H.Takahashi

H.TakahashiさんのMy best 2017

シェアする

  • facebook
1

東京都

フランス料理

H.Takahashi

Retty2150件記念投稿です。 東京都の代々木上原の高級住宅街にあるレストランです。予約が取れないことで有名ですが、今回、運良く6人テーブルの1席に座らさせて頂く機会に恵まれました。 レストランのジャンルは、イノベイティブ、モダンガストロノミー、モダンスパニッシュなどと言われるジャンルになります。 6年先まで予約がいっぱいで、そのまま閉店してしまったスペインの伝説のレストラン、エルブリや、世界のベストレストラン、ノーマといった、世界の名だたる有名店で修行をされたシェフが開いたお店です。 10年以内には行きたいと思っていた矢先に閉店した、エルブリの技術を継承した料理、今はなくなってしまった世界最高峰のレストランの流れを汲んだ料理が、現在の日本で食べられるわけですから、こんなに素晴らしいことはありません。 当日のコースは、以下のような内容。 生ハム 生サラミ オリーブオイルのパイ オリーブ 生ハムも生サラミも絶品。国内十勝産の豚とのこと。日本国内でも美味しい生ハムが作れるのですね。そして、オリーブオイルのパイは、パイの中からオリーブオイルが口の中に溢れてきてびっくり。どういう技術を使うとパイに染み込まずにオリーブオイルが注入できるのだろうなどと考えながらも、単純に美味しい。 ビーツの毛玉 毛玉を食べるという斬新な発想。味は、ビーツを素揚げして、塩を振ったような印象。どこかのフレンチレストランで、おが屑みたいな料理を食べたけれど、色こそ違うものの、見た目、雰囲気がそっくり。こういうルックス、流行なのだろうか。味も良いが、見た目に心奪われた一品。 リンゴとマンチェロチーズのアイス リンゴの芯の部分だけが、チーズのアイスになった一品。リンゴは食べないのが、なんとも残念。 根セロリの折鶴 きたあかりと、フォアグラのムース こちらのレストランのスペシャリティとも言える、折り紙の料理。本当に鶴が折ってあった。本レストラン来訪前に、写真で見て想像していたのは、柔らかな質感の折鶴だったけれど、実際口にするとパリパリとした食感。生きている間に、この伝説の料理、根セロリの折鶴が頂けて良かったです。神様、ありがとうございます。しかし、どうやって折っているのかは、いまだに謎のベールに包まれたまま。 もう一品の、北海道のきたあかりというジャガイモの品種に、フォアグラのムースを乗せた一品。きたあかり、素材の味が素晴らしい。フォアグラのムースとの相性も抜群。本当に美味しい一品でした。 焼きたてで提供されるパン 食事中に頂いたパン、焼きたての熱々で提供されます。そして、パンにつけるオリーブオイルとバルサミコ酢がとても美味しいので、パンもとても美味しく頂くことができます。 冬の大地という名の料理 冬の大地という名の料理は、土に見立てた食べられる黒い粉の上に、調理済みの温野菜を並べて、冬の畑をイメージした一品。その上から、雪をイメージした粉チーズの吹雪をかけて、冬の大地が完成。見た目もよいし、野菜それぞれの素材の味を引き出す調理が施されている。一口食べるごとに、溜め息が出る。 豚、栗、カルドッソ 豚肉と、栗と、麦の様なもので作った、雑炊の様な料理。カルドッソとは、雑炊みたいな調理法とのこと。スペインならではの変わった食感が楽しめます。 百合根、エスプマ、トリュフ 百合根のスープの中に、百合根とトリュフが入っています。泡立てた、エスプマ仕立てのミルクスープが、とても美味しい一品です。 紀州鴨、黒にんにくのチップ、紅玉のピュレ 本日のメイン料理の鴨肉。良いお肉は、ほとんど素材の味だけで楽しめますね。盛り付けも美しい一品。 モンブラン 冬のモンブランとでも言えば良いでしょうか。モンブランのクリームに、氷に見立てたメレンゲ。イチゴの上には雪の結晶の形をした飴細工。そこに、ドライアイス化したホワイトチョコレートを振りかける。まるで、北海道の地吹雪の様な、映画のワンシーンを見ている様な一品。舌と目で楽しめるデザート。 京人参とみかんのマカロン ラズベリーソーダのチョコレート パチパチオランジェット 最後の小菓子まで、エンターテイメントに手抜きはありません。ラズベリーソーダのチョコレートは口の中でシュワシュワ、パチパチオランジェットも口の中でパチパチ弾けます。 ハーブティー 最後は心を落ち着けるハーブティーで、冬物語は終演となる。 こんな素敵なレストランがこの世に存在するという奇跡、一生訪れる機会は無いだろうと諦めていたレストランに巡り会わせてくれた運命に感謝します。 #肉の日

