2月、名古屋の名店、天ぷらのにい留さんへ初めておうかがいしました。 今まで食べたあらゆる食事の中でも群を抜いて感動しました！想像も期待も大きかったですがレベルが違いすぎて仰天です。食事中あまりの感動に何度か泣きそうになりました。2回は実際に泣きました。 最近はカウンター10席から2つ減らして8席でされてるそう。きちんと説明しながら食べていただく方がお客さんの天ぷらへの理解が深まって盛り上がるそうで、ゆくゆく6席にすることもあるかもと仰ってました。 その言葉の通り、どう調理しているか、何がポイントかを一品ずつ丁寧に説明してくださいました。 天ぷら屋さんですがつまみのレベルがまず高い！あん肝の美味しさには感動しました。臭みゼロ、ゼロなのでシンプルで上品な味付けが美味しい。 天ぷらの衣はおすしのシャリと同じで、衣ですべて決まる、食材によってどうつけるかも変えるべきだと仰っており、何度も衣のタネを作り変えていました。揚げ方も、食材によって火を止めたりつけたり、すごく細かい調整をされていました。そうするとこうなるんだよと説明いただけるので、確かに！とより美味しく感じます。品数多いですが最後まで全くしんどくならない天ぷら。 天ぷらにする食材は寝かせるなどの仕込みが素晴らしく、揚げた時に一番美味しい味や食感になるように計算されています。丁寧すぎる仕事、この仕込みと同時にさらに美味しくなる試行錯誤もされており、いつ寝てるんだろう。 毎日天ぷら揚げてるけど毎日揚げるのが楽しいんです！と仰っていました。常軌を逸した変態的なこだわり(褒め言葉)も楽しいからこそできるんだなぁと感じました。そういう方の揚げた天ぷらが食べたい。 天ぷらの美味しさはおすしと比べてまだ認知されていない、若い人にもどんどん美味しさを伝えていきたい、と、新規の方も入りやすいようにオープンな予約システムにされているそうです。人気店なので競争率は高いですが、頑張って絶対またお伺いしたいです！そして全国民に行ってほしいー！日本国民の必修科目。4時間の長丁場ですがずっと楽しかったです。お人柄も含めて大好きすぎるお店さんになりました。