丁度腰の手術後の湯治を兼ねて記念すべき400投稿目は私の大好きな 東伊豆河津・峰温泉の玉峰館からお伝えします この大正15年から続く老舗高級旅館は2013年に玄関と櫓から噴煙を上げる源泉と趣のある門構えや建物、一部の大浴場のみ残して、新しく離れや浴場棟、日本庭園を新設して大改装 古きよきものとモダンなエッセンスをコンセプトにリニュアルオープンしました また、こちらは全く異業種のGMOクリック証券グループが初めて温泉旅館の再生事業に手を付けたことでも当時話題になりました ターゲットは女性客! リニューアルされた年の初秋の2013年、さらに翌年と毎年の再逗留ですが-先ずは夕食編からお伝えしていきます こちらの楽しみの大きな部分を占めるのが素晴らしいお食事! 日本料理の「なだ万」などで腕を磨き、神楽坂「來経」で料理長を務めた、立石真平シェフが従来の旅館の食事の常識を破り工夫を凝らしたコース料理で迎えてくれます 宿泊客自身が好みの魚料理や肉料理を予約時ではなく、その場で各一品ずつ選べるプリフィックス方式を採用 好みに応じて調理法も変え、自分だけのおもてなしを味わえると言ったら言い過ぎか? 先付けは秋野菜のMEGUMI柔らか葛豆腐 トマトソースの味わいに秋野菜とカニに葛豆腐のコラボが絶妙 前菜は六感で楽しむ初秋のART まぐろやヒラメを使った前菜 ソースが抜群 それにサイドにはワイングラスに入った淡い酸味のあるジュレに貝とキャビアが不思議な甘みと旨味を添えてくれます これらに合うお酒は?迷いましたが 最近はパリの三ツ星レストランでも大人気の【醸し人九平次】の大吟醸 錫の容器に入ってワイングラスで香りと一緒に賞味します お椀は静岡名物の黒はんぺんを使ったオマージュ 焼きネギがお出汁に染みていいお味 お造りは新鮮な秋鯖とハタに戻りかつおをこちらの名物:チーズ風味の少しする特別な刺身醤油で味わいますがこれがお刺身に合いお魚の味を引き立ててくれ とっても旨いのです!もちろん普通の刺身醤油でもいただけます 次のメインの魚料理は3種類から選択しますが、私は稲取産の金目鯛 相方は伊東産の新鮮なカマスを使ったもの 金目鯛はイタリアンでもいただいたようなソースでコクがあります またカマスはお野菜たっぷりの餡がかかってあっさりした中に魚の旨みが味わえます メインのお肉料理も3種類から選択 柔らかい和牛ひれ肉は焼き野菜がサイドに添えられレモンと岩塩でいただきます 京鴨はキノコソースに焼き野菜がサイドでそえられています 一緒に味わうトリュフ入りのオカラの和えものは初めて味わう不思議なお料理です お食事はつや姫で炊かれた焼き秋刀魚ごはんを、赤出汁となす・胡瓜・蕪などのお新香とともに 残ったご飯はおにぎりにしてくれ熱いお出汁と共にお部屋に夜食でお茶漬けも デザートは巨峰とゆずのゼリー かなりのお料理やその味付けが今まで味わったことのない新鮮な感じがします また素材の持つ旨みや甘みが堪能でき、器もそれぞれのお料理にあった素朴で斬新なものが使われます これを味わう為ににわざわざ河津まで来ているとも言えますが、立石シェフのお料理には一品々々が感動と驚きの連続です!! 食後はお隣の蔵作りのバーで持参したジョン・ピッツエアリのボーカルとケニーバレルのギターのCDを掛けてもらいながら更けゆく秋の夜を楽しみます # 古きものと新しき居心地の空間 素晴らしい温泉 感動の食事