信じられ無い低価格で前菜からデザートまで絶妙なランチコースです。鹿児島で無農薬栽培された産直の西洋野菜とハーブを取り入れたことにより、味に広がりが増し、目にも鮮やかな構成になっていました。 「あなたの日常にフレンチを」をポリシーに開店したビストロ。既に私の日常になっています。 【前菜】 有機野菜のサラダ 海老と帆立稚貝のヴェリーヌ 男のテリーヌ(勝手に命名) クリームチーズのカナッペ 【温菜】 ベルギー産じゃがいものスープ w/泡ソース 【主菜】 サーモンのポワレ on カリフラワーソース w/有機野菜 【デザート】 柿のワッフル シナモン&ハニー風味 紅茶のクリームブリュレ 焼き加減、茹で加減、塩加減、甘さ加減、口当たり、喉越し、インパクト、後味。 全てにおいて絶妙です。 丁寧な仕事には手加減、手抜きは一切ありません。 鮮度抜群で色とりどり有機野菜が加わったことで、瑞々しさと程よいえぐ味が滋味を感じさせてくれます。 Exellent(エクセラン)です。 ご馳走様でした。 #冬グルメ
食べてから10時間が経ちましたが、まだ舌が味をハッキリと覚えています。Exellentとはこういうお店を言うのでしょう。KOされました。感動的に美味しいです。 5ヶ月先まで予約で埋まっています。鹿児島に有って日本全国の吟味した食材が供されます。 カジュアルな店構えですが正統派の極上な日本料理店です。 全部目の前で調理してくれるので次の一皿が待ち遠しくなります。 鱧しんじょうにはアオリ烏賊と冬瓜と芽ネギとじゅん菜、フォアグラ茶碗蒸しにはオホーツクの毛蟹と厚岸のバフン雲丹、冷たいお椀は特大蒸し鮑に季節の野菜、どれも品の良い出汁が効いており唸るしかありません。炭火で炙られる長崎のノドグロはキンキなみに脂が乗っています。太刀魚の串焼も堪りません。炊き込みご飯はA5ランクの鹿児島黒毛和牛の肩ロースにまたしてもたっぷり雲丹が乗っています。実山椒が本当に素晴らしい風味です。 個人的に嬉しかったのは私の心のナンバーワン日本料理店(横浜馬車道の料理澤)と素材使い、出汁の引き具合、炭火の焼き加減、塩加減が酷似していたことです。 本物同士は自然と似るのでしょうか。 今回は仕事の関係での訪問でしたが、緊張を強いられる中でも至福の気分を味あわせて頂きました。
店の1/5位を占めるワインセラーはENOTECAに来たと錯覚します。 ワインはシャンパンを含めて料理毎にグラス単位で頂けるのが、贅沢なのに安く楽しめました。 料金もワインもお任せを薦められましたが、オーナーソムリエ(凄く腰が低く気さくな方)が持ってきたアラカルトメニューの黒板を見て我儘を聞いてもらうことにしました。とにかく絶品なのは仔羊のロティです。がっついてしまいました。これに合わせてトスカーナのサンジョベーゼ種のワインをお願いしたら抜群にマッチしたのを選んで頂き感激です。 前菜の白身魚と鮭とグリーンアスパラガスのテリーヌは鮮やかなビーツとマヨネーズのソースで頂きます。グリーンピースのボタージュには我儘を言って旬のグリーンとホワイトの2種のアスパラを浮かべて頂きました。ルーマニアの柔らかくもスッキリとした白ワインがまた美味い。スズキのポワレは付け合せにソテーしたトランペット茸とシメジに大好きなアメリケーヌソースがよく合います。デザートはクラッシュした氷を混ぜたバニラアイスとイチゴが飾られたショコラアイスです。これに深煎りしたコーヒーでお開きです。 同じ天文館でチーズとガレットの店も展開しているとのことなので是非行きたいと思います。
今まで1番美味いと思っていた鰻が覆ります。 最強です。本物の鰻は日本が誇るジビエです。 東京の名店と言われるお店はそこそこ行きましたが、名古屋の熱田蓬莱軒とここ鹿児島の美鶴を知ってからは江戸前の鰻を食べたいと思わなくなりました。 郊外の自然豊かな杜の清流が流れる脇に店は有ります。清流から引き込んでいる水が絶えず生きた鰻の住む甕に注がれています。 注文が有ってから、甕から捕まえて捌く鰻は鮮度抜群です。 関東の蒸す工程は無く、ひたすら自身の躰の油で焼ききられて提供される鰻はとにかく香ばしく、香り、旨味、芳しさが違います。 小骨の食感すら楽しく頂けます。 辺鄙な場所に有るのにも関わらず、開店前に既に行列ができます。 私は並ぶのが大嫌いですが、美鶴なら黙って並びます。 #鰻生産量全国一の鹿児島