Masayuki Sato

Masayuki SatoさんのMy best 2018

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1

東京都

寿司

Masayuki Sato

一貫一貫が見た目も美しく、食べて感動する藝術作品です。お店に飾られている中里隆の壺や中島千波の繪にも負けません。こんなこと云ふと怒られさうですが、わたくしにとつて外せないのは濃い味付けの干瓢に山葵を効かせた干瓢巻です。お昼はリーズナブルと言ってもわたくしにとつては高いけど、取つて置きの店です。

2

千葉県

そば(蕎麦)

Masayuki Sato

蕎麦粉8種以上のブレンドが魔法のやう。基本のせいろ、平打ち、田舎、江戸細打ち4枚は必ず注文します。日本全国の蕎麦店の中でも10指に挙げたいお店だと思ひます。開店前に蕎麦を打つ樣子を店先で拝見するのも樂しみの一つです。

Masayuki Sato

沓掛にゐるときは殆ど外食しませんが、ここだけは近所の親しくしていただいてゐる方たちに誘はれると、尻尾を振つて付いて行つてしまふ。逆立ちしても真似出来ない美味しい料理、自家製パン、奥樣手づくりのこれまたいつも驚かされるデザート。夜のコースが季節によつて千変万化する。行く機会があるととても樂しみにしてがつかりさせられることが絶へてありません。

4

愛知県

うどん

Masayuki Sato

先代のご主人がまだお元気で、入つてすぐの厨房のカウンター際に立ち、饂飩を延したりしつつ、「いらつしやいませ、いらつしやいませえ。」と謂ふだみ声をバックグラウンドミュージックにして味噌煮込みうどんを食べてゐた頃が懐かしいです。若主人もお客さんが扉を開けると、いらつしやいませと言ふやうになつて來たと思ひますが、3年位行つてゐないのでどうなつたか知りません。 味は、地下鉄川名驛から10分以上歩いて出張のたびに通つてゐたくらい美味しくて、有名な店みたいに高くて量が少ないという事もありません。 饂飩せいろも味噌煮込みうどんの饂飩とは異なるのでつい注文して満腹で仕事をするのが嫌になってしまふのでした。

5

長野県

そば(蕎麦)

Masayuki Sato

上信越道、東部湯の丸インター近くにあるコメリは、近隣系列店の中でも規模が大きいので沓掛(輕井澤)から遥々出かける事があります。コメリの2つのセンターのあいだの道に出て北に登つていくと、蕎麦屋の黄色い看板が目について、その看板の黄色は如何なものかと思ひつゝ、しかしそれがなんとも浮き世離れした商売氣の感じられない風情だつたので、その店まで行って見る事にしました。営業日が金、土、日曜日だと謂ふ事で、その日は入れなかつたのですが、営業日に改めて訪問しました。 車は4台は停める場所があります。お店は奥樣の実家の一部を店舗に改装したのださうですが、今流行りの古民家の佇まいといつた事は毛頭意識に無く、什器もご主人の知り合いの寿司屋から譲り受けた重箱など、人の親切や好意、繋がりを大事にしている方と思ひました。 扨て、蕎麦ですが、初めは普通に美味しいと思つてゐました。お聞きすると小諸の大西製粉の蕎麦粉とご自身の畑で採れた蕎麦のブレンドださうです。これまでわたくしはそば粉が良ければ美味い蕎麦ができると思つてゐたけど、腕が良ければどんな蕎麦も美味しく打てると云ふ事に漸く氣がつきました。さう云ふと大西製粉の粉が惡いと言つてゐるかのやうに誤解されるか知れませんが、さうでは無くわたくしも素人蕎麦を大西製粉のそば粉で打つて來たのにいまいち美味しくないのは腕が惡いのだといふことを全く判つてゐなかつたと云ふ事を漸く悟つたと云ふ意味です。閑話休題 ご主人一人の労力を考へて驚くのは、普通のせいろの他、更科そばに季節の産物を捏ねた変わりそばもある事です。6月は胡麻でした。月毎にかはり、紫蘇やバジルも去年のメニューにありました。この「かはり蕎麦」は、塩で食べても香りが立つてとても美味しいです。 この2種類をあはせて頂くことが出来るメニュもあります。 ご主人は鮎釣もお好きで漁の解禁日(2018年は6月16日)の土曜日はお休みになります。でも翌日日曜日は営業するところが律儀だなあと感心しました。その日曜日に來合せたお客さんは運が良ければ今年初物の天然鮎にありつけた事でせう。 普段は千曲川の支流を漁場とし、たまに出身地大阪の南から和歌山の有田川その他まで遠征するさうです。その時の釣果は天然鮎としてお店で一匹300圓で供されます。天然鮎ですから小振りですが、腑の臭みのない苦味が味わえます。これまで食べた鮎で一番美味しいと家人も言つてゐます。あと押し寿司もありますがまだ頂く機会がありません。 お人柄の良さに蕎麦打ね師匠になつて頂きたいとお願いし、去年から今年にかけて10回以上も教わつてゐます。これは弟子が不肖につき、いつかな上達の目処が立ちません。蕎麦打ち教室は看板にも書かれてゐて、頼めば受けて貰えるやうです。弟弟子に先を越されるのが目に浮かび余り紹介したくなかつたですが。メニュの細かいご紹介は後日とさせてください。RETTYを知るまでまさか紹介するつもりも無かつたものですから。

