武田壱郎

武田壱郎さんのMy best 2017

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東京都

居酒屋

武田壱郎

山形芋煮定食980円(税抜) ランチタイム、いつ行っても閉まってるこの店。芋煮が食べたくて今週めげずに通い続け四度目の正直。ついに行きました。食べました。ひゃっほー!おいしかった!ランチは木金土しかやってないそうです。 高円寺で有名なカレー屋「くじら」や山形郷土料理居酒屋「音飯」を展開してる(株)どりーむかむずとぅるーの系列店。本来は蕎麦屋なんだとか。狭いけど趣のあるカウンター。階段をあがると卓袱台のある高円寺らしい不思議空間。 メニューをみれば蕎麦に隠れつつも玉こんにゃくは勿論山形の郷土料理が並ぶ。私に作曲と音楽理論を教えてくれた師匠が山形の人だったので山形の料理には馴染みがあるんだ。山形県民の芋煮にかける情熱は異常。藤沢周平が庄内の味として讃えたそれは地味だけどそれだけにとても貴重。 はふはふに煮込まれた立派な里芋。ひと切れひと切れが大きい。なのに味が染みて箸で切れちゃうくらい柔らかい。その合間に漂うこの肉はひょっとして山形産?こないだアンテナショップで食べたのとよく似た風味。よもやまさか「音飯」で使った米沢牛の切り落としか?これがまたいいお出汁がでてるんだ。とろりと煮込まれたネギと一緒にいただきます。具は勿論、最後の一滴までスープを飲んじゃった。キラキラ光るご飯は粒がたっていて、山椒が微かにきいたジャコをのっけて食べます。つーかこのご飯とお茶だけで既にご馳走の域。こんな贅沢あっていいの?小鉢はホタルイカの酢味噌和え。それに豆腐にオクラとキュウリ?を刻んでのせてのりがパラパラかけてあったひと品。さっぱりして箸休めにちょうどいい。お漬物も◎。 山形から出て来て郷土の味に飢えてるなら高円寺にいらっしゃい?知らないなら来なくて結構。この店は本物の芋煮が食べられるよ。この「芋煮」という言葉がわからない人は多分知らなくていい世界。 #郷土料理 #山形

武田壱郎

1日6食の限定ランチ。1500円。 まさかこんなにすごいランチに出会えるとは。京王多摩川ってなんなの?まともな商店街もないくせにその街にはとんでもないお店が隠れてました。昼過ぎから開店で明るいうちは日本茶の専門店、夜は日本酒を呑みながら創作和食の店らしい。通りすがりに店先に出された黒板を見かけてランチをやってることは知ってたんだ。けど1日6食だし並ぶのは嫌だなぁ、ご予算的にもちょっとなぁ、と二の足を踏んでいたお店。でも今日のメニューは穴子ご飯。その魅惑的な響きに抗うことなどできませんでした。 店の戸を開けていいですか?ときくとどうぞどうぞ、とご主人。先客なし。あれ、空いてる。心配することなかった。店先から想像してたよりずっと広い、時間から隔絶されたかのような落ち着いた店内。トイレに行ったら花の終わった桜の枝が活けてありました。風で折れたのが落ちてたのかな。若葉の緑が目に快い。ご主人は風流な方だね。 メニューはおまかせ一種類のみ。まずは穴子ご飯。穴子をふっくら焼いてひつまぶしにしてあります。香ばしく焼かれた穴子。身が厚くて脂がのっているのに後味はさっぱりしてる。なのにじわじわ口腔で踊る旨味と香り。なにこれ?おいしいーっ!本能の命ずるままガツガツ一気にご飯を掻き込みたくなる衝動を自制するのに苦労した。はぁはぁ。動揺をとりつくろいお上品に一口一口噛み締めながらいただきます。気が遠くなるくらい素晴らしい。薄く味付けられたご飯は粒がたって口の中でプチプチはぜます。何でいい店ってご飯炊くのが上手いんだろう。錦糸卵と青菜がさりげなく添えられて目にも鮮やか。味も鮮やか。 おかずは鶏肉のつくねと筍ワカメの煮物。つくねは口の中にいれた瞬間、旨味で知覚が飽和状態。塩はきいてるけど味付けが濃いわけじゃないんだよ。鶏肉や出汁や、あとなんだろう?とにかくその風味が理解不能なくらい濃厚。和食で味覚のメーター振り切られたのは生まれてはじめてかも。もう一品は高野豆腐とスナップエンドウとフキのお煮しめ。こちらはしみじみ柔らかい味わい。フキってこんなにおいしかったっけ?どちらもそれだけでご飯一膳食べれちゃうくらいの素晴らしさ。それと小皿が三品。お店の名前にもなってる野蒜を醤油漬けにして松前漬けに和えたもの。野蒜は今が季節だもんね。これは初めて食べた!エシャロットのようなサクサクした歯ざわり。埼玉に秘密の狩り場があるんだそうな。そうでしょうとも。ひと粒ひと粒が大きいもん。上品で控えめな味と歯応えの牛蒡のきんぴらがいいアクセント。ほっとする。塩をよくきかせた懐かしい人参と胡瓜の糠漬け。大量生産じゃないおいしい糠漬けを食べるの久しぶり。変な言い方だけど糠の香りがヌカミソ臭くなく好ましいなんて。この糠漬けをお茶受けにゆっくりお茶飲むだけで幸せだと言い切れる。お味噌汁は雑煮かと思ったら餅じゃないぞ、これ。香りが強い。自然薯?もふもふしてる。京風白味噌がとてもよくあってる。 一点の隙もないメニュー。堪能しました。完全KOで言葉もない。ご主人が椀や皿に蓋を戻す音を察して食べ終えて呆然としている私にお茶を淹れてくれました。今日の日本茶は鹿児島県知覧地方のお茶だそうです。ほのかな香り。ひと口啜ってびっくり。あまいっ!えー、高級なお茶ってこんなにはっきり味がするものなんだ。カルチャーショック。もうどうにでもして状態でお茶に浸りきる。 毎日来るのは無理だけど、これで1500円ならむしろ安いよ。ご主人はお茶を利くだけあって味覚嗅覚が信じられないくらい優れているんだね。ってーことはお酒もかなり期待大…? もっと仕事してお金貯めよう。おいしいご飯のためなら頑張れる。 #和食ランチ #春ごはんキャンペーン

