釜山に住む人なら、知る人ぞ知る、有名カフェ。 2019年に世界バリスタコンテストにて最優秀スタッフを輩出したことでもおなじみです。 アメリカーノが主体な韓国内では珍しい、ハンドドリップスタイルです。 1杯1杯に時間と手間をかけ淹れるコーヒーは、パリパリ文化(早く早く文化)の韓国では、相対的に見えます。 お店は、外観から圧倒的。異世界感満載。 外の席で、自然と隣り合わせになりながら、コーヒーを飲めるのもうれしいです。 一番の驚きは、ティラミスのおいしさ。 おいしいコーヒー店のティラミスがおいしいのは必然ですが、期待値を上回られました。浸すエスプレッソの質と上にかかっているコーヒーパウダーのパンチの効いたほろ苦さと香りの強さが、ティラミスのクオリティを何段階も上げていました。 家に帰っても思い出すクオリティのティラミスでした。
This is 韓国料理店。 풍원장は、韓国料理とは何か?の疑問に対してのアンサーをくれるお店だと思います。 店名の시골밥상집は「田舎の家の食卓」という意味ですが、韓国料理=たくさんのおかず(パンチャン)で満たしてくれる、という真髄を存分に味わせてくれます。 韓国経済が困難な時代、白米はキムチやパンチャンよりもはるかに高価で、家でも外食をするときでも、一杯のご飯を食べ終えてもお腹が満たされないことも多くあり、その代わりにおかずでお腹を満たせてあげるのが韓国式。 このお店は、そんな沢山のおかずでお腹を満たしてあげるをこれ以上ないくらいにしてくれます。 主菜を選ぶと、19種類のお皿と釜炊きご飯(솥밥=ソッパブ)と鍋の味噌汁が一気に提供されます。 釜炊きご飯の周りに付いたご飯はお湯を入れて、おかゆとして後で持ってきてくれます。 主菜はポッサム(茹で豚肉)を選択(他にデジプルコギ・アヒル燻製があります)。 ここのお店のポッサムが本当においしかったです。 ジューシーでパサつき要素が全くない、上品なポッサムでした。 タンスユク(韓国式酢豚)も出てきてビックリ。 チャプチェ(お替り自由)も美味。 他のおかずも1つ1つちゃんと美味しいです。 テーブルに、バッと広げられるおかず体験は壮観で、気持ちも満たされます。 韓国に来た際は、ぜひ行ってほしいお店の1つです。
釜山サジク駅近くにある乗せ系かつ丼店。 オシャレな外観と寡黙ながら良い仕事をしそうな店主のお店です。 メニューはドリンク以外はかつ丼1本。 これもいいですね。 厚切りのかつ丼は、日本のよくあるのせ系厚切りかつ丼店のように事前に低温調理をしている調理方法ではなく、生からじっくり時間をかけて揚げます。 時間はかかりますが、結果絶品のやわらかトンカツになります。 食べ方は、そのままかつ丼としても食べてもOKですが、卓上にあるわさびを添えて、トンカツとして味わうこともできます。 付け合わせは韓国テイスト。 冷たいキムチスープです。 酸味が効いていて、全体を引き締めてくれます。 韓国内のとんかつ店の中では、1・2位を争う美味しいお店でした。