佐藤しげお

佐藤しげおさんの My best 2020

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とんかつ

佐藤しげお

沖縄産の豚を使用した特ロース豚カツ定食のとんかつは、とんかつソースも、岩塩もつけずに食べると豚肉本来の旨味が楽しめます。 本当はお鮨が食べたくて、老舗のお寿司屋さんを目指して電車に乗っていたのですが、マイレビさんたちの評価があまりにもボロボロだったので、駅に到着してからあえて目的地を此方に変更しました。 此方のお店は11:15に開店なのですが、 11:11  既に二十人近くの行列。。。 11:13  店員さんが人数確認に来て1巡目に入れる人と、2巡目になる人の確認です(ちなみに2巡目は30-40分待ち)私は2巡目が決定(泣) 11:17  何と?勘違いして帰ってしまった二人組のおかげで1巡目に入れました。非常にラッキーです。 さて、暖簾をくぐり中に入ると、 お店の中は、静かなジャズボーカルが心地よく響いており、とても落ち着きます。 本日の注文: 特ロース豚カツ定食 2,400。。。ほんのりと赤身がかかった揚げ具合が食欲をそそります。 特性カレーソース 400 オペレーションは調理担当の店主と盛り付け担当の男性がカウンターの中で奮闘してます。 接客はイケメンの比較的若手の男性でした。 注文してからカウンターに置かれた調味料の種類の多さに気付きました。 ①トンカツソース ②ウスターソース(太陽ソース 太陽食品) ③ポンチ軒の柚子ペッパーソース ④七味 ⑤岩塩 ⑥フレンチドレッシング ⑦食べ放題のキムチ。。。一応味見。美味しいキムチです。 11:55 トンカツ到着。少し時間がかかりますが、カウンターなので、調理状況が見えて楽しい。 今日は運がいい。。 他の方のレビューには「お肉の味をじっくりと味わうために岩塩をつけて食べるのがおすすめ」とありますが、 此処の豚肉は岩塩さえもつける必要がない。。豚肉本来の旨味とほんのりとした甘味を感じることが出来ます。 何も付けないで2ー3切れ食べた。美味しい。せっかくだからとんかつソース、とろりと煉られた辛子も試してみたが、その必要は全くない。全部何も付けずに食べればよかったと後悔した位です。 当たり前のように付けているとんかつソースやカラシ、一度やめてみたほうが良い味を味わえます。 ごはんは: 少しパサつき気味だが、最後にかけたカレーとよく合います。カレーのせいでしょうか、お昼からコンナニご飯をいっぱい食べたのは久しぶりでした。完食です。 キャベツは: 勿論、今の季節ですから冬キャベツを使用しているはず。 でも、そんなに硬くはなかった。  キャベツは、収穫できる時期によって、味が異なります。春に出回る春キャベツ、夏から秋にかけての夏秋キャベツ、そして冬の時期の冬キャベツです。先日自宅でキャベツの千切りをしたら、硬くてびっくりしました。家人に聞くと冬のキャベツは、外側はロールキャベツ等の煮込み用で、千切りには中の方を使用するのが、プロだと聞かされました。 中の方のキャベツを使用しているのでしょうね。でも、春や夏に頂くキャベツの千切りほどの瑞々しさは無かったのは仕方ないか。 トン汁は: 先日の○ろじのほとんど具材の無い豚汁にはびっくりしたが、此方の豚汁が豚肉がたっぷり、大根も崩れてなく美味しい豚汁で非常に満足。 特性カレーソースは: ひき肉がたっぷりと入った辛口のカレーでとてもスパイシー。 本当に此処の料理はどれをとっても間違いなさそうなメニューばかりですね。 カレーはマイレビさんが頼むべき一品とありましたので、追加で頼みましたが。量的にはシェアして食べるべきかな。 たっぷりの豚汁、お新香も美味しい。さらに食べ放題のキムチまであります。豚かつの定食だけで満足できるメニューとそれぞれ具材充分に入った逸品ぞろい. 行列ができるわけです。 #20200211

