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東京都

寿司

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【《やりすぎ!安すぎ!!》都心で鮨など24品、  日本酒3合飲んでも8000円台!?】 ※コメント欄へのお返事は原則お休みしてます。悪しからず。(オフ会と参考通知への御礼は除く) ※年賀コメント系も面倒なので不要です。  よろしく 笑 2023、謹賀新年 …さて例年、 新年一発目からいきなり エースクラスをぶつけるのが私流。 そんなワケで ~東京のコスパ鮨探究編 その⑩~ 昨年、instagramなど 各種SNSでバズりまくり、 高級感ある鮨なのに 「量が多い」「やりすぎ」と話題に… 現状で「都内最高の高コスパ鮨」の 声もある『秀とら』。 首尾よく予約が取れました♪ …さぁ準備はよろしいか? ランチおまかせ5000円、 目ん玉ひんむいて見ていただきたい(笑)  ★岩牡蠣  ★中トロ  *大トロ  *赤身  *カンパチ  *車海老  *クエ  *こういか  ★鮪の皮  ★煮帆立  ★赤貝  *すずき  *ひらめ  *鰹  *めかじき  *かます  ★毛蟹  *カスゴ鯛  ★金目鯛  *あじ  *玉  *赤だし  *かんぴょう  ★穴子 ■岩牡蠣 いきなり牡蠣スタート。 濃厚な味わいと ピリリとした黒七味の組み合わせが秀逸 ■中トロ 青森大間の本マグロ。 「秀とら」のマグロは 熟成が基本の模様。 “真紅”ではなく“深紅”の 深みのある色合いが特徴的。 重厚感ある味わいと、 トロける脂に悶絶を禁じ得ない。 なお『秀とら』のシャリは赤酢。 粒立ちがよくしっかりと旨味のする 特徴的なシャリでした。 ■鮪の皮 先ほどの熟成鮪の 外皮を炙り肴に。 これは昼から飲むしかない(笑) ■煮帆立 帆立の繊維を崩して、 ホロホロにした握り。 甘さと食感を楽しむ。 ■赤貝 プリプリとした弾力感→ 咀嚼するとコリコリ食感。 鼻孔へ抜ける磯の香もgood ■毛蟹 蟹の身をたっぷり乗せて モグモグすると 濃厚な蟹の風味が口中に広がる。 ■金目鯛 炙りで パリッとした皮目と、 ぷっくりとした身肉の高低差。 蓄えた脂の甘味を堪能。 ■穴子 トロトロ&ジュクジュク ジューシーな穴子。 炭火焼きされており、 スモーキーな薫りもよき。 ■本日の日本酒  *みむろ杉 特別純米辛口 露葉風  *日高見 超辛口純米酒  *醸し人九平次 純米大吟醸 本日紹介するのは「醸し人九平次 純米大吟醸」 バニラかバナナのような 淡い甘味と米のうま味。 鮨の味を邪魔しない 穏やかな味わいでした。 ~あとがき~ 以上、都内最強コスパ鮨 最有力の『鮨 秀とら』でした! 24品にビールに 日本酒3合飲んで八千円強。 安すぎて値段間違ってないかと、 伝票を2度見しちゃいました(笑) 都内の一等地でこのコスパ、 量、クオリティ… もはや驚愕と言わざるを得ない。 大将から 「呑めるんだったら夜がオススメだから来なよ」 と声がけいただく。 大将の地元は長崎、 日によって長崎名物ハトシも出るらしく、 夜に再訪したいところ… 思うに都心の鮨って 全国的にみて当然ながら相対的に割高。 特に某グルメサイトで4点台の 高級店&訪問困難店の著しいブランド化が 「回らない鮨」へのハードルを 更に高めているように思える。 逆にいえば、 東京のグルメな人って 「ハイコスパだけどハイクオリティな回らない鮨」 への渇望と潜在的ニーズが 他の地域よりも高そうだと考えたのが このシリーズを始めたきっかけ。 今年も 「都内でこの値段でこの鮨食べれるの?」 という驚きをお届けできればと思う

