Hiroshi  Sasaki

Hiroshi SasakiさんのMy best 2018

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東京都

ハンバーガー

Hiroshi  Sasaki

【ベーコンチーズバーガー】 三軒茶屋にてスーパースター的な存在感を放つ、人気と実力を兼ね備えたアメリカンダイナー。2002年 OPEN。 代官山「BLACOWS」とか、表参道「FELLOWS」とか、両国「シェイクツリー」とか。この手のハンバーガーって挙げたらキリがないし、どれも旨いんですけど…。 断言します。自分の中ではココが1番。 「ハウスメイドベーコンチーズバーガー」は、ホームフライ・コールスロー・1ドリンクつきのセットで1,080円。 「ベーコンチーズバーガー」は、“完全無欠”を地でいくココの看板メニュー。 肉汁あふれる「パティ」は、肉がみっちり詰まっていてボリューム満点。確かな噛みごたえはありつつも、ストレスを感じるかたさはありません。 「バンズ」は、強からず弱からずの味・香りがいい。絶妙な“しなやかさ”があり、中央の具材にしっかりフィットしてくれます。 正直、パティ・バンズ・チーズの3点だけでも充分すぎるほど旨いんですけど、まだまだ序の口。 カリッと焼かれた「自家製ベーコン」は、もはやベーコンの域を超越した肉々しさ。ハンバーガー全体のパワーを着実に底上げしてくれます。 さらに、野菜を2日間かけて煮込んだ「特製ケチャップ」。市販のケチャップより旨口です。量をイけばイっただけ旨くなる。 フレッシュな野菜に具材として最低限の存在感はあるんですけど、それをねじ伏せんばかりに“肉”の主張が強烈。 味もさることながら、量的な満足感もバッチリです。 ドレッシングがしっかりなじんだ「コールスロー」も旨いし、見るからにホクホクな「ホームフライ」もアゲてくれます。 ただ。自分は“旨さ”だけでココを1番だと言っているワケじゃないんです。 理由は他にあります。アレですね。ルカワが田岡監督の誘いを蹴って、湘北への進学を決めた理由と同じ。そう。 「近いから」 ココまで徒歩数分なので。ディナーとか週末とか、混み合う時間帯を完全に避けても、自分には入店チャンスがいくらでもあるんです。 並ぶことなく、行列に急かされることなく、このクオリティをゆったりと味わえる。最高。 しかも。同じ内容のセットは夜だと1,550円。“ランチ”なだけで、約500円も安くなるんです。コレを活用できる環境にいるのは、デカい。 基本、旨い店は好きなんですけど。“並ばなきゃいけない店”とか“自分のタイミングで予約がとれない店”は、どれだけ旨くても嫌い。 つまり、自分の中では“旨いのに並ぶ必要も予約とる必要もない店”が最強なんですよね。そういう店のひとつがココ。 アクセスは。三軒茶屋駅から茶沢通りを下北沢方面へまっすぐ⇒デカいゴリラがいるビルの前の小さな交差点を左折⇒しばらく歩けば右手に見えてきます。 グルメじゃないブログ「しょくいんしつ」 http://eaters-room.blog.jp/archives/25639728.html

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東京都

中華料理

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【チャーハン】 都内屈指の超ハイクオリティ・チャーハンを堪能できる、創業1978年の名店。 神楽坂駅の近く、早稲田通り沿いにジョナサンとベローチェが並んでいまして。ベローチェ向かい、下り坂の小道を入ったところにあります。 大学時代に入り浸っていた友達の部屋が、ココからすぐのところにあったので。 “残念コンパ”の翌日に、「飛鳥(閉店)の辛味噌ラーメン」か「龍朋の塩ラーメン」を食べる…というのがルーティンでした。 ココの「塩ラーメン」には梅がトッピングされているんですけど、それがまぁ絶妙で。当時は「チャーハン」なんて眼中になかったです、正直。 だから、初めて「チャーハン」を食べたときは度肝を抜かれましたし、困惑もしました(次から絶対オーダー迷うなぁと)。 「チャーハン」は770円。玉子・チャーシュー・ネギと、構成は至ってシンプル。奇をてらう要素はまったくありません。 ただ、チャーシューの存在はかなり大きくて。噛んだときに肉汁・旨みを放出しながら馴染んでいくカンジが秀逸。さらに量も多い。 玉子やネギも含めた味の方向性は確実に“普通のチャーハン”なんですけど、旨さの次元はちょっと普通じゃない。 そして、侮れないのが「スープ」。豚骨・鶏ガラ・かつお節・煮干しとかを使っているそうで。 ブワッと煮干しが香る。土台にガッチリとした旨さがある。味噌汁みたいな甘みもある。かなり旨い。 この“チャーハン&スープ”の応酬も快感そのもので。お互いに旨さを高め合っています。もう、すべてがパーフェクト。 15年前から賑わってはいましたけど、今は混みっぷりに拍車がかかっている印象。 相席になったり、待ったりする可能性は高いです。ただ、11:00〜23:00の通し営業なので、アレだったらヘンな時間を狙ってみてください。 ヘンな時間に大混雑…もわりとあるんですけど、ピークタイムよりはマシです。 グルメじゃないブログ「しょくいんしつ」