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フランス料理

佐藤しげお

本日の注文: ・休日ランチ4@5,900 ・グラスワイン(NERO D'AVOLA)2@980 ・ミネラルウォーター2@880 「ガスありですか、ガス無しですか?」って聞かれます。 ん〜ん。ガスはいらないかな? ●グラスワイン赤 昼ですが、やっぱりワインが飲みたい。 最近、毎日シャトレーゼの赤ワインを飲んでいるが、ヤッパリ、コクも口当たりも全然違う(笑) ■本日のアミューズ ひと口サイズのアミューズが二点、初めは酸味が効いた小さなバケット、薄くカットしたバケットを軽く焼いて酸味のある食材を乗せてあります(ベテランの店員さんは食材の説明が早く、高齢の私には良く聞き取れなかった)。 コレから先に食べてと。 二つ目は、クッキー生地の上に鴨肉とトリュフムースを重ねたカナッペ。いきなり鴨肉です。美味しーい。 綺麗に磨いた小石を敷き詰めたお皿の上に2人分づつの提供です。 下は石なので食べない様注意を受けました(笑) さて、ランチの内容は ❶ ゴルゴンゾーラブリュレ、蜂蜜とゲランド塩のアイスクリーム ❷ ラトラスのスペシャリテ~オマール海老のコンソメジュレとカリフラワーのヴルーテ 利尻産ウニと温泉卵キャビア添え ❸ホワイトアスパラカス 鰊の卵のスモーク ジャガイモのエカゼ タコのヴィネグレット ❹稚鮎のベニエ きゅうりと椎茸 蓮根のマリネ ❺ 鴨のロティ 春豆 ジュドヴィアンド 野菜はすべて神奈川県秦野産 ❻フレッシュメロンを使った昔懐かしいレトロなクリームソーダ ❼ 珈琲or紅茶 小菓子(生チョコ、ちんすうこう、生キャラメル、マカロン) **************** 感想は ●バケットと無塩バター   少なくとも砂糖やミルクは使用していないバケット。  付け合わせのバターも無塩なので、パンの香りと程よい塩分は噛めば噛むほど美味しい。料理の味を邪魔しない。。。美味しさ?表現難しい。お腹がすいているので先に全部食べてしまいそう。 ❶ゴルゴンゾーラの塩気が利いたブリュレの上にはゲランド塩の軽く効いたアイスクリーム。バランスいいなあ。 ❷ ラトラスのスペシャリテです。 良く冷えているので、味が混らずに独立して口な中で其々の味が美味しく、オマール海老の食感、利尻産の雲丹の甘み、下の方には色鮮やかな温泉卵の黄身、グラスの硝子越しに目でも楽しめる一品。 どの素材も美味しい。先週不味い雲丹を食べたので少し不安でしたが、美味しーい雲丹でよかった。流石スペシャリテてす。 ❸ホワイトアスパラガスの焼きの状態、素晴らしいと思う。見た目ネギ?って思ったくらいのビジュアルでしたが、とてもジューシー。 ❹稚鮎のベニエ 〜 油でカラッと上がっていて頭から尻尾まで全て美味しく頂ける。 フレンチの揚げ物の技術も素晴らしいです。やはり、料理の基本である火入れ。。一流店は一流です。 ❺鴨のロティは間違いない美味しさ。難を挙げれば、付け合わせの野菜の中の若竹。。。家族全員がおいしかったわけではなく部位によってはエグい所があった様です。 今回唯一残念だった点ですが、 紅芋の素揚げが非常に気に入りました。 ❻レトロなクリームソーダ、初めメニューを見た時から楽しみにしてました。トッピングのサクランボ迄レトロな出来です。フレッシュメロンのシャーベットのシュワシュワ、上に乗っているアイスもシュワシュワ。非常に楽しめます。 ❼珈琲は少し苦め。そう思ったが、後から来た小菓子達が意外と甘く、調和が取れてます。 カカオの殻で作られた容器に入っていたのは生チョコ、別の容器で提供はマカロン、チンスコウ、生キャラメルでした。とても甘い。 全体的に、この価格でこの内容のフレンチが頂けて非常に満足。 一緒に行った娘は此方の料理が気に入ったらしく、今度は友達と来て、上のコースを食べると張り切っていました。 **************** 食事が終わって、改めて隣の懐かしい建物を見ると、 「大阪寿司 大〆」と小さい銘板が目に入ります。 明治43年(1910年)~平成29年(2017年)と書かれているにを見ると一抹の寂寥感に。 何度も入り損なった大〆。。神楽坂も少しづつ変わらざるを得ないのでしょうね。 散歩がてら水道橋駅まで歩く事にして、 つじ半や紀ノ善の前を通ったが行列が多少あるものの、寂しい。 飯田橋近くの、昔よく通った飯田橋ギンレイホールが健在なのを確認し、行列ができているの確認し、今の入場料を見ようと入り口に行くと。どうも、今は会員制?になってたみたい。 暫く行かなかった神楽坂、

