Michiya Suzuki

Michiya Suzukiさんの My best 2018

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栃木県

そば(蕎麦)

Michiya Suzuki

8月18日 今夏の酷暑もお盆を過ぎて、秋の涼しい土曜日の昼時、益子の里山の中『呑珠庵』さんに一番乗り。庵主が厨房で客待ちをしているところに飛び込んだ。こんにちは、あれ!前にも来てくれたっけ?7月頃かな営業が終わった後に来ました。あれそうだっけ。最近忙しすぎて、飲み過ぎて、忘れちゃった。ごめんね。おすすめをお願いしますと言ったら、うちは、太打ち、細打ち、鴨せいろ、そばがき、蕎麦だけなんで、おすすめは言わないほうがいいよ。寿司屋でおすすめと言ったら5万円くらいは取られちゃうよ。はぁ。それでは太打ちをお願いします。ありがとうございます。お待ちどうさま。手挽きの益子産の蕎麦です。食べ終わる頃に七味をふって食すると甘みがまします。お好みでどうぞ。マイ箸でいただいていいですか? いいね。太打ちはそばの殻を含めて挽いた蕎麦。コシがあり噛むほどに蕎麦の香りがある。ごちそうさまでした。 8月25日 まだまだ残暑が厳しい先週から一週間後に訪問。首振り扇風機が回っている昼時、今日は細打ちをいただきました。涼しそうな笊に盛られた手挽きの美味しいお蕎麦。ご近所さんのお爺ちゃんがお蕎麦を食べに来店。テーブルに同席。こちらのお山のお話に耳を傾け、窓越しに見える里山の風景にほっとしました。お代を払いまた秋頃においでくださいと店主から声をかけられて店を後にした。 10月13日 涼風が吹き秋の深まりを感じる季節。益子の道の駅周辺にはコスモスの花が一面に広がっていた。13時過ぎに入店。テーブル席には2名の女性がお蕎麦を待ちながら談笑していた。こんにちは、お座敷にどうぞ、メニューも秋の気配を感じさせる店主のセンスがいい。今日は、鴨せいろをお願いします。ありがとうございます。店主との会話も息が合ってきた。お蕎麦を待つ間、レコードのジャケットが目を惹いた。あれ!ユーライア・ヒープ? へぇ〜。懐かしい高校の頃が蘇ってきた。近づいて拝見すると、ブルー・オイスター・カルト、エマーソン・レイク・アンドパーマー、レッド・ツェペリン、ディープ・パープル……。窓の外には青々とした柚子がたわわに実っていた。暫くして、お待ちどうさま、今日はフランス産の雌鴨のフィレです。今日は、鴨せいろと決めてきました。山椒をちょっとかけるとおいいしいよ!とのアドバイス。先週に浅草に行って買ってきましたとのこと。鴨と葱の美味しいつゆに付けていただく絶妙なハーモニー。食後に店主と15時くらいまで談笑。柚子も美味しかったです。一個持ってゆく? 俺は緑色から少し黄色がかってきた柚子が一番好きだ。庭から捥ぎたての柚子の香り。五感を刺激される時間がいい。お代を払って、夕食はけんちん汁に入れるお豆腐を買って帰りますと言うと、とうふ工房 豆三のお豆腐が勧められた。蒟蒻は鹿沼の中條商店、先週に買ってあると言うと、今度、こんにゃくの作り方を教えてあげるよ。ごちそうさまでした。 12月8日 木々の葉が風に飛ばされないように、辛うじてしがみ付いていのちを継ないでいる冬の寒い日。前回に戴いた捥ぎ立ての青い柚子。地酒「惣誉」でお銚子に柚子の皮を剥いで、柚子酒は格別の香りだった。お礼に生うどんを一袋を土産に益子に向かった。今日は「そばがき」と決めていた。あれ!いらっしゃい。先日は柚子をありがとうございました。美味しく戴きましたとお礼を言って、お蕎麦屋さんに饂飩は場違いかもしれないけれど断りを言って手渡すことができた。ありがとうございます。今日はいろいろなお蕎麦があるよ。黒っぽいお蕎麦がいいです。わかったよ!お客さんの好み? あぁ〜思い出してきた。店内はストーブでスッカリ冬支度。傍に「クリムゾンキングの宮殿」。プログレッシブバンドで一世を風靡したキングクリムゾンの最高傑作のアルバム。「21世紀の精神異常者」は、ベトナム戦争を痛烈に批判した芸術的な作品。時は日々何かが変わりつつある。「蕎麦」という食材をお客様に如何に満足させられるか感じながらいただく。お品書きには季節毎に違って、今回は蕎麦寿司がメニューから外されていた。お蕎麦は、庶民的で米作よりも痩せた土地や山間部を利用して育成される植物である。江戸(東京)は蕎麦文化の都。お店のご主人に、蕎麦は都会よりも田舎が旨いと言った時、以外にも蕎麦は東京でしょうと言われたことが印象に残っている。 帰りに、また来年と言われたことも記憶に残る。ごちそうさまでした。