2

東京都

フランス料理

H.Takahashi

Retty3000件記念投稿です。 かつて、東京都渋谷区の閑静な住宅街、松濤にあった伝説のフレンチレストラン、バカール。バカールが閉店して、どれだけのファンが心を痛めたことでしょう。 自分もその一人、年にたったの数回だけ、バカールに行く、その日を楽しみに生きていたと言っても過言ではありません。 そんな思い出のフレンチレストランが、原宿から少し歩いた場所で、復活しました。 今回、やっとバカールの血を引くレストラン、シンシアに、訪問することができました。 新生シンシアのコース料理は、以下の通りでした。 タイトルは、「夏の香り」 ○岩牡蠣、トマトのムース コースは、岩牡蠣の一品から始まります。 岩牡蠣には、トマトの透明なエキスを使用したムースが掛かっています。夏ならではの、爽やかな酸味が合わさった、優しい味わいです。 ○5種類のアミューズ トマト、穴子、ウズラ、茄子、キス どれも不思議な料理、どれも変わった形、どれも不思議な味、でもどれも美味しい。ウズラは、殻ごと出てくるけど、殻を上に持ち上げると、硬めの半熟の黄身が表れ、それを頂きます。 トマトは、5種類の味がするもの。甘い、酸っぱい、塩辛い、辛い、苦いだったと思う。忘れません。松濤の伝説のフレンチ、バカールのお店に着いたときに、始めに出されていたアミューズの一品です。これがまた食べられる、バカールファンとしては、それだけで本当に嬉しいです。 ○群馬県の恵みゴールドと言うとうもろこし、そのままの味を生かした、冷製スープ、とうもろこしで作ったフロマージュフランのスフレに乗せた焼とうもろこし スープがとても甘い。生クリームをたっぷり使っているのでしょう。とても甘くて、まるで、スイーツの様な味だけれども、しっかりと濃厚なとうもろこしの味がする、素晴らしい一品。 スフレはつかんで持てないくらいふわふわで、食べるのに苦労しました。 ○大西洋のクロマグロは、根セロリ、マドラスと言うスパイスを使って、カレーの組み合わせで 味は、まるで、マグロの大トロのカレー風味。文句無しに美味しい大トロ、カレー風味で、とても面白い。 ○パン5種類 基本的には、パン2個で丁度良いと言われるのですが、5種類から2種類選んでくださいと言われてもなかなか選べない。こんな時は、フレンチのお店ですから、素直にお店に甘えて。全種類くださいと言ってみる。そして、全種類頂きました。 バカールの象徴、キューブのブリオッシュ、懐かしい。本当に、このブリオッシュを食べるだけでも良いくらい大好きでした。 その他、とうもろこしのパンや、バケットなどありましたが、どれも美味しいので、5種類を小さめにカットしてもらって、正解でした。 ○和歌山の足赤海老は、杉山さんの白桃とのマリアージュで 絶妙な火入れと塩味で提供される足赤海老は、白桃、ビネガー、マスカルポーネのアイス、バジルの葉、などと一緒に頂きます。ねっとりとした塩味の海老の白身と、白桃の甘味のマリアージュが素晴らしい一品。 ○フォアグラは、ルバーブのコンフィチュールや様々な要素を添えて フォアグラの冷製は、ルバーブのコンフィチュール、カカオパウダーのメレンゲ、ピスタチオのオイル、牛乳のフロマージュなどを使って、様々に味を変化させて頂く。まるでフォアグラに魔法をかけた様に、いろいろな味に変化するフォアグラを楽しめるんです。 ○お魚は、すずきをクラシックなパイ包み、「バーアンクルート」に 簡単に言ってしまえば、すずきの白身を、鯛焼き風の見た目でパイ包みにした料理です。見た目は鯛焼きですが、餡は入っていないので、甘くはありません。しかしながら、鯛焼き風の生地の甘味を感じます。餡の部分は軽い塩味で蒸されたすずきの白身が入っています。これをアメリケーヌソースで頂きます。甘味、塩味、甲殻類の味が混じり合い、見た目以上に美味しい一皿でした。 ○メインにはしっかりとした赤身の鴨ローストを 鴨のロースト、ジロール茸、空豆のソテー、ししとうを、トランペット茸のソースで頂きます。鴨のローストと、トランペット茸のソースが、とてもよく合います。ししとうも、野菜本来の味が濃くて、とても美味しく頂けました。 ※文字数制限の為、コメント欄に続きます。 #お月見キャンペーン #伝説の松涛フレンチレストランの再生 #バカールに行くために生きている

