麺類最強のお店。 もちろん、超麺好きで数多の店へ行ってる人と比べると全然数は行ってないけど昔はラーメン店の本を買って片っ端から食べ歩いたりもした。 そしたら最強が地元にあったとか奇跡でしかなかった。 あったかい中華そばと、冷たいコロを頂くのが割と常連コース。 食べていると、必ず店主が「辛さはどうですか」と声をかけてくれる。これはもう、毎回だからすごい。 確か当時は週の3日は休業してみえた。今は4日に増えてるかな？ で、店主に失礼ながら尋ねたことがある。 「なんで3日も休んでるんですか？しかも需要がありそうな週末に」と。 すると意外な答えが返ってきた。 「休んでません。ずっと仕込みです」 休んだのは、銀婚の記念だか何かで休みをとって花見へ行った時くらいだ、とおっしゃった。 大変ですね。と反射的に言葉が出た。 「仕事は大変で当然だと思うんです。楽に仕事をする風潮が世間にはありますが、自分には理解できません」 正確には覚えていないが、そのようなことをおっしゃったことが未だに頭に強烈に残っている。 仕事は大変で当然。 こんなうまいものを提供し続けている人からの言葉だから、仕事がきつい時に踏ん張れたりする。 だから、この店へ行く時はうまいものを食べに行こう、というだけの動機だけではない。 あの最強のおじさんの仕事ぶりを短時間でも共有することで自分に鞭を打ちに行くのだ。