前から行きたかったグランメゾンで、娘の誕生日お祝いをしてきました(^^) こちらは、高級邸宅街の渋谷・松濤に佇む、大正時代の瀟洒な洋館を利用した一軒家レストラン。 天皇陛下や雅子さまご一家が訪問されたことでも有名です。 お店の外観は大邸宅が並ぶ周辺に溶け込んでいて、看板等もなく石造りの門に「CHEZ MATSUO」と刻まれているだけなので、知らなければ通り過ぎてしまいそう。 予約した時間の15分ほど前に着いてしまいましたが、もうギャルソンが外に待機されており、脇の駐車場に案内してくれました。 早く着いたおかげで?、早い者勝ちの2台だけある駐車場に無事停められました。 まずは、待合室のような場所へ。 照明落とし気味で、アンティークな調度品や高そうなお酒が並んでいます。 案内されたのは、中庭が眺められる広い個室。 通常時は4~5卓ほどテーブル席が入るのでは思われる広さで、8人用テーブルを3人で利用するという贅沢。 周囲に気兼ねする必要もないですし、これは安心・安全でいいですね~(^^) レトロな建物ですが、この部屋は鏡張りの壁、シャンデリアなどで、とても煌びやかでした。 まずは、乾杯ドリンクをオーダー。 ■自分は、フランス産高級ジュース「アランミリア」のレッドグレープジュース(1815円)。フランス・ガイヤック産カベルネ・ソーヴィニオン種。すごく濃厚で甘いです。 妻は、ジンジャーエール・ドライ(968円)。娘は、グラス白ワイン(2420円)。 この店はタップウォーターがないので、途中でフジミネラル(ガスなし)(968円)を追加。 では、コーススタート! ランチは1種類のみです(9680円)。 娘に渡されたメニューだけ、なんと名前入りでした。さすが、手が込んでる! ■アミューズブーシュ ゴールドラッシュの冷製ポタージュに ソルベとグリエを浮かべて ゴールドラッシュは、とびきり甘いコーン。生のままでも食べられるそうです。 ■パン 全粒粉パン、胡桃パン、フランスパン なくなると頼まなくてもおかわりを持ってきてくれます。4つめは一周回って全粒粉パンでした。 胡桃パンが、自分的にはナンバー1。 ■冷前菜 長崎県対馬産 柔らかく煮た穴子と季節野菜のプレッセ サフラン風味のタブレとサワークリーム 穴子と合わせてプレッセされているのは、トマトとナス。もう一品は、クスクス。ソースは穴子の煮汁を使っているとのこと。 ■温前菜 長崎県産サザエのカソレット仕立て ロメインレタスのクーリ スナップインゲンとカリフラワーのコポー 下には隠れているのは、サザエと干し椎茸どんこのソテー。野生のアスパラソバージュも珍しい。イカ墨のクランブルがかけられています。 ■メイン魚料理 鹿児島県産尾長鯛のポワレ 甲殻類とココナッツミルクのソース 法蓮草と小さな手長海老 パリパリに焼いた尾長鯛と手長海老の下には、ほうれん草、パプリカ、ズッキーニ。赤い粉は、オマール海老の脳味噌だそうな。 ■お口直し ライチのシャーベット ■メイン肉料理 ニュージーランド産仔牛のマレンゴ風 メークイーンのニョッキとシャンピニオンを添えて お肉は仔牛の首から肩の部分で、とっても柔らか。 デザートの前に「お庭で食べることもできますが」と聞かれましたが、緑が多く蚊に刺されそうな気もしたので、そのまま部屋でいただくことに。 でも、3組ほどの客が外に出てきており、蚊には刺されていないようでした…w ■デザート 山梨県産白桃のコンポートとゼリー イチゴのソーススープ ハーブの泡 ■小菓子 クランベリー入りマドレーヌ、プリン デザートはメッセージなしだったなぁと思ったら、こちらにお祝いメッセージプレートが。 「Happy Birthday」の曲を奏でるグランドピアノ型のオルゴールも登場! ■カフェ コーヒー、紅茶 紅茶はダージリンのファーストフラッシュ。茶葉が若いので紅茶の色は黄金色で、みずみずしい風味だったそうです。 接客はとても物腰柔らかで、グランメゾンだからという上から目線は全くなし。個室ということもあり、いい意味で放っておいてくれたので、水入らずで気兼ねなく楽しめました。 レトロな建物はとても趣があり、古いながらも気品が感じられます。廊下には、天皇陛下や雅子さま一家が訪問された際の写真が飾られていました。 味はもちろん、文句なし。 そして、帰りも駐車場まで出てこられ、見えなくなるまでお見送り。 シェ松尾の本丸である松濤もようやくクリア。 良い記念日を過ごすことができ、今まで以上にシェ松尾のことが好きになりました♪ #フレンチ #グランメゾン #記念日