3

東京都

そば(蕎麦)

H.Takahashi

Retty2100件記念投稿です。 東京都の浅草駅近くにあるフレンチレストラン。お昼にランチで伺いました。エントランスから螺旋階段を上がり、3階のカウンター席に。窓の外に広がるのは、隅田川、遊覧船、かもめ、首都高、スカイツリー。京都の加茂川を凌ぐ素晴らしい景色。 紙のメニューに記載されているのは、Menu KomaGata 8品のコース。メインの選択後、間髪入れずに運ばれてきたアミューズに、フロア全員が心奪われる。大きなお皿に乗せられた4つの小皿は以下の通り。 ○静岡産紅ほっぺといういちごとフルーツトマトのガスパチョ、カンパリオレンジの泡を乗せて、近くにあるアサヒビールを意識した一品 ○浅草雷おこしにバターとからしを乗せて ○浅草最中にアーモンド、フォアグラのムース、黒豆、塩昆布を乗せて ○グリーンオリーブのマリネ 浅草の食材を斬新に組み合わせた料理達。一口食べるごとに歓声が。 アミューズ2皿目。 ○料理長が両国の名店、江戸蕎麦ほそ川まで、毎朝仕入れにいく朝挽き蕎麦粉を使った、ソースエミュルッシュネの技法で炊き上げた蕎麦がき、奥井海生堂蔵囲い2年物昆布のジュレと塩ウニ、キャビア、ウォッカクリーム、おろしたてわさびのコンビネーション 簡単に言えば、酸味のきいた冷製蕎麦がきのフラン。いろいろな食材が交わり、複雑な味を醸し出す。この複雑さもナベノイズム。料理長が毎朝通うという説明にも心打たれる。 ○江戸伝統野菜とフランス伝統食材の融合、千住葱とフランスベリゴール産黒トリュフ、活ホタテのコンフィ、広島県かなわ水産牡蠣のパテ 牡蠣のパテに乗っていた、ベビーオイスターという名の2センチくらいの牡蠣、ミルク感がすごい。牡蠣のパテも素晴らしい美味しさ。 ○ラングスティーヌ、鶏のハツ、リーフマウンテンエッグ、黒トリュフと共にココット仕立て、サルディーニャ島のパスタフレゴラと雪下縮みほうれん草を添えて 簡単に言えばラングスティーヌ(手長海老)の出しと小粒パスタを使ったリゾット、温泉玉子入り。リーフマウンテンエッグは、京都の葉山さんが作っている玉子。ラングスティーヌの出しが濃くなるまで煮詰められたスープは、文句なしの美味しさ。 メイン料理。 牛ほほ肉の煮込みと、国産牛フィレ肉のV.C.C調理と、悩んだあげく、始めに牛ほほ肉の煮込みでオーダー、そのあと国産牛フィレ肉のV.C.C料理に変更したら、両方来ました。せっかくなので、牛ほほ肉の煮込みも、テイスティングしてくださいとのこと。 ○国産牛フィレ肉をV.C.C調理から備長炭でグリエ、旬の根菜のバリエーション 黒トリュフ香るコンソメと共に V.C.C調理という新しい調理法でお肉を料理するとのことで選択。傾斜のある鉄板で焼く技法。美味しいお肉を水平な鉄板で焼くと、肉自身の油の嫌な風味が残ってしまうことがあるが、これを傾斜のある鉄板で焼くことで、油を流し落としながら焼き、その肉自身の味を引き出す。V.C.C調理したあとに、備長炭でグリエし、旬の根菜が乗った器に、乾燥させた黒トリュフで香り付けしたコンソメスープを流し込んで頂く。お肉が柔らかく、余計な油がなく、フィレ肉自身の味が引き立って旨い。 ○牛ほほ肉をアサヒ熟撰とギネスビールで柔らかくブレゼ このビール煮込み、シェフがフランスで働いている時代に、フランス人に好評だったとのこと。ビールとのマリアージュも素晴らしい。 デザート1品目。 ○凍結させた温州みかんと、ホワイトチョコレートムース、スパイスを効かせたラム酒のソースとともに 渡辺家家紋の穴が開いたホワイトチョコレートのドームに、熱々のクローブ、シナモンをきかせたラム酒のソースをかけて完成。ホワイトチョコレートが溶けてスパイスのきいたラム酒のソースと混じる。凍結みかんを絡めて食べる。この複雑性、独創性がナベノイズム。 2つめのデザート。 ○クレームブリュレ フリュイルージュとカシス&プラムのソルベ、イチゴのコンポートと、イチゴのコンポートのソース、カシスのソース、塩味のクランブルをアクセントに クレームブリュレの上は、浅草らしく飴細工。クレームブリュレに、イチゴのソースや、カシス&プラムのソルベを合わせると美味しい。 日本堤バッハコーヒーと駒形をイメージした小菓子 ○浅草かりん糖を砕いて焼いたチョコレート ○浅草胡麻と唐辛子のマカロン ○浅草甘納豆の抹茶フィナンシェ 全ての料理に共通したテーマは、ここでしかできない一品。浅草に店を出せばできるというものでもなく、料理の修行を積めばできるというものでもない。 自分の持っている哲学を表現するために世界中を回り、人生を賭けて開いたお店、それがナベノイズム、唯一無二の渡辺シェフの世界である。