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東京都

ラーメン

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【中華そば】 長浜らーめんの良店として名を馳せる「田中商店」の姉妹店。豚骨ではなく、“清湯スープの塩ラーメン”の店です。 もう、ひたすら旨い。食後、「なんで俺の苗字、田中じゃねぇんだよ」と軽く不機嫌になったくらい、旨い。 神楽坂上交差点から早稲田通りを神楽坂駅方面へ。右手に現れる1本めの路地を入ったところにあります。2014年10月 OPEN。 「中華そば」は780円。おそらく、世の中華そばの大半は“鶏ガラ醤油”だと思いますが、ココでは“塩ラーメン”です。 青磁の麺鉢になみなみと注がれるスープは透明度が極めて高く、かなり深いところまでスケスケ。このスープがとんでもなく旨い。 “塩”の主張は最低限くらいのイメージ。それがむしろ効いているのか、豚?とかスープの味を形成している土台の部分がズズンと持ち上がってきます。 カドはないけど、確かな旨みと華やかさがある。何かこう…高貴な印象すら覚えるスープです。 麺は博多「トリオ製麺」の平打ちストレート。若干やわらかめで、すする度にジュルッとスープをもってきてくれる。 チャーシュー・メンマ・ネギというシンプルなトッピングが、より1杯の完成度の高さを強調しています。 食券を渡すときに言えば、鶏油とか背脂とか足せるみたいなんですけど。どんな味になるんだろう?ちょっと想像できない。 塩ラーメンって正直そんなに知らないんですけど、自分の中では「饗 くろ㐂」に追随するくらいの衝撃がありました。 「田中商店」の血、おそるべし。 グルメじゃないブログ「しょくいんしつ」

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東京都

四川料理

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【芝蘭麻婆豆腐】 陳健民の魂を高純度で受け継ぐ気鋭の料理人・渡邉嘉朗氏が生み出す“本気モードの四川料理”を堪能できる、神楽坂の名店。 場所は“かくれんぼ横丁”の中。シックな黒塀のエントランスが目印です。 渡邉氏は「四川飯店」で研鑽を積んだ後に独立(ココとは違う店)。その後、2007年12月にココ「神楽坂 芝蘭」が OPEN するんですけど。 志をともにし、「芝蘭 板橋本店」を立ち上げた下風慎二氏が…“陳健民の右腕”と呼ばれるほどの傑物だったそうで。 この“血脈の濃さ”って、ちょっと看過できないレベルですよね。 ランチの「芝蘭麻婆豆腐」は1,080円。ライス・漬物・デザートはビュッフェスタイルで食べ放題です。 さらに200円をプラスすることで、麻婆豆腐を本気の「本場陳麻婆豆腐」へ変更できます。当然、“本気”でイク。 山椒油が浮かぶスープは、深みを帯びた“赤”。そしてヒタヒタ。その中に、“ドバドバ”と擬音が聞こえるくらい豆腐がブチ込まれています。 “辛味不感症”の自分が「ちょっと辛い」と思うくらいなので、苦手な人は用心してほしいんですけど。 旨いです、果てしなく。 唐辛子の“キレのある辛さ”、豆板醤や甜麺醤の“厚みのある辛さ”、豚肉の旨み、ネギや葉ニンニクの香味、スパイシーな山椒。 個々が明確に主張するため、“鼻で感じる要素”も“舌で感じる要素”も多い。それが巧妙に入り組んだ旨さを生み出しています。 “旨辛”の余韻に浸りたくて、ビュッフェの杏仁豆腐はスルー。スープもザーサイも、どんな味だったか覚えていません。 正直、ただ辛いだけの麻婆豆腐も好きですし、のっぺり単調な味の麻婆豆腐も好きですけど。 “ちゃんと辛くて、すごく旨いヤツ”があるなら、それが1番。それが最強です。 そして。たぶんコレは、自分の知っている麻婆豆腐の中で、もっとも“最強”に近いと思います。 グルメじゃないブログ「しょくいんしつ」