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東京都

焼き鳥

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【都内屈指の銘店なのに日本酒3杯飲んで6000円ほど!《コスパ超優良》】 ※コメント欄へのお返事は原則お休みしてます。悪しからず。(オフ会と参考通知への御礼は除く) 本日の焼鳥探究は ずっと行ってみたかった『焼鳥うの』 二回ほど電話予約するもフラれ、 ようやく念願の訪問となります。 訪問時点、 Googleロケーション評価「4.5」、 某グルメサイト「3.85」 焼鳥百名店に4度の選出実績あり。 店主の宇野誠一氏は 目黒の名店『笹や』で修業ののち 2011年に独立し『うの』創業。 …という事は 『鳥よし』から『うの』まで系図にすると 以下の通りになるワケですな。  鳥よし(中目黒)――笹や(目黒)――うの           |            ― 鳥しき(目黒) このように 東京の焼鳥界でも最高の血統を継ぐ サラブレッドたる『うの』ですが、 その焼鳥は最高品質なのに、 ポーションが大きくコスパも大変良いとの情報で 前々からチェックしてたのです♪  *倉掛豆の煎り豆(つきだし)  *ねぎま  ★かしわ  ★食道  ★つくね  ★皮  ★抱き身  ★うずら玉子  *マタ  ★ればー  *腹身  *大根(箸休め)  *鶏スープ ■かしわ 『うの』は銘柄は伊達鶏を使い、 紀州備長炭で焼き上げている。 この辺りはやはり 『鳥よし』や『笹や』に同じですね。 …しかしながら、 明らかに異なるのは「ポーションのデカさ」。 画像の通り串にみっちりと肉が付いてきます。 これで串2本で330円~440円ですから、 確かにコスパが半端ないです(笑) 「かしわ」は シモンズのベッドのような高弾力さに加え、、 噛みしめるとジワッと鶏のエキスが湧き出てジューシー♪ 『うの』は鶏はタレ焼き率が高く、 私が注文した串は全てタレでした。 しつこさのないスッキリと甘辛いタレで、 鳥自体の素材の良さが活きる味付けです。 ■食道 実は今日一番よかったのが「食道」 ネーミングに反して意外とクセのない淡泊な味わいに加え コリコリ&プチプチとした変化に富んだ食感。 この食感は是非体感して欲しい。 ■つくね 『うの』は「つくね」も特長的でした。 一般的な「つくね」って 挽いた鶏を団子状にしますが、 『うの』では鶏の塊肉を固めている感じ。 ゴロゴロ感が強く、 「肉食ってる感」がより感じられます。 ■皮 博多の「とりかわ」のように、 表面を少し炭化させてパリパリに焼き上げた一品。 香ばしい薫香感と 食感の良さにウットリ。 ■抱き身 “ゆずごしょう”を乗せて。 やや脂身感が強くオイリーな部位ですが、 その脂の甘さと“ゆずごしょう”のピリリとした 清涼感ある薬味成分がよきアクセントに ■うずら玉子 『うの』のうずら玉子は、 中のトロトロでネットリ濃厚な卵黄が楽しめます。 ■ればー こちら一転してレア―感を残した、 ジュクジュクな「ればー」。 こちらもデカいですね(笑) はちきれんばかりのレバーは 犬歯で噛むとプチッとミルキーな風味が口中に広がる。 ■本日の日本酒  *澤やまつもと 純米(京都)  *東一 山田錦純米(佐賀)  *伯楽星 純米吟醸 (宮城)  私が京都に8年住み  好きになった「澤や まつもと」と、  九州に4年住み  好きになった「東一」 両方とも置いてくれてる 個人的にも素晴らしいラインナップ(笑) 佐賀といえば「鍋島」も有名ですが、 個人的に何気に「東一」も同じくらい好きです。 〆は「伯楽星」で ~あとがき~ 以上、『焼鳥うの』でした! 総評としては文句なしの 「超優良店」とさせていただきます。 日本酒も3杯飲んで、 鶏も好きなモノを制限なく食べて6000円強でした。 都内っておそろしい事に、 美味しくて高い店探せば、 青天井でございますが 「クオリティの高さ」と「コスパの良さ」 この両者を両立させての評価、 という観点なら『うの』は都内でも トップクラスの店になるかと個人的に思えてきた。 この価格と品質の素晴らしさで 逆に今年のBestに選ばないのが おかしいほどの満足度でした(笑) 唯一の欠点はスマホの通信環境。 店は地下にあるり 携帯の電波がかなり弱め。 スマホのアンテナが1本しか 立たない状況でした。 (当方、povo2.0利用) さりとて 日本酒のラインナップも 中々よかったので此処は再訪確定。 次回は売り切れてた希少部位 「あか」などを注文してみたい

