Takuya Hiraoka
中目黒駅
イタリア料理
蛸のアランチーノ 気仙沼産 戻り鰹のカルパッチョ オレンジのモスタルダ 平目と原木椎茸のストゥファート 北海道産帆立とラディッキオの鳥賊墨スパゲッティ 手打ちパスタパッパルデッレ 和牛のラグービアンコ 茨城県産 つくば美豚のコトレッタ パンナコッタ・クラッシカ ストゥファートはこの日初めていただいた一皿。厚く切られた平目はふわっと仕上げられ、原木椎茸の香り高さと生クリームのコク、ワインが三位一体。 烏賊墨のスパゲッティは帆立、ラディッキオと合わせて。シャキッと苦いラディッキオの食感、解れる帆立の甘味、パスタのベースのトマトソースと烏賊墨のコクをサッサイアがするすると運んでくれる感じ。味も食感も一口ごとに違ってとても楽しい一皿。 手打ちはAudaceでははじめていただくラグー・ビアンコ。赤ワインをしっかり入れたラグーと和牛に、季節ごとに変わる食材を合わせる手打ちをこれまで楽しんできましたが、今回新機軸でビアンコだとか。ソースが少し軽くなった分副食材(松茸でしたかね…)とパスタ、和牛の美味しさが分かりやすく感じられたような。 ハーフペアリング最後の1杯、訪問日の直前に開催されていたメーカーズ・ディナー2DAYSで供されたプレミアムワインがありますけどどうしますか?という甘い囁き。後輩くんはアルトアディジェの名生産者フランツ・ハースのピノ・ネロを美味しそうに召し上がっていました。バリックで12ヶ月、瓶内で24ヶ月の36ヶ月熟成。ふくよかで伸びやか、でも重くない。なんでもイタリア最強のピノ・ネロだとか…。僕はアパッシメント偏愛人間なので通常ペアリングのヴァルポリチェッラ・リパッソで大満足。なんでアパッシメントこんな美味いんですかね。 セコンドはつくば美豚、今回は炭火焼きとは変わって火入れをギリギリまで攻めたコトレッタ(カツレツ)。どシンプルですが不味いわけない。 この夜は追加パスタを。秋刀魚のスパゲッティをRegaloとは違ったスタイルで、ということで焼き葱とドライトマトを合わせて。葱の甘さと秋刀魚の旨味、トマトの酸と甘さが綱引きしてる。美味しい。 ドルチェはゼラチンを使わないパンナコッタ(故にクラッシカ)。さっぱりいただけました。 久々にハイチェアで楽しませていただいた、10月1回目のAudaceでした。ありがとうございました。 #cucinaitaliana #italiancuisine #イタリア料理はムラの美学 #小倉知己のイタリアンプロ養成講座 #audace