田中尚巳
銀座駅
懐石料理
文句なしの名店。カウンター越しに繰り広げられる懐石料理の数々は正に芸術品と言えます。今回は2万円のコースでしたが、女性は1つ下のコースでも十分かもしれません。 焼き胡麻豆腐と、締めの鯛茶漬けは有名ですが、今回は旬の野菜とお刺身のお仕事に改めて感動しました。 コーンスープのビシソワーズは、とうもろこしの甘味を、豆乳で溶きつつ和風出汁が邪魔しない程度に出てくるので和と洋を行ったり来たり出来る驚きがあります。ハモは、練り梅で食べるのではなく出汁で伸ばした梅タレと大量のわさびをからめて頂くのが絶品。 お刺身は、発行醤油と、しおと、黄身酢と三種の食べ方を提案してくれます。白身は発行醤油との相性が抜群。江戸の茶懐石では、白身魚は発行醤油で食べるのが通だそうです。発酵食品の出す独特の甘味が、白身魚の旨味を引き立ててくれます。 最後は言わずと知れた鯛茶漬け。濃い目のゴマだれが、コースの終わりをきちんと締めてくれます。 最後まで見事なお仕事ぶりに背筋の伸びる思いでした。 姉妹店の徳うち山も大好きなお店ですが、たまには敷居の高い本家本元の朱雀さんで、食事をするのも良いお勉強になります。また、寄せて頂きたいです。 #鯛茶漬けの名店 #発酵醤油 #お刺身 #高級感ある店内