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東京都

天ぷら

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卵天丼定食。昼1300円夜1600円。 高円寺のランチで諦めたお店。だっていつ来てもすごい行列なんだもん。ところが夜も300円高くなるけど同じメニューが食べられると聞いて夜営業の開店時間五分前から並んでみました。 こないだ半熟卵のフライでびっくりしたけど、今度は生卵の天麩羅だぜ。グラグラ熱いごま油に直接生卵を割り入れて上から衣をかける。油が跳ねたり爆発したりしないの?ってハラハラするけどお茶目なご主人は余裕でポーズをきめてのパフォーマンス。さすがプロ。タレのかかった卵の天麩羅をご飯の上で割るとサクサクの衣のなかから、黄身が白いご飯にトロリ。なんかこれだけで軽く丼飯一杯いけそう。 その間にも次々にでてくる天麩羅はエビ天イカの紫蘇巻きキスピーマン茄子小エビのかき揚げ厚切りカボチャ。季節によって変わるんだろうけどしっかり定番をおさえながらなおかつバラエティ豊かで楽しい。なかでもイカの紫蘇巻きが特に印象的だった。ネタがいい?衣がいい?腕がいい?多分それ全部。 カウンターのみの小さなお店。お店と客の距離がニアというかクローズというか。お寿司屋さんのように客が食べるペースにあわせて揚げたてが一品づつ提供されるスタイル。味とサービスに関しては高級店みたい。途中ツユの入ったお皿ひっくり返しちゃう失敗したんだけどご主人みずからおしぼり持ってきて気遣ってくださった。ご主人の素晴らしいお人柄が察せられます。高円寺にしてはお高めな価格設定だけどコストパフォーマンスを考えるとむしろ感じるお得感。お味の方はいうまでもなく、これまでの人生で一番美味しい天麩羅食べたかも。さすがあの行列の人気店は伊達じゃない。 #天麩羅 #定食