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寿司

佐藤しげお

#20201101 やっぱり鮨はお好みで❗️ 今時は皆、回転寿しではお好みで食べているはずなのに、個人店に行くといきなり 「お決まり」になってしまいます。 「お決まり」 「予約」 「時間制限」 これらは個人店にとって、この上ない有り難い設定なのに、銀座では安くても一万を超えるのが当たり前の時代です。 小笹寿司は物の本によると 伝説の岡田親方が下北沢にお店を開いたそうですが、今の店主は岡田親方の弟子という事ですね。 予約は取らないし、 お決まりも無い、 昔ながらの寿司店です。 好きなものを好きな順で頂く。 私が訪れたお昼は、店主と若いお弟子さんの二名での対応でした。 隣に座った老婦人が 「美味しいねえっ」て 色々と今に店主に聞いていました 「昔の親方は厳しくて怖かったのよ〜」と 「余りを聞けなかった」と。 話を聞くと 新橋の小笹寿司の寺島親方が下北沢にいた時から知っていて、 「新橋にも行きたいなぁ」って言っているご婦人でした。 ****** 此方のスペシャリテ「雉焼き」は魅力的であったが、今日は握りに専念と決めてます。 シャリの酢加減はかなり軽めで、特別な主張は感じない。正に自然体だ。 先ずは鮃から、 鮃はシッカリとしているので噛みしめれば噛み締めるほど上品な旨さが口の中で広がります。 昆布〆でしょうか、美味しい鮃でした。 縞鯵の切り身は厚すぎるかと思ったくらい、此方のシャリは大きめなのでネタの旨みをしっかりと受け止めてます。 食べてみたかったネタの一つに鯛がありました。鮨屋の鯛といえば皮が剥がしてあるのが当たり前ですが、皮の下に美味しさが隠れているのに何故と昔から思ってました。 自宅で鯛を買って来た時は、必ず皮を残して湯引きして頂いてます。此方のレビューを見ていると、軽く焦がす程度に焼いている。。。皮霜造りでしょう。 本日一番の期待がこの鯛です。 期待を裏切らない皮付きの真鯛です。皮と身の間の脂も軽く焼いているのでしつこくない。 お代わりしたかったのは山々でしたが、色々食べたかったので断念です。 本日のお好み: ⒈鮃○ 鮃の噛みごたえと旨味 ⒉墨烏賊  ●鯛の潮汁 実に旨味が濃厚です。 ⒊縞鯵○ 切り身が厚い ⒋真鯛◎ 脂の載りは皮 ⒌春子○ 酢〆は軽く爽やか。 ⒍小鰭◎ 小肌はやはり美味い 老婦人もこれが好きなのって。。 ⒎赤身 ネタケースから出して直ぐ握ってるのが少し残念。冷え過ぎ? ⒏鯵◎ 此れは一人が頼んだら四名注文。 ⒐赤貝 ⒑車海老(踊りで)  ⒒車海老の頭(茹でる場合も提供、塩加減もバッチし、お酒が進む一品でしょう) ⒓煮蛤◎柚子の香りが合います  ⒔穴子◎柚子の香りも穴子の柔らかさもベスト ⒕ゲソ○柔らかく美味い。ゲソってこんなに柔らかかった? ⒖玉子◎比較的甘めで、重量感がある  「握る?そのまま?」と好みを聞いてくれる ⒗干瓢巻き 山葵多めでお願いしました。干瓢巻きは山葵多めに限ります。 老婦人も私に釣られて干瓢巻きを頼んでましたが、親方が、山葵多めは心配だから、別に出すねと別添えで出してました。婦人の体調まで気遣う優しい親方でした。 約一時間で まだ胃袋に余裕があったが、満足感から価格もそれなりだと思い、お会計。 二万近くいってると思ったが、値段を聞き拍子抜けです。 コレだけ満足して「あれっ」て感じのお会計でした。 帰り際に隣に座った老婦人から、 「またご一緒しましょうね♪」 嬉しいお言葉頂きました。 とても可愛らしい婦人でした。 「掛け軸の裏に貯めておいたへそくりで来たのよ」と言っているお茶目な方でした。 今日は列も出来ず空いていた。 列も出来ていなかった 店主によると天気の良い日は、お店の常連さんはレジャーに勤しむので逆に空いていると。。。 今日の様な晴天のピクニック日和が狙い目だ(╹◡╹) #9,800

