【問答無用!の大阪で人気のうどん店巡り❹】ミシュランガイド京都・大阪2016/2017《ビブグルマン》掲載の人気店! ◆こんなお店 あのミシュランガイド京都・大阪《ビブグルマン》で2016/2017年と連続で選ばれ掲載された大阪を代表するうどん屋さんの一軒。屋号は店主の乳原(うばら)という珍しい苗字をひらがなで表記したもので、2011年9月19日に上本町にて開業。 ちなみに《ビブグルマン》は、星は付かないまでも、コストパフォーマンスが高い、調査員おすすめのレストランのこと。主に5000円以下で食べられるお店が選ばれています。 ◆ランチタイム実食レポ(税込) ・彩りぶっかけ(大):980円 ・えび天 1本:200円 開店してわずか5年あまりであのミシュランガイド京都・大阪《ビブグルマン》に掲載された『うどん うばら』を食べずして、大阪のうどんを語る資格無し!の私もやっと初訪問。 今回はお店の人気メニューの具が全部入った「彩りぶっかけ」にトッピングの「えび天」と無料の大盛りを注文。 黒いタイル造りのカウンター席に通されます。目の前では店主が、うどんの茹でから天婦羅まで手際よくリズミカルな動きで次々とオーダーをこなしていく姿がライブ感たっぷり見学できます。 茹で時間を計る3個のタイマーはそれぞれ11分をセットし、茹であがる毎に音が鳴り、すかさず自分の手でうどんの茹で具合を確認されますが、まだ堅いと感じた分は、すぐさま1分延長した上で茹でるという、店主の徹底した職人気質が踏襲されたスタイルで茹で上げ、揚げたての料理をどんぶりに盛り付けて提供しています。 とにかく、休む間もなくうどんと天ぷらを作り続けている姿に感心しつつ、さて私の頼んだうどんが、まだかまだかと待ちわびつつ期待が高ぶります。ホール担当は多分、店主の奥様を含め3人のおばさん方。厨房には、店主と若い娘さんの5人で次々来店されるお客さんをてきぱきと捌きます。 入口で書き込む「記名」はそのまま伝票に転記され、座席の誘導や注文品の確認でも「〇〇様」と呼んでくれる接客姿勢にも、さすが!と好感度が持てます。それも1回ではなく2回も私の名前を呼ばれた際はすでに憶えてくれていてくれたんだとびっくりするくらい、注文時や運ぶ際にも気遣いを忘れず、おもてなしの精神に溢れています。 やっと目の前に登場したうどんは、大きな具がたっぷり盛り付けられた豪華なもので、見るからに揚げたてサクサクの天ぷらがどれもこれも芸術的で、見映えの良さでも群を抜いています。 その天ぷらは、青森から取り寄せたちくわ天、このお店の人気メニューのとり天ぷら、大葉、かぼちゃ、なすび、そしてえび天、薬味にレモンひとかけ、生姜、青ねぎという豪華メニュー。 その具材に隠れたうどんに、早速ダシつゆをぶっかけます。少し細めのうどんは、若干ねじれのある凹状の形状で、つるつると噛まずに飲み込むと喉越しが良くまずびっくり!隣のお客さんは、ズルズルっと豪快な音を立てながら音を立て食べるように、私も一心不乱にこの絶品のうどんをズルズルといただきます。そのモチモチ感は秀悦の一言。しなやかに伸びる麺、コシもしっかり残してあって、風味も申し分ありません。 豪華なトッピングのさらに上をいく横綱級のこのうどんの美味しさっていったい!!というくらい、他のうどん屋さんの麺とは一線を画した絶品で匠の作のうどんです。今までなぜ実食しなかったのかと残念に思うくらいの衝撃でした。 さらに、とり天ぷらは、鷄モモの皮を取っていて、女性にも食べやすいように、平たく揚げているのが特徴で、これもジューシーでサクッとして美味。ちくわ天ももう一本食べたいほど、魚のすり身の旨さがパンパンに詰まった一品でした。 そのぶっかけのダシつゆは決して甘過ぎず、うどんの風味を損なわず、あくまでも主役のうどんの脇役たる務めをしっかりやっているバランスの良い味わいでした。 ◆追記 繊細な手仕事によって提供されたうどんは、まさに店主の料理を一つひとつ丁寧に作って、お客さんにお出しするという姿勢と一生懸命さがこの一杯に込められていて、その美味しさがお客さんの口にしっかり伝わり、次から次へと伝播されて《ビブグルマン》に掲載されるうどん屋さんになったんだなと合点がいきました。 味も接客も雰囲気もすべてにおいて大阪の「粋」がつまった『うどん うばら』を食べなければ、ホンマにもったいない!並んででも食べる価値あるお店です。 #問答無用!の大阪で人気のうどん店巡り #ビブグルマン掲載のお店 #大阪で人気のうどん店 #絶品ぶっかけうどん #食べないともったいない #上本町の名店 #夏休みキャンペーン