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東京都

ラーメン

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【角の取れた「まろやか高級塩ラーメン」】 ※コメント返しは原則お休みしてますので、記入ご遠慮ください(参考通知とオフ会の御礼は記入OKです) ~町屋遠征編 その②~ 遠征2軒目は 『Ramenにじゅうぶんのいち』。 訪問時点、 GoogleMAP「4.0」、 某グルメサイト「3.81」 ラーメン百名店、 ミシュランビブグルマン双方に 複数回の選出実績のある 都内でも指折りの実力店。 店主は旭川出身で、 旭川を本拠地とする 名店『山頭火』で修業を積み、 2012年に『にじゅうぶんのいち』創業。 店名は店主の誕生日が 「1/20」である事に由来。 荒川区を代表するこの名店を攻略していく。 ■生ビールおつまみ付き …630yen 後述するが価格設定高めのラーメンに対して、 相対的に安く感じるのがこの生ビールセット。 プレモルをグラス一杯に チャーシューの端材、メンマ、ネギ、 京都ラーメンのような辛子味噌がついて630円とお得。 最高気温28℃の中、 冷たいビールで喉を潤しているとラーメン到着。 ■特性塩そば …2000yen デフォの「塩そば」1200円、 「塩そば(味玉入り)」1400円、 …そして特製は2000円。 この価格設定はかなり強気だ。 まずはレンゲで清湯スープひとくち、、、 店内の幟から察するに鶏の銘柄は信玄鶏。 雑味のない鶏のうま味に、 貝・鰹節・昆布を掛け合わせ 全体的にまろやかで尖りのない味わいに仕上がっている。 この手の鶏塩ラーメンとしては、 塩ダレがあっさり淡麗で、 塩味(えんみ)感かなり控え目。 肯定的に捉える人には 「滋味深い」という感想になるだろうし、 逆に物足りないと捉える人には 「パンチが足りない」という感想になるだろう。 ラーメンからB級感を取り除いた かなり攻めたチューニングですが、 私はかなり好き(笑) 鶏の本来の味わいが前面に出ており、 券売機の「地鶏スープの良さをストレートに感じられる塩ラーメン」 という説明書きの意味する所がよく理解できました。 たとえるならタイ料理の ガパオライスのように調味料の力に頼らず、 鶏のうま味成分だけで食べさせるようなスープです。 麺は製造元不明でしたが、 平打ちの低加水麺で やや柔くチュルッとした しなやかな食感。 特製のチャーシューは ロースのレアチャー、 鴨ロース(マグレ・ド・カナ-ル)、 炭火つるし焼の3種。 鴨ロースは長方形の 分厚いブロック肉で噛みしめると旨味が強い。 炭火つるし焼は超スモーキー。 あと特筆すべき味玉の 卵黄がネットリと粘度があり濃厚な味わいでした。 特製は特に高価ですが、 具のクオリティは確かに全体的に高いなと思いました。 ~あとがき~ 以上、『にじゅんぶんのいち』でした。 私が食べた塩ラーメンについては、 ガツンとしたパンチ、 B級グルメ然としたジャンク感とは無縁で、 整然と整った味わいと 淡麗さ滋味深さをあわせもつ一杯。 中途半端に万人受けするラーメンではなく、 ベクトルがはっきりしてる分、 好みに合致する方には とことんハマるかと思います。 …さて。荒川区の淡麗系ラーメンといえば、 この店と東日暮里の 『トイボックス』が双璧かと思いますが、 これにて両店を制覇!

