料理やワインに対する見識も深いらしい。相談するとズバリ最適なアイデアを提案してくれる。 ここではメニューを見ながら当てずっぽうに注文せずに自分の希望を率直に彼女に伝えた方が良い体験ができそうだ。 ■生ハムとサラミの盛合せ 特にサラミが芳醇。生ハムと2種は熟成を感じられず残念。 ■鮮魚のカルパッチョ 当日は真鯛。しっかりとした歯応えが新鮮の証。フレッシュなオリーブオイルとハーブの利かせ方には上等のセンスを感じる。 ■スモークサーモンのテリーヌ【絶品】 強く勧められて注文。なるほど、唸るような旨さだ。うず高く盛られた野菜の下にホワイトピンクのすごい奴が隠れてる。スモークサーモンの旨味と出汁の効いたクリームが完全に一体化されている。二人で食べやすいように密かに包丁が入っていた。優しいのだ。 ■メカジキのグリル バサバサせず柔らかさとキレのある食感。炙られ味と塩加減の旨さ、深みのある魚肉が完璧なバランス。 ■牛ハラミの赤ワインソース レアのハラミに自分達が飲んでいるワインに合わせたワインソースを。その気遣い自体が美味しい。もう少し焼きを入れてもう少しだけ塩をした方がハラミ特有のコクが出そう。 ■ドルチェ クレームブリュレ風のアイスとエスプレッソ なぜ?溶けないのか、不思議。 メニューも時季に合わせて変化するようだ。 近いうちに再訪すべし。今度は名物のジェノベーゼを楽しみたい。

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神奈川県

ビストロ

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待ってました!シンプルで上質なフレンチバル この4月にオープンしたばかりのお店です。 初々しい緊張感が漂う店内だが、食べ始めると飲み始めると、独特の楽しさと力強さを発揮してくる。 こういうお店、個人的には待ちに待ってました。 メニューは豊富。しかもアラカルトで頼める。 ■フォアグラのテリーヌ フォアグラの豪華で濃厚な味を上品にアレンジしたテリーヌ。皿の上にさりげなく撒かれた胡椒を拾い、カリッとしたパンに乗せて。 これは絶対に頼むべき一品。 ■24ヶ月熟成の生ハム 薄くスライスされた明るい色のハム。味は控え目だが後に香が口の中でドンと広がる。ビールと一緒だとコクと言うより臭みとして感じられるのが残念。 ■バーニャカウダ ■エイヒレのグリル 今日一の料理!肉厚の特大エイヒレをグリル。味付けは至ってシンプル。芳醇な脂身と軟骨の歯応えがたまらない。聞いたところ、生のヒレをグリルしているとのこと。参りました! ■津軽鶏もも肉の串焼き これもシンプルな味付けで鳥の味を引き出してる。パリッとジューシー、更に旨味が口の中いっぱいに広がる一品。 ■チーズ盛り合わせ ■グリーンオリーブとドライトマト グリーンオリーブは塩水漬けでパリパリとした食感が残る。 ドライトマトはセミドライ。濃厚な果肉とオリーブオイルが絶妙なマッッチングだ。 ■ワイン 好みを伝えると紹介してくれる。割とリーズナブルな価格帯のものを多く揃えている。 40席をホール2名、キッチン2名で回している。 若い家族や三世代家族、カップルとそれぞれ雰囲気や味に期待してそうな人達が集まっている。 シェフのは30代半ばの誠実そうな男性だ。 フレンチと言いつつ素材の味勝負。 好みや価値観が合いそう。地元の名店ボキャブラリーがまた1つ増えたと確信。 #GW2016