Takashi Hayashi
牛込神楽坂駅
バー
神楽坂は今や、老若男女が訪れる街となりました。また、最近、マンションが多く建てられたせいか、近所の人も多い気がします。そんな街のバーとしてこの店のキャッチフレーズ「そこは世界の果てにたどり着く優しい場所」はぴったりです。 オーセンティックなバーとして「立派な一枚板のカウンター」、「デザインがとても美しいグラスの数々」、「豊富なシングルモルトなど各種のレアなお酒」、「一見入りにくい雑居ビルの2階」といった装置は十分です。 でも、それだけではありません。カウンター席以外にソファが用意されていてくつろげます。マスターは優しく包み込み、ワインやすじ肉を煮込んだカレーなどの料理も供されます。バーと言えば、男性向けと思われますが、この日は内々のイベントとして男女半々で利用しましたが、女性も大満足です。途中で、若い女性の二人組が来られました。新規のお客様でしたが、抵抗なくカウンターに落ち着かれました。 月~金曜日は17時より、土日祝日は15時より開いています。土日祝日の午後3時から昼酒にチャレンジするというのはいかがでしょうか?昼酒を味わうと生きている幸せを感じます。今回は、午後4時から飲みました。 この店で出された旧ソ連のズブロッカは青臭さが全くなく、今まで飲んだズブロッカに比べてまろやかさが違います。蒸留酒であるウォッカでもマチュアリティがあるのではないかと感じた逸品です。この店のマスターはフレッシュフルーツを使用したカクテルを作ります。レアなズブロッカやシングルモルトやフレッシュフルーツのカクテルのような様々なお酒が供されるこの店はまさに多様な人々が行き交う今の神楽坂を象徴していると言えます。