4

東京都

フランス料理

H.Takahashi

Retty2222件、記念投稿。 東京都中目黒の目黒川沿いにあるビルの2階にあるレストラン。フレンチレストランとのことだが、どちらかと言うと革新的な、イノベイティブに近い料理を出すお店。コンクリート打ちっぱなしの内装も雰囲気が良いが、神業的なお皿の方が印象に残る。 クランベリーのビネガーでマリネしたボタン海老と、海老の頭を揚げたもの、カシスのフローズンムース 新鮮な生のボタン海老のとろとろな食感と、海老せんのようなパリッとした食感が味わえる一皿。赤い軽石に見えたのは、カシスのフローズンムース。鏡の様なお皿。心を鷲掴みにされた衝撃的な一皿。 スミイカ、ニンジン、アンティーブのサラダ、アプリコットのムース アプリコットのパン こちらのお店の得意なパンのマリアージュの始まり。スミイカと人参とアンティーブを、柑橘系のムースで食べるという一品。まるでデザートのような味だが、前菜としても美味しい。 しっとりとしあげた鰆、縮みほうれん草、ふきのとう、たらの芽のフリット、小さな蛤。 蛤の出し汁に生クリーム、木の芽の香りを移したオイルのソースをかけて ペアリングのパンは、クロワッサンの生地と、オリーブオイルのパン。 鰆自体は特に目立った味付けはしていないが、しっとりと仕上げてある。蛤の出し汁に生クリーム、木の芽の香りを移したオイルのソースをつけて食べると、とても美味しい。付け合わせの山菜のフリット達も、全てが美味しくなってしまう、魔法のソースをかけた一皿。 猪のローストにベゴニアを添えて、4種類のソースで、ミックスナッツのソース、野バラのソース、ベリーとビーツのソース、肉汁のソース ペアリングは、タルト生地に猪のひき肉を加えたタルト 猪のひき肉タルトも美味しいが、猪のローストが非常に旨い。特にベリーとビーツのソースが良く合い、甘さと酸味が猪肉を引き立てる。 瀬戸内のレモンを使った、ほろ苦いレモンのアイス、メレンゲ、クリームチーズ、レモンのママレード、レモンのパウダー、レモンパイを崩したようなデザート レモンを使った色々なものを混ぜ合わせていただく。ママレード、クリームチーズ、アイス、メレンゲなどが混ざり合い、強い酸味のしっかりとしたレモン味が美味しい。 コーヒー レンズ豆のマカロン 最後はコーヒー。 エスプレッソの様な、濃いヨーロピアンコーヒーは、そのままだと苦いが、黒砂糖、白砂糖、ミルクを混ぜ合わせてマイルドな味にすると美味しい。 レンズ豆のマカロンも、完全に洋菓子としてのマカロンで、十分な甘味がある。 なんだか、すごい店を見つけてしまったと思う。料理の美しさもすごいが、味もどれひとつ手抜き無し。素晴らしいお店でした。 #バレンタイン

5

東京都

フランス料理

H.Takahashi