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東京都

中華料理

Hiroshi  Sasaki

【チャーハン】 自分の中の“おいしいチャーハン”ランキングにて、もう何年もトップ争いを演じ続けている有楽町の名店。 自分の舌なんて安いですから、“そのへんの半チャーハン”で満足しちゃうのが日常ではあるんですけど。 “あえてチャーハンを食べに行く店”はあんまりなくて。今パッと思いついたのが、ココと神楽坂「龍朋」の2軒だけです。 場所は有楽町の駅前、東京交通会館のB1。創業は1973年?(っていう自分のメモがあったんですけど、ソースが不明なため調べなおしています) 「チャーハン」は730円。プラス100円で大盛りにもできるみたいですが、通常サイズでも充分な量。 具材は、玉子・ハム・ネギ。そう、チャーシューじゃなくてハムだったハズ。シンプルである以上に“家庭的”なんです。 で、醤油は使っていないのかな?っていうくらい、あっさり“塩”な味わい。それでいて、旨みはバッチリあるし。適度にしっとりの食感も絶妙です。 そして、生姜がブワッと香る醤油味の「スープ」を、チャーハンの合間にちょいちょい。コレがまた旨い。 さらに、困ったことに「餃子」も素晴らしいんですよね。6こで450円。 ココの餃子はニンニクの代わりに生姜が起爆剤になっていて、豚肉の旨みやキャベツの甘みがドンと広がる。とても旨い。 あとは、見た目が美しいですよね。旨けりゃ何でもいい…とは思いつつも、やっぱりビジュアルがいいとアガります。 「シンプルなものじゃなきゃダメ」なイチローのお気に入りっていうのが、実際に食べてみるとよくわかりますね。 普遍的な部分を追求し、磨き上げてきた“凄み”みたいなものがヒシヒシと伝わってくる店です。 グルメじゃないブログ「しょくいんしつ」 http://eaters-room.blog.jp/archives/15399557.html

Hiroshi  Sasaki

【ハンバーグスパゲティ】 創業は1967年。ナポリタン界の重鎮・信夫健二氏が半世紀にわたり貫いてきた味を体感できる、新橋の老舗喫茶店です。 ニュー新橋ビルの1Fだと勘違いしていた期間が2ヶ月あって、ランチにギリギリ間に合わなかった…が1年近く続いて。 そして、やっと行けたと思ったら“工事中”ですからね。さすがに「あ、コレ縁ねぇわ」と思いましたよ。 あと1回だけチャレンジして、入れなかったらもう来ない。そう心に決めて挑んだ“あと1回”がこの日。ランチ終了直前。 オーダーは「ハンバーグスパゲティ」850円。自分がイートナポ氏のブログ・動画で予習しながら構築したイメージは、ひと口で粉砕されました。 誤解を恐れず感じたままに書きますけど。この「ナポリタン」、ブヨブヨなんです。 ココのパスタは茹で置きしてあって。オーダーが入ったら、パスタにケチャップ・自家製トマトソースをからめつつ炒め、ハム・玉ねぎ・マッシュルームを加えて仕上げるそうです。 で。茹で時間が長いのか、茹で置きの効果なのか、パスタが膨張しているような…。そもそも2.1ミリの太いパスタなんですけど、もっと太く見えます。 序盤は視覚情報と食感に差がありすぎて、パニック状態でした。このブヨブヨに慣れると、ようやく“味わえる”ようになってくる。 まず、総合的に味は強め。たっぷりのソースを、やわらかいパスタがごっそりからめとっているからです。 ただ、自家製トマトソースに“ミートソース”的な要素があって、ケチャップの甘酸っぱさはひかえめ。見た目よりずっとテクニカルな味です。 トマトソースで覆われた「ハンバーグ」も、食感はかなりやわらかめ。合挽きとのことですが、やや豚が強めかも。素朴で背伸びしていないカンジがとてもいい。 正直、想定より遥かに“個性的”な「ナポリタン」だったので。 “おいしいかどうか”とか“好きかどうか”とか、そういう単純な話をしてしまうと、いろんな意見が出ると思います。 ただ、“50年以上も続いている意味”とか“年季ムキ出しの店内”とか“帰り際の信夫さんの笑顔”とか、単純じゃないこともたくさんあるので。 トータル、行く価値しかねぇなと。食う価値しかねぇなと。そう思いました。 ただ、このときみたいに気張って行くのはチガウかな。日常の中でサラッと利用してこそ真価を発揮する名店。 グルメじゃないブログ「しょくいんしつ」