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東京都

寿司

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【新店なのに数ヵ月先まで予約が埋まるヤバい鮨】 ※コメント返しは原則お休みしてますので、記入ご遠慮ください(参考通知とオフ会の御礼は記入OKです) Retty初投稿!! ヤバいです(笑) 両国に凄い鮨が登場しました! 昨12月OPENの『おすし花富』 訪問時点、 GoogleMAP評価「5.0」、 某グルメサイト「3.07」 山形出身の五十嵐大将は 銀座の某老舗江戸前寿司で腕を磨く。 ライブドアニュースでは 「ブレイク必至の寿司店」として紹介され、 なんと食べ○グの 『食べ○グMAGAZINE』に掲載されるほど 業界から注目されているニューカマー。  “グルメサイト公式が推す鮨” という最高の追い風に カウンター7席しかない事も相まって 既に8月頃まで予約が埋まっているそうです。 つまみ7品、鮨13品で 1万円とハイコスパなコースは以下! ≪つまみの部≫  ・松島湾 スズキ  ・北寄貝  ・煮蛸  ★シャコ  ・太刀魚塩焼き  ★塩あん肝 生海苔のせ  ★たいら貝磯辺焼き ≪握り・巻きの部≫  ★白いか  ・漬け鮪  ・平目昆布〆  ★北寄  ・鯵  ★中トロ  ・小肌  ・赤貝  ・ガスエビ  ★春子鯛  ★雲丹軍艦  ★蛤  ・鉄火 ■シャコ 少し甘い味付けに 締まったシャコの身で絶品! ■塩あん肝 生海苔のせ あん肝のネットリした濃厚さを活かす 塩ベースの味付け。 生海苔のプチプチ感と 芳醇な磯味にも力負けしない濃い肝でした。 ■たいら貝磯辺焼き 『花富』は大森で 創業190年余の『久保井海苔店』の海苔使用。 たいら貝の甘味と、 海苔の香りの良さで 味覚・嗅覚双方に訴求力のある一品。 ■白いか 『花富』のシャリは赤酢。 酸味感が控えめで 比較的素材の良さが引き立つ味わいに、 米の粒も 角の立たない柔和な炊きあがりで、 ソフトで口中でふんわり米同士が剥がれる食感。 塩で軽く味付けした「白いか」。 外側はシコシコしてて、 内側はネットリした対照的な味わいが楽しめる 不思議な一品でした。 ■北寄 「つまみ」の炙った北寄に比較すると、 クニクニした柔らかい歯ごたえのする北寄。 豊かな甘味と食感にノックアウト。 ■中トロ 本日の宮城は塩竈産。 大将は主として卸は第一水産の マグロを使っているそうです。 程よい固さを保ちつつ、 コクのある脂とのコンビネーションが最高。 …ちなみにですが、 『花富』の大将が「やま幸」ではなく 「第一水産」のマグロを使う理由。 ここでは語れませんが、 なかなか深い内容で勉強になりました(笑) ■春子鯛 ややハードな皮目と、 品のある身の甘さとのバランス感が楽しい。 ■雲丹軍艦 …なんと利尻の 馬糞雲丹と紫雲丹の“相盛り” これは贅沢すぎる! 1万円でこんなのまで出てくるのね(笑) 粒立ちのよい高品質な雲丹の まったりクリーミーな食感。 ■蛤 甘いツメで味付けした蛤。 貝ひもを丁寧に伸ばしており シャリ上での安定性と食感が秀逸。 ■本日の日本酒 ・大山 辛口純米酒 ・綾菊 さぬきオリーブ 純米酒 ・純米 米鶴 ・開運 涼々 本日紹介するのは 「綾菊 さぬきオリーブ 純米酒」 その名の通り香川県の綾菊酒造製で、 国内生産一位の香川産のオリーブを酵母に使った 非常にユニークな一杯。 ライチ―のような淡い甘さに、 しっとりとしたフルーティーな味わい。 ~あとがき~ 以上、いまこの瞬間も 名店への階段を駆け上がる『おすし花富』でした。 ちなみに私はこの日、 日本酒を四合いただき14000円! 素晴らしいコスパに加え、 物腰柔らかな大将の接遇力も秀逸。 これは文句のつけようないわ(笑) 最近、あくまで個人的に思う事。 都内の3万円超える超人気の高級鮨って、 個人的に「その値段なら100点が当たり前でしょ」という感覚を持ってしまい、 完全無欠かつ完璧を求めてしまう。 それゆえに、たとえ 95点位の高得点だったとしても自分の頭の中で そういう店に対してケチがついてしまう。 …方や1万~2万円くらいの ミドルクラス~ミドルハイ位の価格帯の鮨が 95点取ってくれたら万々歳、余裕で許せる。 というか感謝。 けっきょく精神衛生上、 この価格付近が気楽に利用できて しかもクオリティもあり 一番バランスが良い、と思えてきた。 更にこの『花富』みたいに 格上の店を喰っちゃう レベルの店もたまに出てくるので、 やっぱり私はこの価格帯の鮨が好きだ。 1万円の価値を遥かに上回る 満足度が得られる事を約束できる店です。 ぜひお試しを

