小久保 よしあき

ダイエット中の知り合いに「チートデイにおすすめのハンバーガー屋を教えてくれ」と言われた瞬間オススメしたゴッドチーズバーガー。 大量の肉と肉汁とチーズの応酬。更にバーベキュー的な液体に浸して味を濃くして食う。 食べる人間の栄養バランスなど微塵も考えてくれていないところがいい。 仮にこの食事が続いたら、数日と持たずに天に召され、文字通り神に会えると思う。 俺はダイエットの成功を心から祈っている。 真面目な話、むちゃくちゃ美味い。食べきれないけど。。

【恐怖の独り焼き肉】 今日はメンタルが絶不調だった。 あまりに不調なので、 妻にことわって 外食をして帰ることに。 「松屋か家系ラーメンかな…」 そんな気分で馬場を うろうろしていたら、 駅の近くで目に入ってきた 「お一人様歓迎」という焼肉屋。 細い階段の2階にあるらしい。 ああそういえばこんな店が。。 まだ入ったことなかったわ。。 ひとり焼き肉といえば 焼き肉ライクのような、 「松屋のように気軽に入れる ファストフード的な焼肉屋」 が流行っている。 これはちょうどいい。 松屋よりも 少し非日常感が味わえるだろう。 今日はここで一人焼肉としよう。 たぶん松屋や焼き肉ライクのような カウンターが並んでいるんだろうな。 現金2000円じゃ足らないかな… ファストフードでクレカ厳しいよな… とか思いながら、 細い階段を登っていくと 女性の店員さんが 「いらっしゃいませ！ゴヨヤクされていますか？」 すぐ言葉の意味がよくわからず、 「ひとりでふ」 カウンターの一席へ通された。 え、ゴヨヤク？ファストフードで？ とか思っていると、 別のお客さんが 「ゴヨヤクされていますか？」 「はい、2名でヨヤクしている◯◯です」 「こちらへどうぞ！」 え、俺のすぐ右隣？ ゴヨヤクって何よ！！？？ 冷静になって辺りを見渡してみると、 僕の席以外、 みんな2名席で確保。 ふと上を見上げると、 芸能人のサインがぎっしり。 そしてメニューの一番最初の赤身肉、 4400円。 ああ、察した。  ここ知る人ぞ知る、 高級焼き肉店だ。 たまたま、独り席が 余っていただけで、 そこにたまたま、 よく知らない男の子(39)が 入ってきてしまったので、 そっと独り席に案内してくれたんだね。 つまるところ、選店ミス。 ミスったー。 ミスったわー。 もともと独りラーメンですら 勇気いる人だったのに、 高級焼き肉店に 俺だけ一人って、 わかってたら松屋にしたわー。 でも、 一度席についてしまった以上、 引き返すわけにはいかない。 （腹をくくるのだ、俺） 「な、生くださひ」 「すみませんもう一度…」 「生ビールをください！」 頑張れ、声を張れ！ 平静を装うのだ。 安心しろ。 この店なら、クレカが絶対使える。 いやむしろこれは、 神様が贅沢しろと言っているのだ！！ 俺はもう迷わない。 贅沢するぞ！ メニューを改めてみてみよう。 …うーん、なるほどね！ 安くて1000円前後ってとこだね！ 気持ちが折れそうだが、 ここはもう強気で食べたい。 というわけで、 メニューの一番上に並んでいた、 オススメ的なやつを頼むことに。 「この「◯◯のおおにし」って、何が出てくるんですか？」 「今日は（意味不明）と（聴取できず）と（初耳で失念）の３種ですね」 「なるほどね、じゃあそれのハーフサイズで」 「味付けはどうされますか？」 「なるほどね、おまかせで。あとネギタンください」 「かしこまりました。付け合せ頼まれますか？キムチや、ナムルなど」 「なるほどね。キムチで」 ロースターの右端より 皿が出っ張らないように 気を使いながら、 まずはネギタン。 （焼いてから、ネギ載せろって言ってたな） 松屋の可能性もあったのにと思いながら タンに葱載せて口に運んでみると （おお、これはうまい） 一枚一枚は小ぶりながら、 葱の味付けが絶妙でうまい。 （まあそうだよな、高級焼肉店だもの） でもここで気づいてしまった。 （あれ、このうまいタン、８枚くらいない？） そう、 一人焼肉だと、 全部自分のものなのです。 （これはスゴイことに気づいてしまった） アルコールも入ったおかげで、 ちょっと気分が上向きに。 （焼いても焼いても上手いネギタンが残っている！！） 楽しんでいるうちに、 キムチ盛り合わせ登場。 （ほどよい酸味でビールに合うー！！） そしてよくわからぬまま注文した 「◯◯のおおにし」ハーフサイズ。 「こちらから（略」 みんな同じに見えるが、 とりあえず一枚ずつ焼いてみよう。 （ぬあー！！脂ノッてて美味い！！） ２杯目のハイボールも手伝い、 もう隣の席の客が 肉の部位の質問を大将にしているのも 気にならなくなっていた。 「ホルモンのおおにしハーフサイズください」 ハーフサイズが優しい。 これなら独りでも楽しめる。 （うまかったなーー） メンタルも回復し、 良い気分でカード払いし、 外で領収書を確認したら …まあ、そのくらいいったよね… という値段でした でもまた行くなここは。 今度は何人かで（笑）

【前回の投稿は10年前】 10年ぶりに妻と共に。 妻の誕生日祝い。 当時はまだ、彼女だった。 初めてこの店に来た経緯、 とてもよく覚えている。 付き合いたての頃、 どんな甘い物が好きか という話になった。 僕は言った。 「デニーズの デビルズブラウニーサンデーさ！」 彼女は僕に、 おまえまじめに言ってるのか と聞いてきた。 大まじめだったため、 彼女は次のデートの場所に、 ピエールマルコリーニ銀座店 を提案してきたのだ。 そして日曜日。 (果たしてパフェの味に違いなどあるのか？) この段階で臨んだ、 はじめてのハイスペックパフェ。 20分も並んで待って ようやく口にしたその味は、 これでもかと 僕の味覚に衝撃を与えた。 当時、 チョコレートパフェと キャラメルのパフェを注文。 チョコレートパフェ (濃い…！チョコってこんなに濃いの！？) キャラメルのパフェ (キャラメルに岩塩て！岩塩すら止まらん！) 特にキャラメルのパフェは、 「甘味に岩塩」というセレブな組合せに、 (六畳一間に住んでるんだが怒られないのか) と激しく緊張した。 こうして、この日 「美味いものを知る喜び」を、 思い知らされた。 そんな思い出深いこの ピエールマルコリーニ銀座店 先日、 有楽町マリオンのプラネタリウムの後、 久々に行ってみないか ということになり、 10年ぶりの来店。 入れ替わりの激しい銀座の地に、 当時と変わらず営業していた。 3階に案内され、 4人がけの席に横並びで座る。 懐かしいね、変わらないねと話しながら、 今回は、 クリスマス限定のパフェと、 キャラメルのパフェを注文。 そう、10年前と同じ キャラメルのパフェが 変わらずあったのだ。 皆さんご存知の通り、 ピエールマルコリーニと言えば チョコレートのお店。 当然チョコレートパフェにも とてつもなく惹かれたが 「あの岩塩の衝撃を懐かしみたい」 気持ちが優ってしまった。 そして久々のご対面となった キャラメルのパフェ (久しぶり。。君のおかげで、 LINEのアイコンはパフェと俺のツーショット。 美味しいパフェ食べるたびに アイコン更新して10年経ったよ。) そんなことを心の中で語りかけながら、 キャラメルのアイスと 桃のコンポートと ハチミツの飴細工と 岩塩を合わせて 懐かしい味を楽しんだのであった。 ※クリスマス限定のパフェの方が好みだった笑

