【地元に味と感謝の恩返し!】「究極のラーメン2018新店部門準GP」獲得の実力派新店奮闘中!! 《お店メモ》 大阪メトロ四ツ橋線「北加賀屋」駅から徒歩5分ほど「北加賀屋商店街」に2017年3月25日にオープンした『麺物語つなぐ』は「究極のラーメン2018新店部門準GP」を獲得したのち、関西の数々のグルメ番組やメディアにも取り上げられた注目店。食べログでも3.58の高評価(2018年10月30日現在)と開店して1年半の新店ながら、鶏と魚介のWスープ使いに創作系のメニューも取り揃えてますます人気店となって奮闘中です! 寺岡店主は、飲食関係の会社を退職後、森の石松で有名な遠州の静岡県周智郡森町にある人気店『7福神』で修行し、地元の大阪北加賀屋にて独立開店された経歴の持ち主。 ラーメン店を開業するきっかけというのが、実家のお母さんが女手一つで寺岡店主を育てながら経営していた居酒屋を、お母さんと一緒に新たな飲食業態で商売しようということで、ラーメン業界に転身。 親交のあった人の紹介で静岡の『7福神』の店主に頼み込んで修行を始めたものの、想像以上に過酷な体験が彼を襲いつつも、独立開業を夢見て必死に経験を積み、ほどなく姉妹店の店長を任されることに。 その後、実家に帰ったところ、お母さんが突然脳梗塞で倒れて入院し、母親と二人で開業しようとしたラーメン店が一旦白紙の状態に。母親の医療費も稼がなければならない、独立開業も迫っているとまさに必死のパッチの状況。どうせやるなら広い厨房のあるテナントで初志貫徹したい!と探したところ、実家にもほど近い現在の場所が見つかり、開店に至ったという苦労人です。 親孝行の寺岡店主の努力の甲斐あって、お母さんも今はリハビリ中で、コミュニケーションもとれるくらいにだいぶ快復され、お店もやっと軌道にのってきたようで、なんとも浪花節的な泣ける話に感動した次第です。 《おすすメニューレポ》(税込み) ・明日の塩ラーメン:750円 ・味玉:100円 ・うま味黄身しらす丼:380円 素材にとことんこだわった無化調の昔ながらの中華そば、塩らーめん、つけ麺(醤油・塩)の他、季節限定ラーメンも提供。そのメニューから「明日の塩ラーメン」と「うま味黄身しらす丼」を注文。 その渾身の一杯は、斜めになった丸いボール状の器に黄金色に光るスープと細麺ストレートに三つ葉と白髪ねぎ、味玉が綺麗に盛り付けされ、別皿にイタリアンポークのレアチャーシュー、朝引き鶏のレアチャーシュー、メンマ、水菜、かまぼこと一鉢と一皿が芸術品のようなセンスの良い盛り付けです。 このレアチャーシューの肉の旨味が存分に味わいながら、愛知県産銘柄の丸鶏の鶏ガラ、手羽先を使用したスープに節4種、昆布3種、煮干しで作ったワンランク上の魚介スープを半分ずつ合わせたあっさりしたWスープはまさにごまかしのきかない塩の醍醐味を十分に引き出してくれています。 麺は、太陽製麺謹製の全粒粉入りの細麺ストレート。小麦の味を感じながら喉越しの良さを堪能できます。 全体にバランスが良くじんわりとした旨味。丁寧にした処理された鶏と魚介のWスープの優しい味わいが身体に染み渡って至極の一杯を味わいました。 また、このお店の自慢である「しらす丼」は、修行先の駿河湾の港で味わった感動を大阪の人にも届けたいと、駿河湾の港から直送してもらっている一品です。新鮮さと漁獲時期にもよって仕入れもまちまちとかで、この日は、幸運にも希少な「うま味黄身しらす丼」が味わえました。 温かいご飯に新鮮な生しらすと刻み海苔、大葉といたってシンプルなものの、醤油と合わせた黄身をかけることで、プルッとした独特の食感と黄身が混ざることでマイルドな味を楽しめました。 いやはや、塩ラーメンといい、しらす丼といい完成度が高く実力派ならではの絶品であっぱれな一杯でした。 《追記》 寺岡店主曰く「今までの人生は、周りの人に助けられて、人と人の繋がりで前に進めて成長できたと思っています。だから、これからは人と人を繋いだり、僕と人が繋がって成長しつつも、いつも感謝の気持ちを忘れずにいこうと。そしてまだまだ精進していかなあかんと思います!」と。 お店は、高校時代の同級生の女子!!接客も、とても丁寧で、気持ち良い対応。実は、同窓会で再会し、今は主婦となった3人の同級生がローテーションを組んでのサポートという体制だそうな。やっぱり人柄がええんですな寺岡店主!! 屋号は、ラーメンと人を繋ぐという意味を込めた『麺物語つなぐ』。店主のトレードマークの黒いTシャツの左胸に縫い付けている「279」はまさに「つなぐ」でした。これからも期待して再訪したいお店です。 #究極のラーメン2018新店部門準GP #鶏と魚介のWスープ #絶品塩ラーメ