Retty2200件記念投稿です。 東京都の白金台駅近くの、裏路地にあるにあるフレンチレストランです。ルカンケとか、銀屋のすぐそばにあります。 奈良県の野菜やお肉など、奈良県の特産物を中心に扱ったナチュラルフレンチのお店です。 お昼に伺いました。 3000円のランチメニューは、以下の通り素敵な内容でした。 黒いシュークリーム 白身魚とジャガイモのピュレ 黒いシューに挟まれた白身魚とジャガイモのピュレは、塩味が効いていて美味しい。 大和太葱のスープ 大和太葱を使ったスープは、酸味がアクセントになっている。 栗のスープ ほうじ茶のムソーズ 甘い栗のポタージュスープに、ほうじ茶の泡の濃くが混じり合い、素敵なスープの味へと昇華する。 クルトンとローストナッツを好みでスープに入れ、違った食感も味わえる一皿。 パン 酸味の効いたカンパーニュは、単体で十分に美味しい。 季節野菜とカンパチのタルタル カンパチと、やまいも、ブロッコリーを使ったタルタルの上に、マリネされた季節野菜がどっさりと乗っている。野菜を掻き分けると、酸味がアクセントのタルタルが出てくる。ブラックオリーブ、ケッパー、アンチョビを使ったソースと、ブラックオリーブの粉末などで、味の変化を楽しめる一品。ヘルシーな、ナチュラルフレンチらしい一皿。 胡麻のカンパーニュ 酸味の効いたパンに、胡麻の香ばしさが合わさったパン。 ヤマトポークのロティ 柚子胡椒 ヤマトポークのロティは、シンプルに肉の汁を煮詰めたソースで味わう。ヤマトポークは、とても筋肉質なポーク。牛フィレ肉と同じような味、硬さ。言われなければ、牛フィレ肉と勘違いしてしまいそうな、絶品ポークでした。付け合わせは、ルッコラと、大和真菜(やまとまな)という、シャキシャキとした食感の野菜でした。 宇陀金ごぼう ショコラ 二色のチョコレートは、さくっとした食感のもの、ビターなものの2つ。奈良県産の宇陀金ごぼうの風味を残したアイスクリームの下に、チョコレートとキャラメル味の2種類のムースが敷いてある。それぞれを混ぜ合わせて、様々な食感、味、温度で味わう一皿。奈良県産の野菜を使った、贅沢なデセール。 小菓子とお飲み物 やまときくなのマドレーヌ 焙煎かりがね茶 春眠 (奈良県産ほうじ茶)、コーヒー、紅茶、エスプレッソから選択。 やまときくなという、やまと野菜を使ったマドレーヌは、さっぱりとしていて美味しい。春眠という奈良県産のほうじ茶も、あっさりめだが、しっかりとしたほうじ茶の味わいで美味しいです。 奈良県産の野菜やお肉などを楽しめるコースでした。そして、奈良県には素晴らしい食材がたくさんあることを知りました。ナチュラル系のフレンチで、ここまでお気に入りになったお店は初めてです。料理の美味しさ、盛り付けもさることながら、お店の内装、空間も素晴らしい。そして、接客も心地よい。また、伺いたいフレンチレストランです。

