Hiroshi Sasaki
飯田橋駅
居酒屋
【土鍋炊き 穴子めし】 https://www.instagram.com/p/CiFTnaeLvts/ 居酒屋レベルの値頃感で居酒屋を優に超えるクオリティの品々を楽しめる、神楽坂の素晴らしい和食店。 早稲田通り沿い、とんかつの名店「あげづき」の向かいに地上エントランスがあります。2013年6月 OPEN。 階段をおりたら、まず靴をぬいで靴箱へ。店内へ入ってすぐのところにカウンター、それ以外は掘りごたつです。 オーダーしたのは6,000円?8,000円くらいのコースだったと思うのですが、行ったのが OPEN して間もない頃でして。あいまいでスミマセン。 先付は「切り干し大根」と「お浸し」。ピッチよく飲みたい序盤は、コレくらいのポーションがあるとうれしいです。器も綺麗。 刺身はスズキと真鯛。そして、輪島漁港で獲れる鬼海老。どれも新鮮でハリのある食感です。コチラも器が“台”くらいの存在感でカッコイイ。 焼物は比内地鶏の「手羽先」と「ネギマ」です。 手羽先ってまずオーダーしないので(食べるのがメンドクサイ)、こうやって強制的に出してもらえるのはありがたいです。焼き目は香ばしく、肉質はムッチムチ。 ネギマは肉の旨さもさることながら、甘みのあるネギのアシストが巧み。いいネギ使っているんでしょうか。 蒸物は「旬野菜のセイロ蒸し」。コレ、すべて加賀野菜です。どの素材も味が濃いので、ちょっと塩を振るだけで極上の旨さに。 箸休は「もずく酢」。ちなみにグラスに注がれているのは、1つが秋田の純米「新政」。もう1つは水なんですけど、コレがただの水ではなくて。 ココ、銘酒「鶴齢」でおなじみの“青木酒造”と親しくされているそうで。この水がまさに「鶴齢」の仕込み水なんです。 そして、この「鶴齢」の仕込み水を贅沢に使っているのが「土鍋炊き 穴子めし」。 穴子を炊き込むだけでは飽き足らず、さらに魚沼のコシヒカリを、魚沼の極上の水で炊き上げるという暴挙。 飯碗によそうと顔を覗かせる、美しい“おこげ”。完全にオーバーキルなんですけど。マジで旨いんですけど。 そして、〆の甘味が「ライスプリン」。なめらかに見える白い部分はすべて米。米のやさしい甘みとベリーの酸味がよく合います。 こだわり素材のおいしい料理をたっぷり味わえるけど、会計は“ちょっといい居酒屋”くらいの金額にしかなりません。 また、とりあえずの生ビールが「熟撰」な一方で、小娘が喜びそうな果実酒も完備だったりします。 いろんなシーンで使える、すごくいい店です。