数年前にたまたま入って気に入ったのに店名も場所も覚えておらず夢に見るほど行きたかったお店に散歩中奇跡的に巡り会え、一度は満席だったが数十分後散歩し執念の来店。 全てが美味しい。そして優しい。 ビールは瓶(キリン)、日本酒も冷酒と升酒が一種類ずつでお酒の種類はそこまで豊富では無いが、お蕎麦以外の一品も全て美味しい。 そばがきは少し甘めの味付けで舌触り滑らかでお酒が進み、ヒラメの昆布締めはお寿司屋さんかと思うほど締め方が絶妙でお酒が進み、季節ものの山菜の天ぷらやおひたしは揚げたて作りたてで山菜独特の嫌なえぐみはなく火の通し方もちょうどよく心地よい嚙みごたえでお酒が進み、お酒がどんどん進む。 特にヒラメの昆布締めの昆布の絶妙さ加減はそのままお寿司握ってもらいたい、と思うほど。何度かお蕎麦やさんであるということを忘れた。 締めのせいろうも言うまでもなくズルズルと言うよりはツルツル入り、夢中で食べてあっという間に平らげた。 今回はお店の名前を覚えたので、また来たい。