2016.11.03 19:30 ◎超感動!初の上海蟹(大闸蟹) ⚫︎中国「美团」評価: ⚫︎中国湖北省蘇州市 ○前置 無錫、蘇州の出張で行けるチャンスがあれば食べたいと思っていました上海蟹をついに念願叶って食べに行く事ができました! 最初、上海に上海蟹がいると思い込んでいましたが、実は上海には上海蟹はおらず、蘇州市の阳澄湖(陽澄湖)でとれる蟹が日本でおなじみの上海蟹であることが分かりました。 中国人に、日本人は何で上海蟹と言うんですか?と鋭い質問に対し答えることが出来ず、調べてみましたら、中国ではこの蟹は「絨(róng) 螯(áo) 蟹(xiè) (モクズガニ)という種類で中国各地で養殖されている様で、その中でも一際美味いとされる日本名上海蟹は、中国人にも絶賛されており、中国では蘇州市の阳澄湖で取れる蟹を「大(dà) 闸(zhá) 蟹(xiè) 」と言っています。 では、何故、この大闸蟹が美味しいかをお店の方に聞いてみましたらこの湖は水深2mと浅く、蟹が湖の砂底で手足を伸ばし踏ん張っているので身が締まって美味しいという事でした。 それと何故、日本人は大闸蟹を上海蟹と呼ぶのか考えてみました。 これは私の勝手な想像ですが、以前、日本の教科書で長江の事を揚子江と称していた時代がありました。勿論中国では長江と呼んでますが、日本では上海と深い関係があったことから長江下流域(上海付近)の揚子江を長江と間違って称していましたので、教科書も揚子江から長江に変更しました。 また、天津甘栗も天津では栗など取れないのですが、栗を日本へ輸出する港が天津港でしたので、日本では天津甘栗と呼ぶ様になりました。 そして本題の上海蟹も蘇州市で取れた美味しい蟹を上海で日本人が食べる様になったので上海蟹と呼ばれる様になったのでは無いかと思いました。 地図の写真を載せましたが、湖につながる陸地が女性の足に見える事から、ここを美人の脚「阳澄湖美人腿」と言われる地点では沢山の大闸蟹を食べるお店が並んでいます。 上海で食べる大闸蟹よりも、かなり割安で新鮮な蟹を食べることができるとお店の方も絶賛されていました。 大闸蟹のお店は沢山のあります。 こちへ行かれる際は蘇州市からタクシーの方に「阳澄湖美人腿大闸蟹」という文字を見せれば言ってもらえます。 ○ 本日の注文品 (通過レート 15円/1元) ⚫︎大闸蟹(オスメスセット)---175元(2,625円) 蟹の大きさによって価格が異なります。せっかくなので、美味しい蟹を食べたく蟹の仕分けをしているおじさんにどれが美味しいかを確認しましたら、生きのいい蟹を籠に入れてくれましたので勘定など気にせずおじさんのお薦めに従い注文しました。 大闸蟹はオスメスで美味しい時期が異なることは知りませんでした。 繁殖期を迎えたメスは10月~12月が旬とされ、お腹に卵を抱えた10月~11月頃が美味しいらしく、オスは大きく白子が育った11月~12月頃が食べ頃だそうです。 メスは卵と蟹味噌がぎっしり詰まっていて、凄く濃厚で甘みがありクリーミーな味わいにびっくり! 続いてオスを、わぁ〜白子〜♪ 今の時期はオスの方が美味しい時期だそうで、これまた「う・ま・し」です!またまた味が濃厚で、食べた瞬間幸せ〜って感じがしました。 やはり有名なブランドだけのことはあって実に美味しかったです。 ⚫︎蚌肉老豆腐---38元(570円) 淡水に生息するドブガイと卵を炒めた料理です。ドブガイは淡白な味ですが、豆腐と甘めで濃厚な味付けに馴染みとても美味しかったです。 ⚫︎家乡小炒肉---38元(570円) 豚肉と青唐辛子と野菜の炒め物です。 甘めの味付けが多かったので、パンチの効いた辛めの味付けをした料理を注文しました。 青椒肉絲のピリ辛版といった味で辛い物好きな私にはピッタリでした。 ⚫︎干锅花菜---28元(420円) ブロッコリーの炒め物です。 ブロッコリー独特の食感を残したまま、醤油ベースの薄味で仕上げてありました。 あ〜初の大闸蟹に大満足です! また、絶対に期待と思います。 ○余談(おバカな私) 蘇州市の太湖近くにある取引先から無錫市へ向かおうとした時、頭の脳裏に尾形大作さんの「無錫旅情♪」が流れて来ました。 運転手に無錫へ行く前に太湖のへ行ってくれるように頼みました。 太湖へ行く道中、QQ音楽で尾形大作さんの「無錫旅情」の曲をダウンロードし、太湖に着いたら尾形大作の曲を流し、調子にのって、ついつい歌ってしまいました。 「太湖の畔〜無錫の街へ〜〜♪」 ここは全く人気の無いところでしたが、運転手が不思議そうな顔をして笑っていました(笑) ○お店の情報 店名:鱼米之乡 十八灶酒店 住所:中国江苏省苏州市相城区阳澄湖度叚区清水