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ステーキ

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素顔のままで 〜 素材自体の旨味が凝縮された牛肉や瑞々しい野菜達。塩、ドレッシングさえも味の邪魔に思える。塩もドレッシングも最小限で。 *** 新橋演舞場の真向いの武蔵野ビル1Fに落ち着いた店構えでお客を迎えています。 此方の店主は老舗ステーキ店「ゆたか」の出身で、 高級ステーキの名店「かわむら」さんは兄弟弟子だそうです。 「かわむら」さんも、「ゆたか」さんにも行ったことはありませんが、 マイレビさん情報で訪問してみました。 注文は、 特選ステーキランチコースです。 注文をすると、 カットする前にお肉を見せて頂けます。 余りにも美しい肉塊だったので、 「写真撮ってもいいですか?」 と断ってから撮影です。 此方の味付けは、 塩胡椒なし。  味付けは、自分の好みで。 此処で提供される牛肉は、何処から仕入れているかわかりませんが、 余程信頼関係が構築されている飼育業者のお肉なのでしょうね。 そもそも肉の品質を表す「A5何某」とは旨さのランクでは無く、本当の美味さは食べて見ないと分からないそうです。 素材によっぽど自信があるんですね。 塩胡椒もしないなんて。 信じられない。 でも、こんなお肉を頂けるなんて(嬉) マイレビさんに感謝です。 まずは、ランチコースとグラスワイン(ブルゴーニュ) ミディアムでと注文。 注文をすると、直ぐ焼き始めてます。 時間をかけてゆっくりと焼いてくれます。 温かいスープや、新鮮なサラダを楽しんでいる間に焼きあがります。 炉釜でじっくりと時間をかけて、熱を通す為でしょうか、フォークでカットした断面からは、肉汁が全く出ません。 肉の旨味が逃げ出すことのない焼き方なのでしょう。 特選ステーキランチコースの内容は、 ⒈温かいじゃがいもスープ 暖かく、非常に滑らかな舌触り。 ジャガイモの甘さが爽やかです。 ⒉野菜サラダ 種類は、 ・人参 ・トマト(酸味と甘み、品種はアメーラ フルーツトマトでした) ・菜の花 ・竹の子 (甘いタケノコです) ・アスパラ ・ゆり根 甘く美味しい百合根でした。 ・サツマイモ ・サヤインゲン ・空豆 ・レタス 野菜ってこんなに美味しく甘いと再認識でした。 マイレビさんによれば食感を残しつつ軽く下味が付けられているそうですが、私の舌では判別不可能です。 ⒊国産黒毛和牛ヒレステーキ 100g 塩胡椒なし。 自分の好みで頂きます。 量を増やせばよかった。 コロナが落ち着いたらデフォルトの100gから増やして味わいたい。 ⒋ガーリックライス、京漬物 ガーリックライスが美味しいのは当たり前かもしれないが 京漬物が美味しいのが嬉しい。 ⒌デザート ココアショート、ラズベリー ⒌コーヒー #19,250 お肉のカットも違うような気が。。 **************** 先日、 和牛カット職人、ミコー食品の沼本憲明さんの肉のカットパフォーマンスをTVで見ました。 カットの仕方で旨さを引き出す方法が。。。 大きな肉の塊を丁寧にカットしていく。 余分な脂や筋を手際良く取り除く。 肉から血は出てこない。 カットする位置を極めているのだと言う。 「沼本カット」の真髄が伝わる内容だった。 肉の繊維に沿って切る技術の様だ。 傷が少なく切ると、肉が旨く、味にも差が出ると言う内容だったと思う。 沼本さんの焼き方も当然ながら紹介してましたが、 仕上げは、弱火で焼く所は当たり前だけれど、 お肉に熱が直ぐに伝わらない様に、何度もフライパンをコンロから下げ、冷却していたのが、印象に残ってます。 余熱でじっくり焼いてたのを見て、基本はこれかって。 やはり、じっくり焼くんですね。 **************** 炉釜でじっくり焼いた和牛は 和牛本来の甘い香りが微かに感じられます。 食感もただ柔らかいだけでなく、 味わい深い肉感?でした。 柔らかくトロけるだけでは物足りないと思う。 自分の好みで、色んな味に変えられるのは最高だから、 100gでは足りないことに気づくのは遅かった。 そんなに柔らかいわけではないのに噛むごとに旨味は途切れない。でもしつこく無い。 常連さん家族が、銀座 「かわむら」 さんとの違いを話していたけれど、 違いは、「白トリュフくらいしかないよ。」って? 私には縁が無いので それなら此処が一番かなって思いました。 #20200307

