食事とお酒のマリアージュ、間違いなく堪能させて頂きました。 「マリアージュ」なんて言葉は私には滅多に使えません。不釣合いでこっぱずかしい。しかし何ともそんな風にしか表現できません。 まさか、一皿毎にお酒を変えてくるとは〜。 素敵な方々と七人横並び。まるで「荒野の七人」、いや日本だから「七人の侍」。 美しい泡立ちのシャンパンでスタート。一皿目のホワイトアスパラでもう泣きそう。メニューの表記と見た目が一致しません。どうやら必ず裏切ってくる感じです。海老出汁のジェルと雲丹に挟まれたホワイトアスパラのムース。こんなに強い旨味に挟まれながら、爽やかな存在感は明らかにアスパラガスの料理です。 色鮮やかな春巻きはオマールでソースは完熟マンゴー、若竹には香草のサワークリームになんとキャビアが添えてあります。 いちいちワインがすすみます。もう少し飲みたい!ってとこで次のお皿。 期待を越えて裏切られる事って、こんなに快感なんですね。自分が大切に使っている道具にも似た快感を覚えるのでした。 余す事なく味わおうと、全身の味覚、嗅覚、触覚を使って味わってしまいました。なんて嫌らしい姿。 ソムリエと料理人、たった2人に幸せな返り討ちあった七人でした。