M.Saito

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店の待ち時間、システム、ご作法中心に長文駄文をだらだら書いています。基本自分のための備忘録、兼、カタログみたいなもんですが、もしも、読んで役に立ったと思った方がいたら光栄です。

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阿佐ヶ谷駅

ラーメン

No.1229【華やかな柚子の香りに負けない強烈な牡蠣の旨味!】 「無冠 阿佐ヶ谷」で「ゆず牡蠣塩」を頂く! ≪着丼前情報≫ ◆現着時刻:12時2分 ◆並び:5番目に接続 ◆並び方:食券を買わずに並ぶ。店の入り口、店舗に向かって左手に列が伸びる。列はお店を巻き込むように壁沿いに伸びていき、階段に続く。店員さんに促されたタイミングで食券購入&入店 ◆オーダー方法:食券制 ◆オーダー:「ゆず牡蠣塩」850円」 ◆着丼時間:12時17分(15分待ち) 阿佐ヶ谷の「我楽酒家 丸長」で「チャーシューつけ麺」を食べた後、「今日の 『無冠』の並びはどれぐらいかなぁ…?」と何の気なしに寄り道してみるとなんと並びたったの4人!休日の昼としてはかなり短い方なんじゃない?!という事で自然と身体は最後尾に接続(笑)急遽連食決定です。 たった11分ほどで食券購入を促される幸せを嚙み締めつつ、券売機とご対面!今日は「ゆず牡蠣塩」をチョイス!連食という事もあって流石に「替玉」はやめておきました(笑)滞りなく入店し待つ事4分で着丼です! ≪着丼後情報≫ 早速スープを一口!尋常じゃないぐらい熱々のスープは、相変わらず不自然なまでに旨味が強い!旨味が濃い!!濃厚な牡蠣の磯感とニンニクの香りが口に広がり、表面のオイルも相まって濃厚な旨味に口中が支配されながらも、意外と舌に残るような重みは無く口溶けはライト。スッと爽やかに去っていくため一口、また一口とスープを飲む手が止まりません。表面に浮く牡蠣のアヒージョを溶かすと、より牡蠣感、ニンニク感が増し食欲は加速するばかり。麺は博多風のパツパツの細ストレート麺で勢いよく啜るための麺!2杯目とは思えない程食欲の勢いは増すばかり! さて、お次は柚子ペーストを溶かしていく!かなり香りの強い柚子ペーストで、徐々に溶かしていくとガツンと柚子の香りが広がっていくのですが、ベースの牡蠣の旨味がどっしりと、ドスンと力強いからか、丼全体が柚子だけに支配されず不思議と柚子の爽やかさ、牡蠣の濃厚さが両立するよう!地味な見た目に反して磯の旨味を一層強くする岩海苔を溶かした変化も楽しみつつ、連食とは思えない程あっという間に完食でございました! うん!やはり「無冠」は美味しい。連食してよかったなぁと思いつつも、腹パンでの帰宅とあいなりました(笑)ご馳走様でした!!

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good

阿佐ヶ谷駅

中華料理

No.1228【「丸長」の系譜では最上位に分類されるお店】 「我楽酒家 丸長」で「チャーシューつけ麺」を頂く! ≪着丼前情報≫ ◆現着時刻:11時42分 ◆並び:無し ◆オーダー方法:注文制 後払い ◆オーダー:「チャーシューつけ麺」1200円 ◆着丼時間:11時50分(8分待ち) ふと見返した「ラーメンWalker東京2025」の「丸長」の系譜にフィーチャーした記事。長野出身のそば職人の青木勝治氏を中心とした5人が、戦後、蕎麦粉が手に入らなかったため、手に入る小麦粉で中華そばを店を開業したのが「荻窪 丸長」の始まり。「丸長」のラーメンは、青木氏が日本そばの技法を取り入れ、日本で初めてスープにかつお節などの魚介系の食材を使用するなど、それまでの鶏がらベースのスープの醤油ラーメンとは一線を画す画期的なものでした。「荻窪 丸長」の創業メンバーだった職人たちはそれぞれ独立し、「丸信」「栄楽」「栄龍軒」と、時を前後して新たにに3つの店が生まれます。そしてそのうちの1つ、青木勝治氏の実弟、青木保一氏が創業した「栄楽」が、現在では母方の祖父に青木保一氏を持つ樰沢氏が営むここ、「我楽酒家 丸長」となっています。 そういう意味では、店自体は「丸長の系譜」においてはかなり上流にありますが、店主はもともと浅草橋で居酒屋「我楽酒家」というお店を営んでいた事もあり、レシピはオリジナリティが強いようです。 11時30分に現着する店内に先客は無し。店内はラーメン店というより中華居酒屋ですね。「つけ麺」「麺」「まぜそば」「定食」などランチメニューも多様で、しかも「つけ麺」だけでも醤油、ゴマ醤油、四川と3種類もある!とはいえ今日は「丸長の系譜」を辿る訪問という事なので一番オーソドックスに醤油の「チャーシューつけ麺」をお願いしました。待つ事8分で着丼です。 ≪着丼後情報≫ おお、見た目からして丸長系とは異なります。早速麺をドボンして一口頂くとびっくり!「丸長」系といえば甘酸っぱいカツオが効いた和風のつけ汁という印象ですが、こちらはかなり酸味が立っていて、カツオは控えめでかなりライトで爽やかな印象です。麺はツルモチっっとした中太縮れ麺。チャーシューは肉々しいソリッドなチャーシューで脂と肉のバランスも良くとても美味しかったです。 麺量200gとありますが、そこまで多くは感じずペロッと完食でございました。最後にスープ割を頂いたのですが、割スープはカツオが効いてたので、割るとあの味に近づき最後に「丸長」らしさを感じられてよかったです。 美味しかったのですが、ここに来たら中華料理が正解かも。今度は「四川麻婆豆腐」とか食べたいなぁ。 美味しかったです。ごちそうさまでした!

