Tsukasa.N
蒲田駅
寿司
【蒲田】”初音鮨” 蒲田の名店、初音鮨さんへ。 場所は蒲田駅から徒歩5分。 最近、こちらではお弟子さんたちによる”五世代おまかせコース”を提供しており、驚くべき費用対効果でSNSでは超話題になっています。 しかし、せっかく訪れるなら親方の握りを味わいたい…!!ということで、この日は中治勝親方のコースを予約しました。 念願叶っての訪問です。 親方は海外でのイベントなども多く、不定期での営業。そのため、親方の握りを味わえる機会は貴重、 当時、親方のコースは一人6万円~となかなかの価格でしたが、現在は握り20貫のみのコースに変更され、税込2.2万円と大幅に値下げされました。 もともと親方の握りはもちろん、ここから独立していったお店でも握りオンリーのコースを提供されていることから、ここの強みはやはり握りだと感じます。 握りだけでお腹いっぱい堪能できるなんて幸せすぎる…!! コースは、目の前でシャリを切るところからスタート。 まずは、切りたてのシャリをテイスティング。 時間が経つにつれてお米とお酢が馴染んでいく変化を楽しめます。 付け台は一度も使われず握りはすべて手渡し!! これには親方なりのこだわりが。 また、親方はとにかくお話好きで、終始会話が途切れません。 この熱量で毎回付け場に立たれていると思うと、本当に凄すぎます。 最初に提供されたのは、温度が高く、酸が際立った状態の酢飯に合わせる戸井の本鮪。 “赤身”は煮切り醤油ではなく、塩で味付け。 “本鮪叩き”は手巻きで提供され、中にはいぶりがっこが入っています。 この手巻きには、カウンターのゲスト全員が思わず笑顔に。 与市の”あん肝”も握りで。 あん肝の握りなんて初めて…!! なんと1kg◯万円だとか。 これは流石に弟子のコースでは出せないらしい。そりゃそうか。 “春子鯛”昆布締めではなく、塩締め。 この日、一番印象に残った握りかもしれません。 “小肌”は通常は皮目を外側にしますが、内側に握られているのが印象的でした。ガツっと酸味を感じる小肌も好きだけど、このタイプはお魚本来の旨みをより感じれるような気がします。 蛤は柚子味噌、牡蠣はふき味噌で味付けをするなど自由な発想で、それぞれの素材の持つ旨みを最大限に引き出しています。 3時間、20貫のコースがあっという間に終了。 どの握りもまるで全てがスペシャリテのようでした。 親方のトークも絶妙で、一人で訪れたにもかかわらず、とても居心地が良く、幸せな時間を過ごせました。 会計は”コンタクトレス決済”を導入。 事前にクレジットカードを登録し、当日のドリンク代も同じカードに請求されるシステムのため、当日は金銭のやり取りを一切せず、食事に集中できます。 親方は積極的に若手に活躍の場を与えようとする姿勢も素敵だなと思います。 弟子たちのコースは親方が仕入れや仕込みを監修しつつも、価格が抑えられているので行きやすい!! (予約は割とすぐ埋まってしまうみたいですが) 次回は、若手コースでもお伺いしてみたいと思います。 「寿司屋として、一つの完成形だ」と感じた夜でした。 【中治勝親方 初音の旬握りおまかせコース(極)】 2025年1月 献立 本鮪赤身(134.4kg・戸井) 本鮪中トロ(戸井) 本鮪叩き(戸井) 青利烏賊(大分) あん肝(与市) 春子鯛(出水) 赤貝(愛知) 小肌(天草) 蛤(九十九里) とらふぐ(大分) 雲丹(北方四島) 鰆(賢島) 牡蠣(赤崎) 車海老(知覧) 寒鰤(京丹後) 雲丹(根室) 鰹(京丹後) ズワイ蟹(噴火湾) 穴子(対馬) 出汁巻き玉子(田中農場鷄卵) あら汁(浅葱・素麺・七味) (藤屋わさび農園の本山葵を使用) 四代目 初音鮨 中治 勝 #寿司 #鮨 #蒲田