明の四川風アヒージョ(大阪府吹田市)その① こんな美味いものがこの世にあるのかナイツを大阪で開催。 あまりにも素敵過ぎたため、今回は二部構成で。 大阪で喜ばしいことがあると訪れるとっておきの店「清粥小菜 明」で後輩営業マンの昇進祝いをば。 最近はこういう酒が一番美味い。 特に営業マンは内の仲間より外のお客様、協力者、敵と接する分、若ければ若いほど己を出さないよう日頃無理をする。 一人前に成果を上げ始めるようになった頃が一番この傾向が強くなる。 そうなると、普段外で被っている仮面を上手く外せなくなる時がある。 これを外し、素に戻すためにこの店の中華料理と美味い酒がある。 この夜も「イメージの向こう側の味」がかわいい後輩を素に戻してくれた。 まずは金華豚や魚介の旨味がギュッと詰まった白粥で食道と胃を温める。 全べてを忘れ、美味に集中するために胃腸をウォーミングアップ。 分厚く、歯応えが素晴らしい中華くらげ、餅米を使った小籠包とイカ団子を特製のラー油でいただいた。 柔らかい辛味が最高。 大きな牡蠣はオムレツと一緒に、続いてホワイトアスパラガスの甘味にため息が出た。 キンキンに冷えたシャンパン、白ワインでそれらを胃袋に流し込む。 前半戦メインディッシュの四川風アヒージョが素晴らしかった。 白湯で炊かれたデカいフカヒレにピータンと大根が、そして中華ハバネロが散らされた逸品を。 綺麗に取り分けてもらい、薄っすらと紅色のフカヒレを箸でつまみ喰らう。 うんまい。 ハバネロの辛さより旨味溢れる香ばしさを乗せた旨味たっぷりな白湯。 それを吸い尽くしたフカヒレの至極の味ったら… ぶっとい繊維の噛み応え、トロッと口に溢れ出る旨味に身震いした。 こんな美味いもの食べたこと無いです!と、幸せそうな後輩。 そりゃそうだろう、俺だって初めてだよ!と、思いつつ、この後押し寄せる更なる旨味の絨毯爆撃を知らない私たちなのでした。 そして。 産まれて初めて、料理の一部に成りたいと思ふ。 この褐色のスープに素っ裸で浸り、仰向けにぷかぷかと浮きたくなった。 「清粥小菜 明」の後半戦。 春を感じるタケノコのシャキシャキ感からスタートし、名物の四川風麻婆豆腐で口の中を火傷する。 くつくつ煮える油ごとレンゲで掬い、火傷する覚悟を決めて一気に喰らう。 こうしなければこの麻婆豆腐の本質には迫ることは絶対に出来ない。 活伊勢海老登場。 この日最高の、否、我が人生史上最高の「美味い」に巡り合った。 海幸山幸の素材から贅沢に取ったスープにぶつ切りにされたそれを鍋一杯に浸していく。 なおもビクッビクッと動く生命力が強い伊勢海老。 薄褐色だったスープがみるみるとその濃さを増していく。 そしてまた香りの凄いことったら… 喰らって初めて感じる伊勢海老の旨味が、この湯気を伝って鼻で味わえるとは… このスープに浸かりたい、と、下手くそなラーメン評論家のようだが、産まれて初めてそう思ってしまった。 良い頃合いで伊勢海老にむしゃぶりつく。 ………!! 美味すぎて美味いと言えない衝撃を無言で味わう。 さらに畳み掛けるように余ったスープを麺が泳ぐ。 このスープをたっぷり吸った〆の麺の美味さ、もう奇蹟の味としか言いようがない。 〆の〆はアワビ出汁のチャーハン。 特製のラー油をちょんと乗せていただいた。 これもバカウマだけど、伊勢海老ラーメン後だと少し可哀想に感じた。 最初、「何を食べるかじゃなく、誰と食べるかが大切です、お誘いありがとうございます!」と、可愛いことを言っていた後輩も、途中から私がいることを完全に忘れ、夢中に「美味い」を貪る明の虜になっていました。 頑張ったら美味いものを喰らい、そして一瞬で良いから素に戻る。 一生忘れられない大阪ナイツに大感謝。 ごちそうさまでした。 #伊勢海老 #清粥小菜明 #中華料理 #chinese #大阪 #osaka #江坂駅 #フカヒレ #アヒージョ #うまい #おいしい #yummy #tasty #delicious #とんこつ醤太郎 #ハバネロ #四川風 #いただきます #ごちそうさまでした #グルメ #グルメ好きな人と繋がりたい #麻婆豆腐 #筍 #たけのこ #麺 #noodle #ラーメン #ramen