Asato Yamada

ごくごくフツーのメニュー食べてるお客さんが大多数なんですが、名古屋の大陸系町中華で数少ない、なんちゃってじゃない四川料理を出してくれる希少な店でした。 陳麻婆豆腐はもうちょっとシビれ強くてもいいなと思ったら、その後来た水煮牛肉がとんでもなく凄かった笑

初訪問で汁無し担々麺ランチ。 セットで出てくるトマトと卵のスープがとても優しいです。 汁無しは、サラダうどんかと思うほど野菜が乗ってますが、花山椒と八角がよく効き、カシューナッツやピーナッツなどがアクセントとなって実に風味豊かです。 よくある名古屋流のそれとは一線を画す、ほとんど汁気がないタイプなので、追い飯はほんの少量しか許されませんが、あれを食べた後によくある「結局大量のラー油を摂取したことにより夜まで胃もたれする」ということも逆にありません（笑 小鉢の干豆腐の和えものもハイレベル、これは絶対夜行きたい！と思わせるに十分でした。

何度かランチの行列を見て断念していたお店だったのですが、平日夜を狙ってようやく来られました。 「すぐれつけ麺 中太麺」を麺1.5倍で。 つけ汁の温め直しが気軽に頼めるお店だということは、麺増量も躊躇なく頼めるということで、これは実に偉大なことです。 これ一つで、自己満足な仕事に終わってるか、ユーザー目線に立ってるかがわかりますよね。 かなりの繁盛店なのに、威張ってないのが本当に好感もてます。

現在名古屋でもっとも勢いのある地域と言ってもいい四間道とは堀川を挟んだ反対側にある丸の内1丁目、古くは業界では知らぬ人のなかった大御所弁護士の広大なお屋敷（兼事務所）があった辺りのマンションの地下にひっそり佇むハイレベル居酒屋です。 どのくらいのレベルかというと、あくまで個人的な体感ですが、平均的居酒屋を100とすると、価格：150、味：180〜220、サービス：120、施設：100くらいかなと。 ※施設は隠れ家的なシチュエーションがとっても良いのですが、全席喫煙可能なことで相殺されてしまいます。惜しい… とにかく何頼んでも「うわー、レベル高いわー」という感想なのですが、刺身盛り合わせとマグロ頰肉石焼はマストだと思います。 お通しのマカダミアナッツを割るのも楽しい〜 最後に日本酒の件。メニューには「大将が選び抜いた一つの酒蔵からしか仕入れてません」とあり、鳥取県の諏訪酒造のお酒がラインナップされていて、これを受けて各種グルメ本とかにもその趣旨の記載がされております。 しかし当日お勧めメニューの方には鍋島、新政、常山といった各地の有名銘柄も載っており、これらもいただくことができましたので是非ご参考まで。