6

東京都

ビストロ

H.Takahashi

東京都の表参道駅近くの表参道ヒルズの中にあるお店です。フレンチのバルというスタイルのお店です。フォアグラのマカロン、フォアグラのクレームブリュレ、フォアグラ・トリュフ・牛肉の冷製ロッシーニ、牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、などを注文。どれも美味しいし、フォアグラまみれで嬉しい。フォアグラも好みの味。また行きたいです。 #タグで振り返ろうキャンペーン

7

東京都

フランス料理

H.Takahashi

Retty20万いいね記念投稿。 東京都銀座駅近くの銀座四丁目交差点前の三越12階にあるフレンチレストラン。フレンチの中でもネオビストロという、新しいタイプのフレンチ、斬新的な料理を出すお店。 夜に伺いました。食べたコース料理は、以下の通り。 ○パルメザンをまとったオリーブのパイ、スモークさせたクリームとともに パイも、おいしいが、スモークさせたクリームをパイに合わせたときの爆発力がすごい。たかがスティックパイ、されどスティックパイの一品。 ○マグロのタルタル、エピスのかおる胡瓜のまろやかなクリームソース、カレーのスパイスをかけて マグロの料理だけど、胡瓜とクリームとカレーの不思議なハーモニーが異空間に旅立たせてくれる。 ○ウフ・ムーレット クレソンのブルーテとコロナータのアンサンブル クレソンのピュレのような濃厚なグリーンのスープに、半熟玉子、ウーフが入った料理は、ネオビストロらしい一品。世界中でもこのお店でしか食べれないのではと思わせてくれる。味はもちろん、ビビッドなルックスがいかにもこの店らしい一皿。 ○ホタテ貝のポワレ、カリフラワーのクリュとヘーゼルナッツオイル、レモングラスの軽いソースで ホタテ貝のポワレは単体で文句無しの美味しさ。そこに、ヘーゼルナッツオイルを加えるのがネオビストロの斬新さ。さらに、レモングラスの軽いソースは、単体で味わえば、タイ人が営むタイ料理屋のスープの味。これらの融合で新しい料理へと変化する。 ○タプナードを練り込んだ子羊鞍下肉のロティー、ホウレン草のソテーとグリンピースをあしらって ホウレン草も旨いが、特筆すべきは子羊のロティ。絶妙な火入れでレアに仕上がった子羊のお肉は、ねっとりと舌に絡み付く。オリーブを刻んだタプナードも味に彩りを添えるが、もはや官能的なロティに為す術がない。 ○チョコレートのサブレ、栗の軽いムースと濃厚なガナッシュとともに 基本はチョコレートのサブレだが、チョコレート系の色々なものが混ざりあって、しかしながら調和していて、美味しさを例える表現が思い付かないけれど、チョコレート好きにはたまらないデザート。 ○コーヒー 苦味の効いたコーヒーは嫌いなタイプだが、スッキリとした苦味で、苦無く飲むことができる。 ○ココナッツのギモーブ 四角いマシュマロに散りばめられたココナッツスライス。小菓子でさえ、手抜きがない研究心から生まれた一品。 ○ル ブール ノワゼット フィナンシェ 自分の中では、ル ブール ノワゼットとは、斬新的なフランス料理という意味でしかなかった。しかしながら、この店の店名となったル ブール ノワゼット。それは焦がしバターという意味だと教えられる。そして、その焦がしバターを使用したフィナンシェ。シェフの祖母の味とのこと。シェフの祖母への思い入れが詰まったこのお店、そして、このフィナンシェ。涙を誘う物語が詰まった、感無量な一品。 料理人がいて、その人の物語があって、国を越えてその料理を楽しめる、今という時代に生まれたことを感謝することができる、銀座のネオ ビストロ、フランス本店シェフの、素晴らしき来日記念ディナーでした。大切な人と訪れたい、お気に入りのお店。 #春ごはんキャンペーン