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東京都

フランス料理

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メインはブリのムニエル。スープ、サラダ、パン、コーヒーのランチコースで1080円。安いっ。ランチとはいえ本格フレンチだよ? こないだおフランスなランチを食べて思い出したんだけど、調布ってビストロって言葉が普及するはるか以前からそういう家庭的なフランス料理の小さな店がたくさんあったんだよね。子供の頃よそ行きの服着ておばに連れられて、この店じゃないと思うけど、そんなお店によく行った記憶がある。ナイフとフォークを使う食事が非日常的でスペシャルな感じがしてどきどきした。そんなこんなでこちらを訪問。 この店は今も調布で営業している、そんな歴史が長そうなお店のひとつ。洋食屋っぽいメニューもあるんだけど、その基本はしっかりした正統派フランス料理屋さん。今なら間違いなくビストロを名乗ってそっちのお洒落系な方向に向かうんだろうけど、当時はそんな言葉はなかったからね。ぱっと見は昔ながらの街の洋食屋さんだけど、何を隠そうご主人の正体は本格正統派フランス料理のコックさんです。 さてさてランチでプチとはいえコース。今日はお行儀よく頂きましょう。スープはほうれん草のグリーンポタージュ。フランスパンがひとかけら浮いています。ニンジンの飾り切りが美しいサラダ。シャリシャリサクサクみずみずしい食感。底にとろーりポテトサラダが隠れていました。パンとメインの脂ののったブリのムニエル。ブリといえば和臭のする醤油が似合いそうなイメージの魚なんだけど、そのブリをムニエルにしてコンソメ系ソースをかけて見事洋食に仕上げていました。さすが。ブリは九州のどっか産とかメニューに書いてあったっけ。このハーブの後味はディルかな?微かに薬臭い癖のある香りをブリにぶつけることでその個性を打ち消しあうのではなく、それもありだなと納得させる重層的な味わいを引き出しています。付け合わせの野菜がうまいっ。パプリカえんどう人参ほうれん草れんこん。特にれんこんをカットしたブリに重ねてフォークに突き刺して食べた瞬間、口の中でえもいわれぬハーモニーを奏でて昇天しそうになった。れんこんが甘いっ!ブリと対比がきいてこれは絶妙。うーん白ワインが欲しい。凝り凝りの細工してあるジャガイモがかわいらしい。食後お皿を片付けてもらってコーヒーにブラウンシュガーの角砂糖とミルクを少しだけいれて今日のランチの余韻にひたります。「いいんですよ。あわてずゆっくりしていってくださいね」フロア担当の奥様が新たに訪れた客を気遣って席を立とうとした老婦人に別な席を用意しながら声をかけています。「ありがとう」おっとりと流れる素敵な時間。 小さな店内は混みすぎず空きすぎず。親しみやすい感じでランチ時に気が向いたらふらっと訪れることができます。並ぶのが大嫌いで、その時何を食べたいか結構気まぐれだからあらかじめ予約することができない私にもうってつけのお店。この一期一会な感じが限りなくいとおしい。 #ビストロ #フレンチ

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東京都

洋食

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オムライス研究家(←自称)であるなら、高円寺には行って食べてみなくちゃいけない店があります。それがアイノワールの「チキンピラフの白いふわふわオムライス」ランチドリンク付き800円。高円寺のオムライスといえばテレビ雑誌で必ず取り上げられるほど有名なこのひと皿。ホイップクリームのような究極のふわふわ卵が全体を覆う一度見たら絶対に忘れられない特異なビジュアル&食感。その正体がメレンゲであることまでは容易に想像つくけど、一体どうやって焼いているのかは全くわかりませんでした。オーブンで焼くくらいしか思いつかないけど、それじゃあ写真のような仕上がりにならないし??? ただ、こじんまりとして可愛らしい店内。自然食にこだわった野菜が美味しいオーガニックレストラン。40代中年男ひとりにはあまりにも敷居が高く、これまで行くのを躊躇してました。勇気を振り絞って訪れた今日、やっぱり店内は女性客ばかり。幸いお店のひとの接客が優しかったから持ち堪えたけど、そうじゃなきゃめげてたな。 それでも食べたいひと皿。臆することなく注文して待つことしばし。バターの焼けるいい匂いが店内に漂います。やはり実物みるとインパクトありますね。早速ふわ雪のような卵にスプーンを入れてひと口。カリカリに焼かれた鉄板焼きピラフ。ピラフ単体はハードな仕上がり。ほのかにスパイスをきかせた手の込んだそれを柔らかに舌の上でとろけるメレンゲが包みます。うわーなんだろうこれ。甘やかな卵とお焦げの香ばしさが絶妙なバランス。ふわふわの卵がしっかりしたピラフと混ざりあって未知の味。未知の食感。すごいすごい! 小指の先ほどの鶏肉がゴロゴロ入っていて結構ボリュームがありました。話題先行見た目勝負のちんまりした料理ではありません。意外にがっつりランチの王道オムライスしてます。 結論から言うとメレンゲ状の卵はほとんど「焼いてない」です。鉄板を加熱し先にチキンピラフをこんがり焼いて、最後の仕上げに火からおろしてからホイップクリームのようにメレンゲを塗りつけたのだと思われます。熱い鉄皿とピラフの余熱で卵は絶妙な火加減に仕上がっていました。だから卵は雪のように白く焦げ目がつかない。モンサンミッシェル風オムレツを更に一歩踏み出した発想。よく考えたよなーこれ。鉄板のふちについた焼けた卵がケーキのようなふわふわでこれまた嬉しい楽しい。 しばらくしたら、ある時急にこのオムライスが猛烈に食べたくなってまた来ることになるんだろうな。この味を知ってしまったから。野菜も美味しいらしいしサラダやランチプレートも食べに開きなおってまたこの店に来ることにしよう。たとえ男ひとりには敷居が高くとも。 #オムライス