「デートに連れて行ってほしいな」 と言われていたのが、 「忙しいから買って帰ってきて」 に変わり、 34度の灼熱の中、片道50分、 原宿から12分歩いて 汗だくで買ってきました。 最近グータンヌーボにハマっている嫁が 「ここのケーキが最強」 という回を見てしまったらしく、 「どうしても食べたい」 「忙しいから買って帰ってきて」 「(つまり灼熱の中往復24分歩いて買ってきて)」 (あー俺、38にしてパシられているんだな) と悲しい現実に気づきつつも、 (さぞかしウマイケーキに違いない) という期待を胸に、来店。 表参道の裏、 スペースを贅沢に使ったガラス張りの店内。 (ここら辺の店っぽい…！) マカロンやボンボンショコラの奥に、 小ぶりなケーキがいくつかありました。 (おおおおお 900円前後もする！) 内心ビビりながらも、 表参道でそういう表情をしたら、負け。 さも当たり前の買い物のように ショーケースを眺めながら (どれが食べたいのか聞き忘れた…) と思っていたら、 とてもやさしそうな店員さんが 各ケーキのポイントを教えてくれ、 結局、 シナモン入ってない方のチョコケーキと クレームブリュレっぽい表面のケーキを 購入することにしました。 (近所のケーキ屋の倍以上の値段だ…) (ラーメン全部乗せよりは安いかな？) 庶民丸出しの感覚で内心呟きながら、 箱詰めしてもらっている間 必死に帰りの徒歩12分に備えて涼んでいたら、 もうひとりのやさしそうな店員さんが 「おまちの間にチョコレートのご試食いかがですか」 えーーー！！いいの？？ 正直気になってた。 だって明らかにチョコレート専門店だよねここ(その段階) ヒトカケくれるのかな、、 「ぜひ頂きたいです！」 そしたら、なんと 丸い一口サイズのナッツ入りチョコレートを、 二粒もくれました。 え、ふたつでケーキくらいの金額しない？？ いいのかな、、、というか、なんだこれ 『むっちゃウマイ』 これは、 相手を確実に喜ばせたい時の手土産に 絶対覚えておくべき箱詰めチョコレート 結局買わなかったんだけど、 あー今書いてても、なんで買わなかったんだろう と後悔するくらい美味かった。 なんてご褒美感、特別感のあるチョコレート！ 覚えておいて、また別の機会に買おう。 (これはケーキも美味いかも) 期待に胸を膨らませながら、 ケーキを二つ持って、 また炎天下の元ハアハア言いながら原宿駅に戻り、 妻の待つ家に帰りました。 長くなりましたが ここでようやく 『本命のケーキ、実食』 まずは シナモン入ってない方のチョコケーキから。。 一口食べて、 うん、 なるほどね 人生一位のチョコケーキ、更新決定。 (糖質によるアドレナリンのブースト法を ここまで熟知したチョコケーキある？？) むっちゃ癒されてしまいました。 高すぎないかと思っていた値段も、 途端にリーズナブルに感じました。 (バルセロナだからかな…) よく分からないけど本場の味を感じながら、 次はもう一つのケーキへ。 ※妻と2人なので食べ回せるのです※ これはチョコというより、 カラメルと白い部分が多い。 (チョコ専門だからな、、これは普通かもな) 食べる前はそんなこと考えたりしてましたが、 最終的に妻は このケーキをメインにお食べになりました。 曰く、デザートで今年一の感動。 好み〜好み〜と言いながら食べてました。 かくいう私はというと、 俺もそのケーキの方が、、、良かった！！！ また行くことがあるとしたら、 このカラメルかかったクレームブリュレっぽいケーキと、 シナモン入ったチョコケーキと、 箱詰めチョコレート買って、 妻に内緒で食べようと思います！！！ ※イートイン1人はさすがに勇気ない