Daisuke Sakakiyama

橋本駅近くのビルの上階にあるお店。昼間は蕎麦屋として営業してるとか。 なんとなく足を運んだお店ながら個人的にとても気に入りました。 日本酒のラインナップは豊富で、このあたりのエリアでは珍しいお酒が取り揃えられているので店主さんに確認すると、仕入れ先を複数使っており、その中には都内のかなり変わった酒屋さんの名前もあって納得。山の壽や風の森といった私の好きな銘柄もあってニヤニヤが止まりません。 特に長野のお酒が多く、蕎麦を打たれてることから信州のご出身かと思ったところ、出身は全然関係なく、単純に好きなんだそうです。 蕎麦はなかなか良い出来ながら、その他のメニューも良く、鶏の塩唐揚げは病みつきになりそう。 過不足のないメニューと、良い酒にしばし浸りつつ、お店を後にしました。

奥多摩エリアには蕎麦を売りにする店が多くありますが、本当に美味しい蕎麦とオススメできる名店です。 鳩ノ巣、古里のエリアで奥多摩としてはやや手前側で、駅からもやや離れています。 店名の丹三郎はこの店のある集落の名前でもあり、この店は門と主屋が見事な茅葺き屋根の古民家となっています。 冬季の訪問だったので、席は全席炬燵の設えと、食べるだけでなく、思わずそのまま寝転びたくなる快適さでした。 蕎麦は細めに打たれ鮮烈な水の良さと、蕎麦自体の力を存分に感じますが、特筆すべきはつゆではないかと思います。 つゆだけ舐めてみると東京にしては塩気が少し薄く感じるものの、これが麺と完璧に調和しています。 過不足ない薬味と、セットメニューのそれぞれが地味深く、卵焼きに添えられたおろしは三毛猫仕様にと店主の粋な遊び心もあり、至れり尽くせり至福の時間となりました。 本場の名店にも一歩も引けを取らない本当に美味しい蕎麦でした。

奥多摩に出かけた折、何か美味しいお店はないかなと調べてみると、こちらのお店の情報が出てきたので、早速行ってみました。 大正時代よりこちらで蕎麦屋を営まれてきたとかで、奥多摩湖と小河内村の歴史を眺めてきたんだろうなと思うと何だか不思議な気分になります。 外観はまあ観光地にあるようななんか昭和なテイスト、立地的に風景は最高です。 しかしこういう雰囲気の外観て、あまり美味しいものにめぐりあえた試しがなく、少しだけ心配しながら店内へ。 すると既に充満する豚骨のツンと来る香り。 これはもしかしてと、中華そば(醤油)の大盛りを頼むと、15分ほどで運ばれてきました。 一層強い豚骨の香りが立ち上り、苦手な人はむせかえってしまいそうなくらい。 この香り大好きな私は、一目散にがっつきます。 香りとは裏腹に優しい甘味のある醤油味で、塩角も全くなく実に丸い味わい。 かえってそれが豚の旨みを引き出していて、とても美味しい。 手打ち麺はコシは弱めながら喉越しよく、スープとも良くあってます。 メンマとなるとと長ネギは東京のラーメンの典型で、懐かしいビジュアルなのに、本場のとんこつラーメンに比肩するような豚の香りは異彩を放っています。 食の弱いエリア、ましてラーメンなんて期待もしてないエリアでこの出会いは感動すら覚えました。 流石に交通の便は最悪ですが、奥多摩湖に訪れた際は是非オススメです！

秋川駅から近くにあるハンバーグをメインにしたステーキショップのジョージさんへおじゃましました。 実は八王子店には良く行っており、秋川のお店もそれと全く同じスタイルで、外観の黄色まで揃えてありました。 このお店の売りはなんと言ってもハンバーグです。オールビーフのパテは生でも食べられるようなもので、これをレアで頂くのがとてもおすすめ。 軽く炭火で表面を焼いたパテを熱々に熱した鉄皿の上で更に焼きます。 数種類のソースが選べますが、ここは騙されたと思って納豆ソースを選んでください。 納豆にクリームや醤油を加えたと思われるソースは、鉄皿で焦げるととても美味しい香りを放ちます。 納豆は旨みの塊なので、これが調味料として作用して、深いコクを与えてくれます。 さらに、前菜盛り合わせは少しずつ盛られた前菜数種でかなりのボリュームになります。これが980円はかなりリーズナブルです。 基本のセットはハンバーグとカレー風味の野菜とベイクドポテトの付け合せ、スープにパンかご飯、そしてドリンクです。 600円プラスでサラダとデザートが付くセットにもなるので、その時の雰囲気で選ぶと良いと思います。 するっと食べられて軽い感じなのも良いですね！