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割烹・小料理屋

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#20200908 夜は50,000円〜??? 十分の一以下のお値段で そんな和食の片鱗に、触れる事が出来るお昼の蕎麦懐石です。 これを幸せと言わなくてなんと言うのでしょうか? 「ひろ作」は新橋駅から少し離れた裏通りの小道にありました。 場所の確認の為、開店前に着くと、女将らしき女性が店先の片付けをしています。 雑誌等によると、主人は赤坂の高級割烹「津やま」出身で、この地で独立したらしい。 ご夫婦ともにそれなりの高齢です。 コロナ対応の為に、ランチの予約枠は6名に抑えているそうですが、 それでも予約が出来たのはコロナの影響でしょう。 此方も、今回のコロナの営業自粛は4/12--- 5/12だったそうです。 ------ さて、出される料理は特段に目新しさは無い様に思える。 しかし、その平凡な一品一品は実に美味しい。 和食に技がそこここに、見え隠れするが、 私の舌ではその繊細なお味を掴もうとしても、それが何だかわかる前に絶妙なタイミングですり抜けてしまう。。 そんな表現がぴったりな見た目は至極普通なお料理でした。 ランチの最後に提供される蕎麦は、書き込みによると独学で学んだらしい。 その蕎麦は透明感があり、更科とも少し違う様だ。 一味も二味も違うお蕎麦は、隣の常連さんは予約時にお代わり追加していたらしい。 私は横目で羨ましさを噛み締めるばかりだった。 蕎麦屋では味わえない蕎麦がここにあった。 昼はそのそばを使った「蕎麦懐石ランチ」のみ。 クオリティーの高さを味わえる小鉢がついて3,800円。 驚きの価格だ。 本日の注文: ランチの蕎麦懐石 ⒈刻み野菜 (混ぜてと女将さんの説明) ⒉とうもろこしの茶碗蒸し(イクラ載せ)  柚子の香り、、イクラより「トウモロコシ」の甘味は実に旨い茶碗蒸した   ●途中から一番搾り(小瓶)を追加 ⒊カマスたたき 一味が軽くかかってます。 ⒋新銀杏 甘みが新鮮 ⒌天ぷら ホロネギ、アボガド、才巻き、洋野菜(ベルギー産)  洋野菜の葉っぱは洋食屋でよく使われる種類だが、初めて。  天ぷらは一番油だから、切れがいい。 ここからが店主の腕が冴える ⒍鯛の飯蒸し もち米です。  鯛めしはうるち米にしっかりと鯛の旨みが。。。  これは堪らない。お代わりしたい。 ⒎蕎麦  ツユは鰹の香りが立つと言う表現がぴったり。普通の蕎麦屋とは少し違う上品さだ。  蕎麦湯は別仕立て。全て飲み干してしまったた。 ⒏シャーベット。。。これは業務用?? #4,620

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私の「カレー」に対する認識を根本から覆したマサラカレーは、食べ終わると額から汗、胸がドキドキ。この胸のときめきは止められない。 二番煎じですが、以前書いたカレーの分類です。 今日のカレーは何番??? ************** 2001年開館の「横濱カレーミュージアム」プロデューサーを務めた井上岳久さんによると、 日本で食べられるカレーは 次の①②③⑦の四つのジャンルに分類される。 私は④⑤⑥も分類として、加えられるべきだと思うので、下記に追加で纏めてみた。 ●日本で食べられるカレーの分類(田中茂雄編) ①欧風カレー: 英国から輸入されたカレーでカレー粉をもとにつくる。 代表店「欧風カレー ボンディ」 ②インドカレー: スパイスをブレンドして作る。 代表店「ダバ インディア」 ③インドカレーと欧風カレーの組み合わせ(印+欧): 家庭のカレーの延長線上にあるようでいてスパイスを効かせており、家庭では作るのが難しい。日本人好みにアレンジ。 代表店「インドカレー カーマ」 ④スリランカカレー: ココナッツミルクを多用するのカレー。 代表店「キャンディ」 ⑤タイカレー(ゲーン): 代表的なタイ料理のひとつで、香辛料を利かせたスープのこと。 「カレー」と呼ばれているが、インド発祥のカレーとはまったく異なる。 代表店「バンタイ」 ⑥家庭のカレー: 日本人が一番食べているカレーですね。懐かしい給食のカレーも含まれる。 ⑦日本で独自に進化したカレー: スープカレー、焼きカレー、カツカレー、カレーパン、カレー南蛮等 ****** 話を戻します。 この日、マイレビさん情報をもとに、戸田公園駅を降り立ち、目的のカレー屋さん「チリチリ」へ。 開店前であったので、 久しぶりの戸田公園駅を散策して戻ると、 開店少し前ではありましたが、 既に空いてました。慌てて入店です。 先客は、 カウンターに女性1名、 テーブル席に夫婦の合計3名でした。 本日の注文: ポークマサラカレー@1,200 カレーは、辛さで分類すると基本的に、 中辛と 辛口(マサラカレー) オプションで、マサラの辛さを三段階アップできる模様です。 が、、本日初めてなので中辛にしておきます。 具材も色々選べますが、今日はポークの気分。 店内にも拘りの説明がありますが、 一人前に玉葱一個分使用。。。一個も使っている。 ポークマサラカレーだが、ベースのカレーストックには細かく繊維状になったチキンが入ってます。 辛さは私に丁度いいが、この上に挑戦して見たくなる不思議な辛さだ。 兎に角旨い。 玉葱のせいもあるのだろうが。 外食で食べるカレーの肉は美味しくないことが多いけれど、 店主、手を抜いてません。ポークも美味しい。 食べ終わると額から汗が噴き出て、 胸がドキドキし出す。 今まで食べたカレーは一体何だったんだろうか? そう思わせるカレーが戸田公園で頂けるようになった事は 嬉しい!!! 20200809 #

