予約が取り難い隠れ家的なお店No.9。 こちらのお店は、予約が取れたら今回の旅行は北海道にしようと思うほど行きたかった、「ミシュランガイド北海道」に掲載されたお店です。 美瑛。美しい響きの名前ですよね。その名前の由来はわかりませんが、名前の響きに負けない美しい街です。 そんな美瑛の街の外れに、ナビも頼りにならない場所にそのお店はありました。 大自然が織りなす美しい風景に見とれながら、終点が見えないまっすぐな道から未舗装の道へと曲がると目的地が見えてきました。 平坦な田園風景の真ん中に、周囲を落葉松林に囲まれて、十勝連峰に見守られるようにひっそりと佇むお店が今日の目的地です。 チロル地方の民家を思わせる温かみのあるかわいらしい建物です。 美瑛の美しい景観に惹かれたオーナーシェフが経営するこちらのお店は、美瑛のとれたて野菜をはじめとする地元食材と、北海道の大地と海が育んだ旬の食材を贅沢に使い、その味わいがもっとも際立つ調理法で、味わい豊かなイタリア料理が頂けるお店として、また、高いホスピタリティが好感を呼ぶ人気のお店です。 席に着くと、前に広がるきれいな庭越しに十勝連峰を臨む田園風景が見えます。 お願いしていたのは「おまかせコース(5,780円)」です。 スープ・コールラビのスープ(胡瓜のジュレ・雲丹添え) ブロッコリーの茎やキャベツの芯に似た食感のコールラビは優しい味です。 ほんのりと甘い感じが心を落ち着かせてくれます。 前菜・美瑛産の野菜のジュレ・マツカワ鰈・鰯 見た目に圧倒される美しい料理です。数えきれないほどの美瑛産の野菜が使われています。 新鮮さを生かしたシャキシャキ野菜はめちゃくちゃ美味しい!。 手打ちパスタ(タヤリン)・甘海老を詰めた美瑛産花ズッキーニ・子持ちシャコ・からすみがけ・スティックセニョールのソテー 玉子をふんだんに使った自家製の生パスタです。 贅沢にもからすみがたっぷりとかかっています。細麺ですがコシがあり玉子の風味が良いですね。 魚料理・羅臼産幻の時鮭のポワレ・時鮭の卵 なんと「時鮭(ときしらず)」です。しかも卵付きです!。希少な食材を惜しみなく頂きました。 身はレア、皮はしっかり焼いてパリパリです。 魚が甘いってこういう感じか・・・、感動です。 肉料理・美瑛和牛のステーキ美瑛産ルッコラセルヴァチカ 日本酒の酒粕の生酵母を食べて育った美瑛和牛のステーキは脂身が少なく、肉本来の旨みがタップリ。 柔らかくてジューシーです。 フォカッチャ・バケット スブマンテ 珈琲 デザート 『バローレ』とは、イタリア語で「価値」という意味だそうです。 このお店のホームページに、 「ここを訪れた方に、来た甲斐があったと思っていただきたい。わざわざここまで来るだけの値打ちがあると感じていただきたい。 もう一度来てみたいと笑顔でお帰りいただきたい。・・・・・。」 こんな言葉が掲載されています。この言葉を本当に実現されている素晴らしいお店でした。 わざわざ行く価値のある 価値ある時間を過ごせる そんなお店にまた行ってみたい・・・・。 #マイベスト2013