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【ラーメンマニアに愛される名店《子持ち鮎スープ》】 ※コメント返しは原則お休みしてますので、記入ご遠慮ください(参考通知とオフ会の御礼は記入OKです) 全国に50店を超える弟子を輩出し、 ラーメン界に一大勢力を築いた『がんこ』の系譜。 昨2022年、『がんこ』創設者の一条安雪氏が勇退。 総本山である四ツ谷荒木町の 『一条流がんこラーメン総本家』は、 一条氏の愛弟子・後藤店長に受け継がれ、 『一条流がんこラーメン総本家分家 四谷荒木町』 として新たなスタートを切る。 入口には 「本当にラーメンが大好きな方どーぞお入りください。」 の貼紙 朝9時~13時という 変則的な営業時間&行列にもめげず、 ラーメンマニアに愛される名店を訪問してきました♪ ◆100ラーメン…1400yen ◆悪魔肉   … 200yen ◆味玉    … 100yen   大まかにスープは、 日替わり混濁スープの「100」と、 あっさり清湯の「上品」あり。 …そこに<純正>と<不純>があるんですが、 説明めんどうなので各自調べてください(笑) この日の「100」はTwitter(X)で 事前告知されてた子持ち鮎10kgを使用。 スゲェっす!ヤバいっす! 濁濁に濁った茶色いスープにモリモリな悪魔肉。 エッグいビジュアルですね(笑) 早速スープひとくち、、、 ファーストインプレッションは「濃度がヤバい」 ちょい強めの塩気と共に 動物性のアニマルな味わいを基調に、 鮎のうま味、酸味、ハラワタのえぐみ これら全て包含した「超濃度スープ」。 『がんこ』の100ってカエシ不使用の 出汁100%スープらしいのですが、 具材の力強い味わいがストレートに舌に伝わってくる感じ。 一見すると野武士のような ワイルドで野性味溢れるビジュアルですが、 タレに頼らず、 ここまで食材の良さを上手く引き出し、 単に濃いだけじゃないバランス感覚。 こんなラーメンって 中々他にない気がします。 この店に熱烈でコアなファンが多い理由も なんとなく納得。 麺は川越の「サッポロめんフーズ」の 黄色い多加水ストレート細麺。 ちょいボソな食感で、 濃ゆいスープともよく合う。 圧巻だったのは「悪魔肉」。 後藤店主が鍋から クタクタに煮込まれたバラ肉を取り出し 豪快に盛り付けていく…すでにこの時点でうまそう(笑) こちらも少しショッパく、 しかも甘辛でジャンクな味わい。 悪魔肉単品でもビールと合いそうです(笑) ~あとがき~ 以上、『一条流がんこラーメン総本家分家四谷荒木町』でした。 大胆にも癖が強く扱いづらい川魚を使い、 カエシ不使用なのにド濃厚で ディープな味わいのスープ。 この日は鮎でしたが、 ズワイガニや牡蠣の日もあり、 「今日の食材は何だろう?」という 他店にないワクワク感も感じさせてくれる。 ユニークな味ももちろん、 こんなラーメン屋ってこの世に他に存在しないのでは? そんな希少性も加味して 今年のBest入りと判断しました。 ちなみに私、今回の訪問で 食べ○グの東京都のラーメンTOP30を制覇! 以下に30店を列挙(順位は訪問時点) 1位 らぁ麺や嶋(西新宿) 2  琥珀   (雑色) 3  Ramen FeeL(日向和田) 4  むかん  (中野坂上) 5  五感   (池袋) 6  しば田  (仙川) 7  吉左右  (木場) 8  伊吹   (志村坂上) 9  麦苗   (大森) 10  鳴龍   (大塚) 11  メヂカ  (万願寺) 12  くろ喜  (浅草橋) 13  八五   (銀座) 14 入鹿TOKYO六本木(六本木) 15 成城青果 (芦花公園) 16 多賀野  (荏原中延) 17 さくら井 (三鷹) 18 しろくろ (八幡山) 19 入鹿TOKYO(東久留米) 20 つけ麺 道 (亀有) 21 味噌っ子ふっく(荻窪) 22 Break Beats(祐天寺) 23 桜上水 船越(桜上水) 24 三ん寅 (江戸川橋) 25 児ノ木 (落合) 26 タンタン(八王子) 27 柴崎亭 (つつじが丘) 28 一条流がんこ総本家分家(四谷三丁目) 29 かめ囲 (柴崎) 30 ひら井 (北府中) 東京在住3年でTOP30制覇… 我ながら順調な攻略ペースだ(笑) 食べ○グの順位はあくまで目安だが、 都内でこの30店より訪問が困難な店って もはや少ない。 そう思うと、 今後の東京のラーメン屋攻略が 精神的にかなり楽になります。 今後はTOP50?目指して精進したい

