一年の締めくくりはここで。 大取りに相応しい、驚愕の展開をまざまざと魅せられました。 虜にならずにいられない。 ここに来るだけの価値がある。 虎白 恒例ですね、畢竟するに虎白で〆る。 日本料理の醍醐味がこれでもかと味わえる季節。 にんまりしながら、坂をのぼる。 雲子 キャビア 銀杏 先付けは昨今の旨味シリーズではなく、 揚げた鱈の白子は、表面と中身の食感の違いに、キャビアの ほんのりの塩気が、経験ない味。 先制パンチがガツンときますね~ 凌 香箱蟹 飯蒸し まあ、でますわね。内子と外子も入った豪華な香箱蟹には、 あったかいもち米と優しいお出汁の三位一体がたまりません。 もち米とあわすところが、一ひねりですね 12月だな~。 お椀 越前蟹真丈 越前ガニの皇室献上品の証である、紫のタグが。。。 いつもながらのつなぎななしの真丈。これこれ。 チーム石かわの中でも、最も薄味。素材の味だけが際立つお椀。 冷やしもの とらふぐ 肝和え 秘伝ジュレ やっぱり秘伝ジュレ。何回食べても感動できる、いや感慨ぶがい 虎白の定番。 鰆 赤味噌 あまり火を通さない鰆は、お刺身よりは柔らかく、それでいてしっとりと したこれもなかなか無い味。 濃厚な赤味噌をちょっとつけて、味変。 トリュフ 海老芋 トリュフソース 12月といえば海老芋はどうしても食べたい。 この海老芋は、蒸して、揚げて、潰してからまた蒸してを繰り返すことで より柔らかく滑らかでシルキータッチになるそうです。いやー抜群。 溶けそうな海老芋にパンチのあるトリュフソースが、もうたまりません。 ここで既に撃沈。。 真鴨 芹 今回は、いや今年は、と言ってもいい凄いのが出てきました。 ローストした真鴨を小泉大将が丁寧にに一枚一枚、包丁をいれるところから もうすでに、やばそうな感じが漂っていました。 このお肉は、絶句。。。 すりおろしの冷製玉葱は、濃厚で、辛味をとばして甘味が強い。そこに、胡麻と会えた セリのアクセント。 兎に角、美味しい。悶絶。撃沈後に立ち直れないほどやられました。 暫し、無言。 白甘鯛 聖護院蕪 これも冬ならでは。お肉とご飯の間に、ほっこりする優しい料理。 蕪と大根のすり流しって優しさ倍増。 虎白麺 甘鯛出汁 これも今や定番の一角を担う。虎白オリジナルの麺には、蟹と甘鯛のだしで 上品にさっぱり。 ふくの炊き込みごはん 最後は、ふぐの炊き込みご飯。なんちゅう香りとふぐのちょっと歯ごたえを残した 食感のご飯。イヤー満腹です 黒蜜寒天 ラムソース 焼松の実 胡桃 虎白の凄いところ。最後の甘味ですが、超一流。 ラム酒のソースに和の食材。最後まで楽しませるところが流石です 今回は、料理も凄かったが、日本酒で驚愕のサプライズ いや、待ちに待ったのが出ました。 十四代 龍泉 白雲去来 ついに、ついに、龍泉を(白雲去来だって言わないで) 呑むことが出来ました。いや~、何年飲みたいって言ったかな~。 本願がついに。 得も言われぬうまさ。上品極まりない甘さだけど、ぜんぜん口に残らないで すっときれていく。味わわないとほんとすぐ消えちゃう。キレというより、消え。 なんか、長年の願望がかなったときって、以外にあっけないなぁ。。 今年最後の最後でのサプライズ。 料理の天才だけじゃない、演出も心配りも。 瑚佑慈さん、本当にありがとうございました。