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埼玉県

カレー

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水曜限定メニューで野菜カレー。お隣の自家焙煎珈琲豆屋さんで淹れてくれたスペシャル珈琲とセットで1650円。 ドラマ「逃げ恥」で新垣結衣がよその家へ家事代行に行って和風の煮物を作ろうとして失敗。カレーにして誤魔化したら、かえってそれが斬新で美味しかったと雇い主から絶賛され、その話を伝えきいた星野源が「僕には普通のカレーしか作ってくれないのに」といじける…というエピソードがありました。テレビ観て「あ、美味しそう。ごぼう入りカレー、今度やってみようかな」なんて思っていたのですが。 実在してました。ここに。 とはいえ勿論失敗料理のリカバリーなどではありません。幾つもの鍋を駆使してひとつひとつの素材に火を通す時間を綿密に計算し尽して調理されたそれぞれの野菜がサフランライスとカレーソースを舞台に一堂に会します。 ごぼう蕪ジャガイモ蒟蒻ホウレン草ブロッコリー豆腐ナス長ネギetc…。さくさくシャリシャリぷにぷにモグモグ旨みじゅわー。おもちゃ箱ひっくり返したみたいに多彩な味食感が口の中でめまぐるしく移り変わっていくのが楽しい! 決まった日しか食べれないのが残念。 #カレー

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東京都

おでん

武田壱郎

公演期間中に行った店その2。 夏の間から今度の公演に向けて突っ走ってきたから気がつかなかったけど、もう11月。冬じゃん。公演を終えた夜の帰り道、同行の女性が寒そうだったのでちょっとあったまってから帰ろうと寄り道していくことに。 言わずと知れた、下北沢で本物の静岡おでんが食べられる名店です。静岡おでん…渋いっ!渋すぎるっ!静岡おでんが普通のおでんとどう違うのか、はwikiかなんかでググってね。 店にはいるとおでんのいい匂い。冷えた躰がほわっと緩む。ぐつぐつ。おでんはセルフで小皿にとって、串を数えて会計するスタイル。熱燗を頼んで早速おでんを選びます。定番黒はんぺんはもちろん信田巻き、白焼きなど静岡ネタが嬉しい。この日は豚のガツがコリコリコラーゲンで美味しかったな。ダシ粉をまぶして串を持ってガブリ。青海苔カラシ味噌。具も食べ方もバリエーション豊富。迷っちゃう。 ソウル系の音楽がかかってるお洒落な店内。ご亭主はこういうのが好きなのかな、と何気なく会計の時に壁の額をみたらマービン・ゲイのチケットの半券が飾ってある。「すごーい、行ったんですか?」ってきいてたら、同行の女性がさらに凄いもの発見。壁に飾られたビートルズ1966年武道館公演のチケット!あの歴史的な!伝説の!ドキュメンタリーで何度見たことか。「え!?あの場所にいたの!?」ってきいたら「まあね、あまり音はよくなかったよ」とご亭主はちょっと照れた顔。何でもこのお店、最初はソウルミュージック・バーだったんだけど、郷里の静岡おでんだしたら好評で同郷の士がわらわら集まってきて、それでおでん屋さんになったんだそうな。音楽もおでんもあなどれん。さすが下北沢というべきか。

