【2013年にリニューアルされてから毎年伺う大好きなお宿の素晴らしいお料理】 Retty記念冊子「全国のマイベストから選んだ厳選300店」の中でも紹介させていただいたお気に入り 2013年にリニューアルされてから毎年、私の誕生日の9月前後のこの時期に素晴らしい温泉と庭園に加えお宿のおもてなしを体感しに来てます それに何と言っても「なだ万」や「神楽坂 來経」で腕を磨いた立石真平料理長の独創的な”新”日本料理を毎回新しい感動で味わえるのが一番の楽しみで訪れます! 訪れてから一ケ月経ってしまいましたが.... 先ずは今夜の夕食から、本日のテーマは題して『旬彩 六感』 ●先附 「緑黄色野菜の恵み~柔らか葛豆腐にて~」 トマトソースも鮮やかに雲丹に乗った海老やエストラゴン、人参、南京、ブロッコリー、パプリカ、トマトを配した優しいお味で、まるで胃にシグナルを送るような前菜といっても良いくらいの和洋折衷のアミューズです 器は正にモダン・イタリアン・・・かな? ●前菜 「初秋の訪れを感じて・・・」 石板風の陶器に盛られるのは4種類の器に乗った正に「秋」「秋」「秋」「秋」 鯛と鮑にいくらが和えられた紅葉、無花果に鮪を胡麻で和えた三日月、蟹と湯葉に菊花と菊菜が和えられカボスの風味が際立つ菊、鯖寿司に酢蓮根の乗った栗 など四つの秋 この四品だけでもお酒が進みます お酒と言えば、今回は昨年は無かったお酒の新たなプランですがお料理との融合をテーマに「マリアージュプラン」に「セレクトドリンクプラン」などそれぞれのお料理に合ったお酒を提案してくれました 私は5種類の違った味をお料理に合わせてグラスで頂きました ◆先附&前菜:静岡麦酒(クラフトビール)にロジャーグラート・カヴァ(辛口・白) ◆お椀とお造り:宮城・伯楽星(純米吟醸)に秋田・天の戸(純米酒) ◆プリフィクス:シャトーモンベラ・ルージュ 相方は沢山飲めないのですが愛知の今や欧米でも好まれる ◆「醸し人九平次 大吟醸」 を単品で頂きました 錫で作られた竹酒風の器に冷やされてでてきます ●お椀 「THUMIRE」汁 お出汁がとても美味しい中に鰯のつみれにお麩、加賀人参、九条葱、柚子が添えられたお澄まし ●お造り「秋 海」 本鮪 アオリイカ 鯛 細長い信楽の器に彩り良い野菜をアクセントにまるで絵画の様に盛り付けられてます また、瓢箪を重ねた様な醤油皿には刺身醤油だけでなく魚醤と裏メニューの烏賊墨醤油の三つの味わいが楽しめます メインのお魚とお肉のお料理は以前から同じスタイルのプリフィクスでそれぞれ3種から選びます 魚料理は二人共 ●稲取産金目鯛 新鮮な金目鯛をソテーして皮まで香ばしく、コクのあるパプリカソースで和洋折中の味が楽しめます お肉料理は相方は和牛ヒレ肉のソテーでわたしは ●富士の国 豚 ポワレ 静岡のブランド豚を低温調理で赤身を残し柔らかくしたものを厚切りにしてメレンゲ風に泡だてたハーブ散りばめた和洋折中のソースで味わいます 変わってるのは添えられた雪花菜にフォアグラが練りこまれて口の中に変化を与えてくれます ●お食事は「秋刀魚ごはん」お米は山形つや姫に生姜と木の芽を和えた焼き秋刀魚の炊き込みご飯 焼き秋刀魚の香ばしさと脂が炊き込みご飯に絶妙に絡んで味わいのあるご飯に 残ったご飯はおにぎりにして夜食としてお部屋へサービスされますが、これがまたお出汁をかけて香ばしいお茶漬け風の秋刀魚ご飯に変身、ついついいただいてしまいます ●デザートは「巨峰×柚子〜風味親和力〜」 ライトアップされたお庭を望むテラス席でバースデープレートと一緒にひんやりと心地よい風を感じながらいただきました さて今宵は蔵を改装したBARで食後のカクテルをいただいてから、三日月が照らすお部屋の露天風呂で寛ぎましょう 今回も素晴らしい一期一会のお料理との出会いで、新たな驚きと感動を沢山分けてもらいました‼︎