Mariko Kondo
西都城駅
鶏料理
鶏もも焼きの専門店。 その日の朝にしめた肉を使っている。 鶏も、一年半育てたメスの地鶏を使っており、臭みや水っぽさが全くなく、甘い。 炭火焼きの香りも 食感も柔らかいながら弾力があり、鶏肉によくある繊維っぽさが皆無。 焼酎はもちろんのこと、ワインや日本酒やクラフトビールも揃っている。 (焼酎の「一杯」というのは、グラス1杯ではなく徳利1本のこと) 〈絶対にまた行きたい〉の星みっつ。 ------ たたきは、身の赤さが見えるほどのレア。 簡単には噛みきれないけれど、柔らかいし全然脂っぽくなく、むしろ噛んでいると、炭の香りの中にお肉の甘みがほんのりしてくる。 細かく切ってあるので、食べやすい。 一緒に出てくるポン酢も、自家製とのこと。 ももの塩焼きも出していただいた。 こちらは、たたきよりももう少しお肉に脂を残して調理しているらしい。 でも、鶏もものソテーにあるような、繊維っぽさも脂っぽさもまったくなく、お店がおすすめしているガーリックパウダーさえいらないほどに、お肉そのものがおいしい。 塩焼きのプレートをそのまま使って、ガーリックライスも使っていただいた。 じつは、塩焼きを頂いているあいだにもうこれ以上は入らないほど満腹になってしまっていたのだけれど、「残していいからね」と言っていただきながら出されたガーリックライスは、一口食べたら止まらなくなる、完璧な別腹メニューだった。 塩焼きのプレートにご飯をよそって火を通しただけで、お米が脂の甘さに包まれている。ペロリと全部食べてしまった。 お料理はもちろんのこと、マスターにまた会いに来ようと心に決める、そんなお店だった。