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カレー

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カレーのお店で、同じ年に「カレーハウス チリチリ」で受けたと同じレベルの衝撃を受けるとは思わなかった。 それも二店舗ともにインド人では無く、日本人のお店だ。 私にはインドカレーより日式カレーが口に合うのかもしれない。 自分の味覚が、辛い日式カレーに鷲掴みにされるとはこれっポッチも思っていなかった。どちらのお店にも、まだまだ上の辛さがあるのは身震いするほど楽しい事実だ。 三番煎じですが、以前書いたカレーの分類です。 今日のカレーは何番??? ************** 2001年開館の「横濱カレーミュージアム」プロデューサーを務めた井上岳久さんによると、 日本で食べられるカレーは 次の①②③⑦の四つのジャンルに分類される。 私は④⑤⑥も分類として、加えられるべきだと思うので、下記に追加で纏めてみた。 ■日本で食べられるカレーの分類(田中茂雄編) ①欧風カレー: 英国から輸入されたカレーでカレー粉をもとにつくる。 代表店「欧風カレー ボンディ」 ②インドカレー: スパイスをブレンドして作る。 代表店「ダバ インディア」 ③インドカレーと欧風カレーの組み合わせ(印+欧): 家庭のカレーの延長線上にあるようでいてスパイスを効かせており、家庭では作るのが難しい。日本人好みにアレンジ。 代表店「インドカレー カーマ」 ④スリランカカレー: ココナッツミルクを多用するカレー。 代表店「キャンディ」 ⑤タイカレー(ゲーン): 代表的なタイ料理のひとつで、香辛料を利かせたスープのこと。 「カレー」と呼ばれているが、インド発祥のカレーとはまったく異なる。 代表店「バンタイ」 ⑥家庭のカレー: 日本人が一番食べているカレーですね。懐かしい給食のカレーも含まれる。 ⑦日本で独自に進化したカレー: スープカレー、焼きカレー、カツカレー、カレーパン、カレー南蛮等 ****** 話を戻します。 この日、マイレビさん情報をもとに、三田線内幸町駅を降り立ち、目的のカレー屋さん「ガン爺」へ。 開店時間前なのに、お店の前には人がいないので、二階に上がると店主らしき方が、下の列に並んで下さいと。。 お店を出て道の向こう側に列があるのに気付く。 男性4名、自分は五番目だ❗️ 時間は10:57。 列の後尾に付くと直ぐに店が開いた。。 本日の注文: 本日のランチ(チキンハッサン)ライス小@970 階段の途中で待機していると、前のお客と店主のやりとりが聞こえます。 店主らしき方が、前の方の注文にチキンマサラがダブっている為、チキンマサラ1個のキャンセルをお願いしている様です。どうも、人気がある為、売り切れると困ると説明してました。 そんなに旨いのかと、気になって仕方がなくなりましたが、先ずは食券の購入です。 階段を登ると、目の前に私の苦手な自販機が。 私が食券を買うと、店主?が辛さの説明をしてくれます。 辛は結構辛い様なので、食券には、自分で辛さ「中」に丸を付けた。 自販機の脇に筆記用具が置いてあるのが面白い。 MFさん情報ではオペレーションが素晴らしいとの事だが、カウンターに着くと2分もたたずに目の前に本日のカレーが目の前に届く手際の良さだ。 店主のTwitterを見ると工夫が色々と書いてあったが、 注文は食券制。 お水、おしぼりはセルフ。 食器の返却もセルフ。 これも回転率の良さの理由か。 ランチで大勢のファンができるわけだ。 内容は: •本日のカレー(ジャガイモ二個だけのショボさ(O_O)) •チキンマサラ(コレはたっぷりだ。) •ターメリックライス(綺麗な色に染まってます) •サラダ 付け合わせには、甘いドライレーズンと刻まれたピクルス。味を変える楽しみの香辛料もあったが、味を変える必要はなく最後まで飽きない。 初めにスープに近いカレーをスプーンで味見をするが、旨味の後に結構な辛さが追っかけてくる。初回として「中辛」は正しい選択だろう。 ターメリックライスと共に味わう前に、売り切れ必須というチキンを頂くと、脳裏に衝撃が走る❣️こんなチキンマサラに出会えた幸せ。MSGなんて、使ってないはずなのに、旨さが途切れない。それは鶏肉の旨味自体がハンパ無いからだろう。 口に中に何時迄も留めておきたい。 カレーを食べ、チキンマサラを食べいつの間にか完食してしまった。 最大の失敗は、ダイエットなどと言う言葉を一瞬でも考えてしまった事だろう。ここでは、ライスは大盛りだろう。 #20201014