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東京都

定食

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今日はからあげな気分だったので、ランチタイムになるやいなや店までダッシュ。注文するのはからあげ定食8コ860円。からあげ定食には基本の6コ、8コと食べ放題の3種類あります。時間が限られているし、基本ヘタレなので食べ放題には挑戦しません。 待つことしばし。からあげどどーん。見てください。ひとつひとつがでかい。8コで自制してよかった。身の程知らずに食べ放題頼んでいたら恥かいたよ。賢者たるものおのれを知らねばなりなません。てかこれを食べ放題する奴がいるのかい。信じられない。 揚げたてはふはふ肉厚のぷりぷり鶏肉からは肉汁がじゅわー。油っぽくない薄くてカリカリの衣。そこに閉じこめられていた鶏肉がひと噛みごとにふわーと湯気をあげる。下味はしつこくなくあっさり上品。量がウリのジャンクなからあげやとは次元が違う。それがこのボリューム!つまり思う存分おいしいからあげが堪能できるってこと。ふたつは素でふたつはレモンかけてふたつは辛子でふたつははソースで。ごはんも味噌汁もキャベツも美味しい。本能のおもむくまま一気に完食。お肉大好きおとこのこも大満足。 追記 あんだけからあげ食べまくりだったのに不思議と全然胸焼けしてない。いい油を使っているせいかな?ただぽっこりおなか下っ腹あたりのズボンがきついー苦しーい。 #定食 #肉の日

武田壱郎

シャクシューカのランチセット。シャクシューカ(野菜のトマト煮込みの上に卵を落として焼いた料理)が、パスタのようにぷにぷにした食感のライスにのっている。リサンアスフール(紡錘形の小さなパスタ入りスープ)とサラダ、食後のスパイスティーがついて1000円。 似てるけどカレーじゃないよ。トロトロな卵の黄身とスパイシーに煮込まれた野菜が極上ソースになってご飯に絡む。微かな酸味とパスタのツブツブした食感が特徴的なスープ。単なる付け合わせのサラダかと思ったらここにもスパイスを振りかけてある芸の細かさ。見た目の豪快さに反して味付けはとても繊細。全体に統一の取れたメニューはハラールならでは、なのかな。 住宅地に突如出現するスフィンクス像が怪しいオーラを放つディスプレイの店構え。だけど店に一歩踏み入れるとエジプト風の家庭的な佇まいの隠れ家レストラン&カフェ。寒い日が続くなか、ほどよくスパイシーなエジプト料理でお腹の中からポカポカ。エジプトのハラールってイスラム系薬膳料理みたいな感じ?テキトーなこと言うけど冷え症の女性に効きそう。食べ終えて飲むスパイスティーが至福。#エジプト料理 #ハラール

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東京都

タイ料理

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ガパオガイ。いわゆるガパオライスっていわれているやつ。ランチタイムはスープサラダデザートがついて800円。無料のお冷やが冷茶で美味しい。 調布駅からすぐの雑居ビル地下一階。店の前まで行きづらいので人気店だけどお客さんの数はほどほど。席にあぶれるほどじゃない。知っていれば入りやすい店なんだけどね。知らなきゃ絶対行けない店。主に地元民に愛されている。 ガパオライスとはぶっちゃけ鶏肉のバジル炒めのっけご飯目玉焼き添え。日本の丼メニューみたいな位置付けなんだろうか。気軽に食べられて美味しい。鶏肉は荒そぼろくらいの細かさ。オイリーな炒めものにパクチーバジルがきいて爽やか。白飯が日本人好みにふっくら柔らかく炊かれていた。こんなに美味しくタイ米炊けるなんて。ちょっと弟子入りさせてくれないかな。 サラダは甘くて辛くてレモンの酸味。細長く切ったニンジン他野菜を揚げたのがトッピングされていて、そのカリカリが食感を豊かにしている。スープは豆腐と肉団子(丸くないけど)白菜の中華スープ…かと思いきや吞み下すと口の中に残るパクチーの芳香。一見中国に似てるかと思えどやっぱりタイはタイ。デザートはタピオカ入りココナッツミルクでした。 これは完璧に定食だよね。このお盆の上の配膳見ると。たとえば日本の生姜焼き定食を食べるような気安さで本格的な世界の料理が味わえる。いい時代になりました。 #タイ料理 #クセになる