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excellent

中目黒駅

ラーメン

No.1227【煮干や節系の香りが華やかな、真面目で実直なラーメンに、反則級のチャーシューがドンっ!】 「麺や みかん」で「チャーシュー中華そば(Mixチャーシュー)」と「アブラ」を頂く! ≪着丼前情報≫ ◆現着時刻:13時12分 ◆並び:店内待ち2番目に接続 ◆並び方:店内待ち席6席、それ以降は店の外に並ぶ。店の正面ではなく側壁沿いに8名、さらにそれ以降は道を挟んだ反対側の目黒区役所の敷地沿いに列が伸びる(写真参照)。店外待ちの段階では食券購入は不要。店内に案内されたタイミングで食券購入。 ◆オーダー方法:食券制 ◆オーダー:「チャーシュー中華そば(Mixチャーシュー)」1800円 「アブラ」100円 ◆着丼時間:13時30分(18分待ち) おしゃれタウン中目黒、通称「なかめ」。こんな場所に来る理由なんてそうそう無い私ですが、2024年4月にオープンした話題の新店「麺や みかん」さんに遅ればせながら訪問するためにやって参りました!ここ「みかん」さんは、あの巣鴨の名店「まるえ中華そば」で修業をされた2人が意気投合し開店したお店だとか。どうしても「みかん」というとオレンジ色の果物を想像してしまいますが、実は味を貫くと書いて「味貫」との事で、なかなか硬派な名前だったりします。 13時過ぎ、昼時を少し外して現着すると店外並びは無し!店内では食券を購入中の人が1名。その方に続き早速店内へ。限定やつけ麺などおいしそうなメニューにも惹かれはしますが、ここはやはり直球ストレートの「中華そば」から「チャーシュー中華そば」をチョイス!チャーシューの種類が「炭火つるし焼き」「巻きバラ」「Mix」から選択できたので「Mix」でお願いしました。あと券売機上部に味変で「アブラ」がおすすめと書いてあったので合わせてプッシュ!店内待ち席で約7分ほど待った後席に案内され、着席してからは約11分で着丼です! ≪着丼後情報≫ おお!なんとも肉々しくも美しい丼だこと!修業された「まるえ中華そば」のチャーシュー程えげつない量ではありませんが、「つるし」のチャーシューが4枚、下に隠れた「バラロール」が2枚と十分な迫力です。 早速スープからいただきます。ベースは鶏豚、そこに煮干や節系の魚介を合わせたスープは、奇をてらわない実直な昔ながらのスープ。「まるえ中華そば」同様かなり魚介の主張が強く香り豊かで全体に漂う酸味が爽やかにスープを飲み進めさせてくれます。美味しい♪表面にはラードが浮き、パンチもあるのですが、今回はさらに「アブラ(背脂)」も足したため、飲み進めるうちにドスンと重い動物系の旨味も加わっていきます。 麺は自家製の細ストレート麺!表面が滑らかな麺は啜り心地もよく、吸い込まれるように口に飛び込んでくるよう! そしてやはりチャーシューが美味かった!!「つるし」は肩ロースですかね。スモーキーで肉々しくもしっかりと脂の旨味を感じる逸品な上、量も多くて大満足!バラロールはトロトロで、2種それぞれ緩急あって面白かったですが個人的には「つるし」が圧倒的に好みでした。チャーシュー食べるだけで「まるえ」ismを色濃く踏襲していることが実感できます。 終盤、「アブラ」、チャーシューの出汁がスープ全体に回り、序盤の爽やかな雰囲気からどっしりと重みのあるスープに変化したタイミングで、卓上の自家製の「食べる辣油」を入れてみたのですが、これも最高に美味しかった! 終始、修業先へのリスペクトを感じつつ独自の一杯に昇華したラーメンに感動しながら大満足で完食です! 美味しかったです。また「なかめ」に来る理由ができました(笑)

