コロナ禍で外食は控へて居りますが、此処だけは誘惑に抗し切れず、6ヶ月に一度の柏癌センターの検査を10時過ぎに終へた日、開店1時間前にお店の前に辿り着き、ご主人が蕎麦打ち部屋で蕎麦を打つところからじっくりと愉しみました。順位付はミシュランみたいで嫌いですが、初めて食べた日から驚嘆し、尊敬して止まない蕎麦屋の一つです。普通のせいろからして美味いのでこれを四枚食べたくなりますが、田舎、江戸細打ち、せいろ平打ちも食べたくてせいろは一枚で我慢するのでした。美味しい蕎麦なのに、覚悟すべき待ち時間に気が重くなる程、客が押し寄せ無くて、並ばないで而も広い空間でのんびりと食べる事ができるのでベストとします。極粗挽きでうどんみたく太い(大阪の凡愚に匹敵する)蕎麦もあります。40年くらい前に閉店した成田の末広庵も広い空間を独り占めして満足だつたことを憶ひ出しました。