Taro Onozato

Taro OnozatoさんのMy best 2016

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東京都

居酒屋

Taro Onozato

夏の鹿児島旅行の際、鹿児島中央にある屋台村で紹介されたこちらのお店。 いつかこようと思っていて、たまたま渋谷で仕事が終わったので、これ幸いと訪ねたのが、こちら『特攻チキン野郎 TOKYO』。 渋谷駅から歩くと宮益坂上の少し先となるので、やや立地に難ありだが、一度行けばそこまででもない。 極彩色の看板の下にある階段を降りて地下一階へ。 目の前に調理場とその前にカウンター、右手にテーブル席が何席かある。 まだ6時半を少し回ったところだが、カウンターの端には2名ほどの常連さんようなお客さんが飲んでいた。 その隣に案内され、まずは何を飲もうかを考える。 ビールもいいが、最近ハマっている芋焼酎のソーダ割り(リョータボール、由来は不明笑)もメニューにあったので、そちらを注文。 次に店員さんから、お通しがサザエのつぼ焼きだが貝は苦手じゃないかどうかを尋ねられる。 まず、その心遣いに温かさを感じる。 もちろん苦手ではないので、お願いするとサザエのつぼ焼きが乗った炭火の七輪が出てくる。 単なるつぼ焼きではなく、しっかりと仕事がしてあり、出汁も九州の甘い醤油を使っているのか、磯臭さもなく飲めてしまう。 早速、料理を注文。 まずはオススメのお刺身は何か聞くと、「茶ブリ」を薦められたので迷わずお願いする。 そして地鶏の刺身、珍しいとうもろこしの唐揚げも合わせてお願いした。 茶ブリの刺身は、身を大きく捌いており、しかもエサに杜仲茶の葉などを使っているということで、臭みもなくいい塩梅に脂が乗っていて食べやすい。 しかも、九州独特の甘い醤油がキレイにマッチするので箸が止まらない。 地鶏の刺身も、表面の皮を炙ってあり、香ばしさと地鶏の肉の柔らかさ、醤油の甘さがとても素晴らしいマリアージュになっている。 とうもろこしの唐揚げは本来6つなのだが、他にも食べたかったのでとりあえず4つにしてもらったが、食べてからフルで注文すればよかったと軽く後悔してしまうぐらい絶品。 もともと甘みのある夏が旬のとうもろこしを九州の醤油をベースにした甘辛いタレで和えた唐揚げは、思わず芯まで食べてしまいたくなる美味しさだった。 料理だけでなく、焼酎も珍しいものを提供してもらう。 鹿児島でも感じたが、やはり地の物には地の酒が1番合うと思う。 さつま白波の「枕崎」に始まり、100%芋と水で仕上げたという「黄金萬貫」、昔ながらの製法で作られた古酒の「蔵番長」、「明治の正中」などをいただく。 酒のペースも上がってきたので、料理も更に追加。 甘みのあるさつま揚げや、鰹節を作る時に本来であれば捨ててしまう腹皮を塩漬けして炭火で炙ったかつをの腹皮などを注文。 これで更に焼酎が進んで行く。 聞けば一升瓶でもボトルキープできるとのことで(カウンター隣の常連さんは二升キープしていた)、初めて来たにも関わらず、鹿児島の屋台村で飲んだバランスのよい「屋台村」をキープ。 こちらを飲みながら、つまみに舌鼓を打った。 最後は金曜日限定のカレーライスをごはん少なめで締め。 今まで数あるお店に行ってきたが、初来店の居酒屋さんでボトルキープは初めての体験。 だが、料理・酒が美味く、働いている店員さんや常連さんの雰囲気が良く、結果接客も良ければこうなるのは当然、と感じる。 東京で本当に素晴らしいお店に出会えた。 これからも「常連」として通っていきたいと心より思った。 ごちそうさまでした。 また必ず行きます。 #Rettyビギナー