6

群馬県

ラーメン

Masayuki Sato

客が入って来てから麺を打ち始めるのですが、見るたびに、熟練の妙技に感心するばかりです。銀座と三軒茶屋にあつたヤンヤンで修行を積んでゐらしたさう。さう云へば銀座のヤンヤンでも曾てはバタンバタンと麺を打つ音が聞こえてゐたと想ひだしました。近くの久留間選果場て桃や梨を賈つたり、お助けおじさんのところで腰の治療を受けたり、八幡霊園に掃苔に行くことが目的でしたが、今ではここで酸辣湯麺を昼の憩いを聴きながら食べることが第一の目的になりました。

Masayuki Sato

この店のシェフが師事した、エルミタージュ田村直伝の桃のスープをいただけると聴いて、それを目当てにまた、敬愛する近隣のご夫妻と颱風の夜に訪問しました。 これを頂くには6000円のコースを選択しなくてはなりませんが、桃の料理には桃をそのまま頂く方が美味しいと謂ふ声もなんのその。桃の美味しさが新たな味覚を創造できるのではと云ふ期待で無条件に惹かれてしまいます。味はつて見て勿論おいしかつたのですがどう表現すべきか!スープを飲んだ後、冷凍された桃の身を皮だけ残してこそげ落としながら頂くことに夢中になつてしまひ、スープそのものが美味しかつたかどうか?後から考へると、わたくしのような凡人には期待したほどには満足できなかつたと白状します。ですが毎年桃の季節に一度は賞味したいと思ふ一皿です。 地元産の新鮮な野菜のサラダ、子持ち鱧を原木椎茸を臺にして、茄子を挟んでオーブンで焼いた一皿、そして甘鯛の鱗の美味しさを堪能できる塩焼き、牛ランプのステーキ、多彩なデザートを堪能できるのですから、親しい知人と会食するには輕井澤からの距離(片道30分くらい)を差し引いても、輕井澤のお店より遙かに満足することが出来ると思ひます。

8

長野県

パン屋

Masayuki Sato

アグリの湯から辺境のパン屋さんとして有名なわざわざに向かう際に看板が気になって見つけたパン屋さん。 自家製のハルヨコイをブレンドした食パンなど、品揃えも豊富です。子供のころからのチョココロネ評論家としてはこのチョコは練乳たっぷりで行って売り切れていたりすると悲しい。

9

長野県

パン屋

Masayuki Sato

大田区旗の台に在った店がこちらに移転したさうです。美味しいパンをリーズナブルな価格で頂けるなら、ネットのランク付けなど無視して、全面的に支持します。 現在青木村で竹籠の作家活動をしておられる山崎賢司氏の作品も購入出来ます。竹籠の造りが洗練されてゐて美しくて素晴らしいです。山間の鄙びた土地でパンを製造販売されてゐる店は多々ありますが、贔屓にしたくなるパン屋さんです。

10

東京都

焼き鳥

Masayuki Sato

久しぶりに訪問、11時半開店ですがその10分前に店先に立ち、首尾よく店を入つて右奥の席に座る。マシマシとかダブルとか言つて、鶏肉もご飯も増量を注文。1100圓。下町特有のタレが好きで虜になつてゐるけど、少し甘さが度を越してゐるかも。