M.Saito

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赤坂見附駅

ラーメン

No.1226【自然の旨味を凝縮した優しくも力強い塩ラーメン!】 「Ramen 翡翠」で「特製塩ラーメン」を頂く! ≪着丼前情報≫ ◆現着時刻:13時53分 ◆並び:店内町先頭に接続 ◆並び方:ドルミ赤坂という建物の2階に店舗あり。食券を買わずに並ぶ。「Ramen 翡翠」店内に4人分ぐらいの待ち席あり。それ以降はビル内の店の入り口から店舗に向かって左手に列が伸びる。店員さんに促されたタイミングで食券を購入。 ◆オーダー方法:食券制 ◆オーダー:「特製塩ラーメン」1900円 ◆着丼時間:14時2分(9分待ち) 今年2月にオープンした話題の新店「Ramen 翡翠」さんに行ってまいりました。店主は「Ramen Break beats」で修業された方との事で、すでに界隈では話題のお店です。オープン前から話題で開店とともに行列店ってお店多いですよね。最近ですと「ちょりん」さんとかもそうですし、少し前だと「陰日向」さんとか「燈~kagaribi~」さんとか。やはり修業先、系譜の影響が大きく、開店前から期待を一身に集め、結果その期待を超える一杯を提供しているからなんでしょうが、昔ながらの口コミでウマいと評判になっていくお店の過程を見る楽しみは減ってきているようにも感じます。 さて、昼には少し遅い時間に現着です。昔はスナックやバー、クラブがびっしりと入っていたであろうビルの2階に店を構えているため、ビルの前に立て看板はあるのですが気を抜くと素通りしてしまいそうになります。少し勇気がいるビルの入り口から延びる長い廊下に足を踏み入れ、廊下の突き当りにある2階に続く階段を上ると右手に店舗が現れます。 店内は満席でしたが幸いなことに並びは無かったので、食券を購入し店内待ち席先頭で待機!クラブなのかスナックなのかを改装したようなどことなく妖しい雰囲気が漂う店内で5分ほど待っていると席にご案内~ 入り口、待ち席は妖しい雰囲気でしたが、着席してみるとカウンター内の焼き台では肉やホタテが芳ばしいいい香りを立てて焼かれていて、清潔感のあるキッチンで3人の店員さんがチャキチャキと無駄のない動きで調理をしつつ常連と楽しい会話を楽しんでいるのを目の当たりにすると素敵なラーメン店なんだなぁと感じました。 そんな店員さんお動きを眺めつつ、着席から待つ事およそ4分で着丼です。 ≪着丼後情報≫ 美しい塩ラーメンですね!済んだスープに各種チャーシューが浮かび、その真ん中に焼いたカブが鎮座しています。うぅん美しい。 早速スープからいただきます。各種ブランド地鶏から炊き出したベースの無化調スープに、帆立や蛤、海老や昆布など10種以上の魚介を合わせたというスープは、自然の旨味が凝縮されていて、無化調に感じる物足りなさは全く感じない力強いスープ!そこに合わせるのはシルキーで舌触りのいい細ストレート麺!啜り心地が良い麺で思いっきり音を立てて啜りたくなる麺で非常に好みの麺でした。 具材もどれもこだわりを感じる逸品で、中央の下部は芳ばしく苦みや若干の辛味が爽やかで、芳ばしく焼かれた鶏モモは非常にジューシー!低温調理の鶏むねはフワッフワで、味玉は黄身がねっとり濃厚で味が濃く余韻が長いうまい味玉でした。 どっしりと力強くて引っ掛かりが無いスープなのですが、中盤から終盤にかけて、ドライトマトや揚げネギ、春菊なフライドガーリックもあったかな?これら少しインパクトがある食材が飛び込んでくるとその都度その都度変化が起きる仕掛けも楽しかったです。 ベースは滋味深いのですが、最後まで単調にならず楽しいラーメンでございました! なるほど、これは話題になるだけありますね。少し癖のある食材のギミックに「Ramen Break Beats」ismを感じつつ、大満足で退店です。美味しかったです。ごちそうさまでした!