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寿司

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小笹寿しふたたび、銀座路地裏の名店で修行した店主は、築地の路地裏の地下に潜んでいる! 小笹寿し出身のお店が築地にあると、マイレビさんのレビューを見ての訪問です。小笹寿司で7年修行後、この店舗を探すのに一年かかり、開店してから2年目のお店ですね。 人当たりの良い女将さんと二人で切り盛りしてます。店主も女将さん同様、とても気さくな方で此方の要望に応えてくれます。 暖簾の店名を初め、パンフレットの題字は洋画家の絹谷幸二画伯にお願いしている拘りは、修行先の小笹寿し譲りですね。お店の中も白を基調とした明るい作りです。 店内に飾られた絵画は、レプリカではなく実物で、店主の父親の画廊が取り扱っている日本の近代美術が展示されてます。パンフレットには【鮨を食べに美術品のある築地へ】とまで書いてあります。 当日はお話しできませんでしたが、美術品に対する嗜好も父親譲りなのかも知れません。 本日の注文: おきまり10貫 5,500円 ⒈真鯛 ⒉鮃 昆布〆 ⒊赤身 ⒋トロ 筋抜き ⒌小鰭 車海老朧 小笹寿しより甘い朧、甘さが少し勝っています。 ⒍雲丹いくら小鉢 ⒎赤貝 かなり大振りで触感が楽しい。 ⒏穴子2(炙りを身の方からと皮からの2種類) 山椒はかけて大丈夫ですかと聞いてくれます。 追加1 春子鯛▼ 塩 甘酢 皮は湯引きで柔らかく 全体的にネタが柔らかすぎるかな。 追加⒉鯵 子笹と同じ万能ネギが載ってます。シャリが隠れてしまうネタの大きさです。 ⒑煮蛤▼ 少し雑味を感じますが、美味しいです。 追加でお願いしたが、貫数違いのためお決まりの10貫の内にカウント 後から気付いて訂正してくれました。とても誠実な方ですね。 ⒒干瓢巻き 山葵多め(山葵は別につけてくれた。このやり方も小笹寿しと同じ) ⒓玉子焼き2種(山芋入り・・・何も言われなければカステラと勘違いするくらいの出来、玉子だけのタイプ) #7,260 ▼レベルアップが欲しいネタ。 やはり小鰭は美味いですね。朧が修行先より甘かったのでもう一貫確かめようと思ったのですが、我慢です。店主は朧を含め、卵焼き等手間の掛か仕事も手を抜かず、小笹寿しの教えを忠実に守ってます。その為、飛び抜けたポイントは感じられませんが、全体的にバランスが良いと感じました。先日の浅草の鮨とは違います。ネタがいくら良くてもバランスが悪いと違和感が先に来てしまいます。 カステラの様な卵焼き等は今後も続けて欲しいですね。 店主は修行先で怒られたことがないと言ってます。その為、自分で親方のやり方を見て、親方がどの様に感じているか、自身が考えて身につけたのでしょうね、 尚、お店は非常に分かりづらい場所にあるので、寿司屋が乱立している築地で認識されるまでにまだ少し時間がかかりそうです。日曜のランチは前日でも大丈夫でした。 @550 #20191020