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東京都

馬肉料理

Taro Onozato

ある日曜日の夕方。 所用を終えて、代々木駅東口方面を散策していると、見慣れない店を発見。 この辺りは2年周期ぐらいで店が入れ替わるので、たまに覗くと面白い発見がある。 今日のお店、『HARETOKE』もそんな散策で店前を通りかかり、「日本酒と牛肉と馬刺しの店」という魅力的なキャッチフレーズが看板に掲げられていたので入店してみた。 夏場ということもあり、路面店ならではのオープンな入り口。 冬場はさすがに閉めるだろうが、夏場は外風も入ってきてよい雰囲気がする。 右手にてカウンターがあり、頭の上にはオリジナルボトルが並ぶ。 ボックス席は5つ、カウンター席も5席と縦長でこじんまりした感じ。 店長さんのお話によるとまだオープンして1カ月過ぎたところだという。 新店ということもあり、打ちっ放しのコンクリ壁などと相まってオシャレな感じが漂う。 日本酒メインということだったので、良い意味でのギャップがあった。 カウンターに座りメニューを見ると、まずは日本酒のオススメが2ページ程あり、続いてドリンク、フードと続く。 とりあえずビールを頼み、メニューをじっくり確かめてみる。 牛肉と馬刺しとある通り、メニューは馬肉料理から始まり、牛肉グリル系が続き、アラカルトになっていた。 メニュー左上トップには、「馬肉の燻製盛り」と気になるメニューが。 中身を聞くと、タン・フタエゴ・赤身の燻製だということで、大いに興味をそそられ注文。 他にも良さげな料理が並んでいたので、続けて以下の料理を注文した。 馬肉の燻製盛り(980円) 白レバーパテ(590円) ポテサラ(490円) 桜ユッケ(580円) まずはビールと共にお通し。 お通しはれんげに乗った馬肉(おそらくサーロインか霜降り?)とタテガミのカルパッチョのようなものと、ミニ茶碗蒸し。 正直、お通しのビジュアルで結構持って行かれた感があるが、とにかく美味い。 お通しでタテガミを出すのも太っ腹だと思うが、まず心を掴まれるお通しだった。 続いて白レバーパテ。 こちらも見た目がまるでアイスクリームのような美しさ。 しかしレバーも決して臭みがある訳ではなく、濃厚なレバーの味わいがガーリックのバケットとマッチしてかなりの美味しさ。 せっかくなのでビールから日本酒にチェンジし、まずは信州山田錦の純米吟醸「亀鈴(きれい)」から。 こちらは女性の杜氏が作っているもので、濃厚なレバーパテにピッタリのまさにきれいな飲み口。 ポテサラもただのポテトサラダではなく、アタマに薩摩地鶏のローストが乗っていて、ポテサラ自体のマヨ感はつよくないものの、ローストの塩味と合わせて食べると程良い塩気があってサッパリいただける。 そして馬肉の燻製盛り。 タンはこりこりとしたタンならではの食感が素晴らしく、フタエゴはハムかベーコンのようなギュッと旨味を濃縮した味わい。 赤身がまるで高級なコンビーフを食べているような濃い目の味で、とにかく酒が進む逸品。 桜ユッケはゴマ油の風味はよいが、やや味にパンチがないかもしれない。 日本酒も燻製盛りに合わせて、ということでもないが、阿波(徳島)の同じく山田錦を使いつつもフルーティな味わいの「三芳菊(みよしきく)」へ。 濃い目の料理をサッパリと洗ってくれた。 そろそろお腹も満たされてきたので、最後にしようとお店オススメの馬肉の唐揚げ(590円)を注文。 馬肉のサーロインを使った赤身の唐揚げで、肉は柔らかく、しょうがとニンニクの味付けが箸と酒を進めていった。 お酒は自分が好きな米であるつや姫を使ったという山形「なん℃でも」に。 辛口でサッパリとしているので揚げ物にピッタリの日本酒だった。 〆にはお店の名前が付いた「ハレトケ麺」。 牛骨ベースの煮麺で、自分としてはやや塩気が足りなかったので塩をもらい味調整したものの、スルスルサッパリいただける麺で、スープまでしっかりいただいた。 前評判なく飛び込んだお店だったが、店長さんや店員さんの応対もよく、日本酒との素晴らしいマリアージュを経験させてもらったとても良い店との出会いだった。 ごちそうさまでした。 また立ち寄らせていただきます。

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東京都

和食

Taro Onozato

まだ梅雨明け前の7月三連休の初日、蒸し暑い夕方を新橋から七丁目方面へ。 古くからの知り合いがバーテンダーをしていることもあり、たまに訪れるCave+SRh。 今日は『Cave+SRh和牛の会』というイベントがあり、いつもとは違った(もちろんいつも美味しいのだが)"牛尽くし"と夏感を楽しみに来店。 前菜は、北海道産ヤングコーンと余市産のウニ、白トリュフを乗せたスープ。 ヤングコーンの甘さとトリュフの香ばしい香り、ウニの食感がたまらない、贅沢な逸品。 次に自家製コンビーフ、牛刺しや旬の魚と貝をいただき、牛タンの炭火グリルへ。 厚めにカットした牛タンのグリルは、その厚みと食感に舌鼓をうつ。 そしてメインは、和牛のサーロインとランプの極上ステーキ。 擦りたての本ワサビと旨味の強い岩塩と合わせて食べると、本当に生きてこれを食べられることに心から感謝できる、至高の逸品。 最後は名物とも言えるトリッパのカレーで締め、至福の時間を過ごさせてもらった。