8

東京都

イノベーティブ

H.Takahashi

Retty3350件記念投稿です。 3350件目に選んだのは、こちらのお店。 東京都の麻布十番駅近くにあるイノヴェイティブのレストランです。新橋から移転した、麻布十番のお店に伺いました。出て来たコース料理は、以下の通りでした。 (アミューズ) ごまとクリームチーズのクリスマスリース せいこうがにのタルト れんこんの揚げパン (前菜) 才巻き海老と菊芋のムース、クリスマスリースに見立てて 生のマッシュルームとミルクのスープ、温泉卵、スペシャリティ (メイン) アグー豚のロースト、マスタードソース (デザート) メレンゲ、エルダーフラワー・ローズマリーを液体窒素で固めたアイス、洋梨のソルベ、洋梨のコンポート (小菓子) 栗の花の蜂蜜のフィナンシェ エスプレッソ パン 焦がしホイップバター イノヴェイティブのお店としては、さほどサプライズは無かったけれど、一つ一つのお皿が手間のかかった料理であることは一目瞭然でした。クリスマスメニューはやらず、通常メニューのみの営業とのことでしたが、クリスマスリースの形をした料理が二皿も出て来たのは、嬉しいです。 思ったよりも野菜に力を入れていて、スペシャリティである生で食べるきのこ、生で食べれる菊芋をはじめ、随所に選りすぐりの野菜が散りばめられていました。 デザートは、やはりイノヴェイティブ。液体窒素を使っていたり、幾何学的な美しさを纏っていたりしていて、見た目が斬新。 最後の締めは焼きたてのフィナンシェ。これもレベルが高い。 他の料理も色々試してみたいと思わせるお店でした。 #生で食べるマッシュルームがスペシャリティ #イノヴェイティブ

9

東京都

フランス料理

H.Takahashi

東京駅の新宿三丁目にあるフレンチレストランです。新宿伊勢丹の中にあります。ずっと来たいと思っていて、やっと来ることができました。何せ、人生の中で最高に好きだった、閉店前のフレンチレストラン、ロオジエを取り仕切っていたシェフのお店ですから。 頂いた料理は、以下の通り。 濃厚なグリーンピースのスープ、アクセントの野菜と、カレーのオイル パン 蒸気を使って蒸し上げたしっとりとした金目鯛、たっぷり野菜とタプナードソース バニラアイス、赤もものタルト、ガトーショコラ コーヒー風味 コーヒー 小菓子 流石に、ロオジエほどの感動がなかったのは、箱の豪華さの違いのせいか、安めに設定された価格設定のせいかは分からない。時間もなかったし、ビジネスランチくらいのコース料理だったからなのか。それでも、グリーンピースの濃厚スープにカレーオイルを合わせるなんて、才能あるシェフにしか創造できない料理だと思うし、しっとりと仕上げた金目鯛もここでしか食べたことのない調理法だった。もちろん美味しいのですが、日本で一番好きだったロオジエの元シェフということで、期待がどうしても高くなってしまいます。 今度は、ゆっくり時間がある時に、ランチかディナーで、日本最高峰フレンチレストランのシェフの味を堪能しに来たいと思います。 #春ごはんキャンペーン