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寿司

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浅草橋で92年続く老舗のお寿司屋さん。ちらしがオススメらしいが、三代目大将の握る鮪。これだけでも食べに来る価値がある。 先日訪問した天ぷら屋さんの大将と話が合い、お気に入りのお寿司屋さんを教えて貰いました。此処では、何時もちらしを頂くそうです。 でも、握りが好きなので、今回はあえて握りを注文です。 本日の注文: にぎり特上3,850外 追加で4貫1,450外。。。安いです! ⒈まぐろ。。。これぞ赤身です。切り身も分厚い。。写真寝かして取ればよかった。 ⒉中とろ。。。これもネタが分厚いです。 ⒊烏賊。。ねっとりして旨い。 ⒋鮃 ⒌赤貝 ⒍雲丹 ⒎いくら ○蜆味噌汁 ⒏鉄火巻き ⒐河童巻き ⒑穴子。。。熱々です。煮ツメもねっとりつけてくれます。 以下追加 ⒒鯵 ⒓小肌 ⒔煮だこ。。。嬉しい煮だこです。柔らかすぎず適度な硬さを残しています。 ⒕煮蛤。。。此方のねっとりした煮ツメには伝統を感じます。 ○豆乳プリン 銀座のお寿司屋さんでも、これだけ赤身、中とろが旨い鮨屋には中々出会えない。 続いて出た烏賊も寝かしてありねっとりしています。 シャリは冷たくない程度の管理ですが、そのせいでしょうか、山葵が良く効きます。 小肌の締め具合は少し強めですが、私の好みでした。 穴子、煮だこ、煮蛤等の江戸前の仕事もしっかりしており、これだけ煮込んだ煮ツメの粘度の高いこと、それでも味が濃いわけではありません。 後からいらした近所に住む高齢の貴婦人は、当たり前のように「いつものお願い!」といって、ちらし(上)を注文。 「美味しそうでそうですね」というと、 「此処の鮪は昔から仕入れがしっかりしているから美味しいのよ」と言ってぺろりと平らげてしまいました。 ご婦人の話によると、此処は三代続いていて(92年目)、四代目候補は3名いるそうで、一人は手伝いをしているそうでした。此方は100年以上続きそうです。 昔は黒塗りの車を店の前に着ける客や、お相撲さんも良く来ていたそうですから、正に老舗ですね。 次回は教えてくれた天ぷら屋の主人と隣に座った老婦人のお勧め通りちらしを頂くことにします。

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神田志乃多寿司は、明治35年に人形町の志乃多寿司総本店より暖簾分けで、創業した老舗です。現在の店主は三代目だそうです。志乃多寿司総本店はテイクアウト専門ですが、此方は地下一階で食事ができます。 基本、持ち帰りや贈答品に特化しているので、2代目の頃に定着した洋画家 鈴木信太郎の絵の包装紙と童心の洋画家と呼ばれた谷内六郎の折の蓋の絵が如何にも老舗のお土産といった感じを醸し出し、記憶に残るところですね。 ここは稲荷寿司と干瓢巻きで有名ですが、今日はイートインで押し寿司を頂きました。 先日、大船軒の鯵の押し寿司を余り食べれれなかったリベンジです。 本日注文: 押し寿司 桐 1,350円 内容は 海老2 鮭1 小鯛1 穴子1 穴子巻き1 朝作ったばかりだからでしょうか? 酢飯ご飯はしっとりと適度な柔らかさ。所謂、押し寿司とは違った味わいです。 穴子は普通のお寿司みたいに肉厚では無いけれど、押し寿司の品質に合わせた適度な厚みです。穴子の味付けは、普通の寿司屋よりずっといい。 とても美味しい!! 他のネタも勿論だけど押し寿司のネタの厚みはどうしてこんなに同じに出来るか何時も不思議に思ってます。 押されたからでは無い厚みですよね。 押し寿しなのに何で、酢飯がしっとりとしてるんだろうか。これはお土産に買って帰っては、味わえない出来の様な気がします。値段も手頃だし、小腹が空いた時に寄れれば最高かも。近くに来たら、今度は出来立ての稲荷寿司を食べようかな。 そう、入店した時も会計した時も、気になっていたんだけれど、 お店の中央で店番をしている大将?主人でしょうか。話しかけても、殆どニコリともせずに睨みを利かせています。 この方、女性レビューアーに恐いと不評の様ですね^_^ 昔はよくこの様な方がいた様な気がします。でも、押し寿司美味かったのでまた寄るつもりです。 #20190922