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No.1025【「東神田らーめん」改め「モンナカブラックラーメン 千変万化」にリニューアル!究極の一杯が完成したんだってさ!】 「モンナカブラックラーメン 千変万化」で「特製ブラックラーメン」「にんにく」を頂く! (Rettyに屋号リニューアル申請済) ≪着丼前情報≫ ◆現着時刻:20時36分 ◆並び:無し ◆オーダー方法:食券制 ◆オーダー:「特製ブラックラーメン」1550円 「にんにく」無料 ◆着丼時間:20時48分(12分待ち) 以前からチェックしていた気になるラーメン店「東神田ラーメン3」さん。 とある筋の情報によるとこのお店は「東神田らーめん」として2003年に馬喰町にオープンし、西大島に移転後2013年閉店。更に「東神田ら〜めん3」として門前仲町にて2023年1月に復活し、現在では「東神田ら〜めんfinal」として営業しているとの事。門前仲町のお店は3年限定との事で、2025年末に閉店が決まっているようなので今のうちに行っておかないといけないと思い訪問いたしました。9時半閉店の所20時36分に現着すると営業中。店内空いていそうなので早速入店!と思ったのですが… あれ??……… 店の入り口に張り紙が… ん……店名が違う??…2025年4月1日からリニューアル?!?!?!?! なんと、2025年4月1日から「モンナカブラックラーメン 千変万化」としてリニューアルしたとの事(笑)Xのアカウントにも「東神田ら〜めん改め モンナカブラックラーメン千変万化です。」とヘッダーに記載があり、ラストイヤーに向けて最後のリニューアルをしたのか、はたまた3年後閉店などもろもろを撤回してリニューアルをしたのかは不明ですが、とにかく現在では「モンナカブラックラーメン 千変万化」さんなんだそうです(笑) これはいきなり出鼻を挫かれましたが、ま、店名は味に関係ありませんし、「究極の一杯が出来上がった」とも書いてあるんですから期待に胸を膨らませて早速いただきましょう。 入店すると左手に券売機が。メニューを確認すると濃縮魚介醤油ら~めんの「モンナカブラックラーメン」、辛スパイス入り魚介醤油ら~めんの「辛辛ブラックラーメン」と「つけ麺」の三本柱に各種トッピングという建付けのよう。「にんにく無料」のボタンがチカチカ常に瞬いていて相当気になります。 まずは王道を特製で、という事で「特製ブラックラーメン」をプッシュし、さらには魅惑の瞬きを見せる無料の「にんにく」もプッシュ!あれよあれよと客がいなくなりあっという間に客が私一人になった店内で、若干の緊張感を持ちながら待つ事12分で着丼です! ≪着丼後情報≫ おおお!なんという絵力が強いラーメンなんでしょう!名は体を表していて、見事にブラックなラーメンです! 早速スープから!おお、一口目の感想は甘い!かなり甘めの濃縮された醤油ラーメンという印象です。ベースの魚介もかなり風味が強く重厚で、そこにこれでもかっ!とブラックペッパーやスパイスがかかっていて、その刺激からか重厚でかなり強烈な塩味にもかかわらずグイグイ食欲を引っ張ってくれるスープです。 それに合わせるのは2種類の麺!細麺はスルスルと、手打ちの中太縮れ麺はモチモチと触感も異なりこれも相当面白い! 強烈なインパクトのチャーシューは大ぶりでトロトロでホロホロで存在感抜群!しっかりと味もついていて食べ応え、満足度共に満点です。 さて、お次はニンニクを崩していく!徐々に広がるニンニクの風味とインパクト!いいですね。このラーメンはもしかしたらニンニクを溶かしたときに完成するのかもしれないと思うぐらいスープに合う!スープも肉もかなり重みのあるラーメンですが終盤にかけて加速していく自分がわかります。 暴力的なまでに濃縮された魚介の旨味、濃厚な醤油の甘み、インパクト満点の豚にガツンとニンニク!時折口に入るシャキシャキと爽やかな刻み玉ねぎも心地よく、一個一個の個性は強烈ですがそれが不思議と調和された一杯に感じました。なるほど、これが究極の一杯なのですね。なんとも癖になる一杯。とても美味しかったです!こりゃ今年中にまた来ないといけないですね。美味しかったです。ごちそうさまでした!!