O.Shota

O.Shotaさんの My best 2019

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東京都

魚介・海鮮料理

O.Shota

日本橋から歩いてすぐ、行列が無ければさらっと通り過ぎてしまいそうな場所にお店を構える『つじ半』さん。 今日はランチ開始20分前に着きましたが、この行列。待ち時間は大体苦しいものですが、ドアが開くたびに香る、複雑な出汁の香りが待ち時間を忘れさせ、料理への期待を一層高めます。 さて、本題の料理へ。今回はなかなか東京に来れないので、松(¥2,000)を注文しました。 まずは刺身のごまだれかけを頂きます。身の弾力は言わずもがな、ごまだれの旨味と相まって格別でした。 次にメインの海鮮丼。北海道などで食べる海鮮丼とは異なり、様々なネタが細かく、一緒くたにされています。一見、それぞれの良さが損なわれているように思いますが、食べて驚き。 “それぞれの食材が絶妙な大きさ”に切られているのです。弾けるようなイクラはもちろんことの、1つ1つのネタがしっかりと主張してきます。どこを食べても新しい食感、味が広がり、飽きさせません。 気付かぬうちに、食べ進めていて、〆の鯛だし茶漬けを忘れるところでした。 鯛だしをかけられた海鮮丼は格別でした。 鯛だし香りの良さ故に写真を撮らずに頬張ってしまいました。 熱々の鯛だしによって海鮮に少し火が通り、食感が変わり、まだ飽きさせません。ゴマだれのかかった刺身をのせていただくのですが、これがまた素晴らしいアクセントに。 いくら好きの私ですが、特筆すべきは火が通ってもふにゃらないいくらの強靭さには驚き。例えが合ってるか悩ましいところですが、普段の茶漬けのあられのような働きをし、茶漬けにアクセントを与えます。 総合しても大変良いお店でした。東京に訪れた際は必ず訪れたい、そんなお店でした。