10

東京都

フランス料理

H.Takahashi

Retty2800件記念投稿です。 かつて、恵比寿にあった、ビストロ間が銀座に移転して、レストランエールの名前に変更になり、コンセプトも新たになったレストランです。 恵比寿のビストロ間に伺ったのは10年ほど前かと思っていたのですが、お店の方によると、恵比寿でお店を開いてからまだ7年とのこと。なので、7年くらい前に伺ってからの再訪になります。 この日のコース料理は、以下の通りでした。 ○アミューズ フォアグラのソフトクリーム まさに、フォアグラのソフトクリーム。ほんのり塩味の生クリームです。 ○スペシャリティ 野菜のパフェ 20種類の野菜を使ったパフェ。ビストロ間時代からのスペシャリティ。 焼きとうもろこしのアイスクリーム、きんじそうのジュレ、まぐろ、ほうれんそうのメレンゲ、ポップコーン、その他ヤングコーン、いんげん、とんぶり、ブロッコリー などを、アンチョビのソースなどで頂く、旬の野菜を混ぜ合わせたパフェです。 2層、3層と同時にすくいあげ、いろいろな味と食感が混ざりあった野菜のパフェを、楽しみながら頂きます。 ○パン ブリオッシュ、 リュスティック、 ライムと岩塩が乗ったバターで 当時は、松濤のフレンチレストラン、バカールの真似を公言していたこちらのお店。ブリオッシュは本家の直方体とは違い、半球型でした(笑)。 ○前菜 手打ちパスタ 鮎の炭火焼 焼き茄子 焼き茄子の粉を練り込んだパスタ、むらさきいもの出しのスープに、鮎、海ブドウ、梅、じゅんさいなどを乗せた一皿です。 これも素晴らしい一皿だった。スペシャリティでは無いが、スペシャリティを凌ぐ一皿。パスタ、スープ、具材、がうまく調和した一皿。和の夏を感じさせる一皿。冷ややかさと共に爽やかさを感じさせる一皿でした。 ○魚料理 穴子の蒲焼き 新玉ねぎのエスプマで ひつまぶしをテーマに 穴子の蒲焼きの上に、おこめをピュレ状にして焼いたものを乗せて、間には新玉ねぎのエスプマと山椒の身を挟んでいる。 香ばしい穴子と、おこめの組み合わせが、ひつまぶしを連想させる。 ○肉料理 鶏胸肉のコンフィ 旬と共に 丹波のくろどりを、野菜、卵黄とともに頂きます。とてもジューシーで、ソースを使わずに頂けるお肉を入荷しましたとのことでした。素材にはほとんど手を加えずに提供される。1時間以上かけて丁寧に火入れされた胸肉はほんのり軽い塩味。付け合わせの野菜は、お肉の汁を使って味付けしたとのこと。さっぱりながら、とても美味しい。 ○デザート 真紅 アメリカンチェリー、ルバーブ、カンパリ 酸味と甘味と少しの苦味をテーマにしたデザート。アメリカンチェリー、マカロン、クリームチーズ、カンパリのジュレ、液体窒素で固めたヨーグルトソースなどが使われている。甘味と酸味と苦味が一体となった一皿。 ○コーヒー 濃いめのヨーロピアンなコーヒーでした。 どの料理も素晴らしかった。ビストロ間の時代とは全然違っていて、料理も格段に進化している。時代の流れもありますが、シェフの技術もここまで進化しているとは、と思いました。もう、料理だけ考えれば、ビストロというより、グランメゾンの領域だと思います。 昔のコストパフォーマンスの良さはなくなってしまったかもしれないけれど、このレベルの料理ならそれも納得できる。7年間、常に研究を重ねてきたのであろう、シェフの努力の積み重ねを感じたコース料理でした。 #スタミナごはんキャンペーン #進化したフレンチレストラン