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福岡県

フランス料理

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【まるで九州一周旅行「新北欧料理」】 ※コメント返しは原則お休みしてますので、記入ご遠慮ください(参考通知とオフ会の御礼は記入OKです) ~博多遠征編 最終章~ この旅の有終の美。 渡辺通の フレンチ✕ニューノルディックの 超人気店『Restaurant SNOW』 2020年創業。 訪問時点、 GoogleMAP評価「4.5」、 某グルメサイト「3.91」 デンマークでの 修行経験のある海野元気シェフは、 コペンハーゲンで15年ほど前にムーブメントが興った 「新北欧料理」を取り入れている。 「新北欧料理」は地元食材を使い “料理で地域性を表現すること”を 非常に重要視している。 北九州出身の海野シェフは大胆にも 地元・九州の食材で新北欧料理を実現。 …この店のコンセプトなら 私が九州に住んでた頃に日々感じていた 「九州の食の魅力」を懐かしみつつ楽しめそう。 そんな気がして 伺ってみたかったのです♪ ディナーコース13200円(ドリンク別)は以下なり。 ■アミューズ  *雪印のチーズクッキー  *サクラマスの卵 スタートは店を象徴する雪印のクッキー。 「サクラマスの卵」は “神々の住まう場所”日本神話の地、 宮崎は高千穂産。 私、むかし仕事で 宮崎県全域も担当してたので、 よく熊本から高千穂や五ヶ瀬を通って 延岡や日向に行きました(笑) イクラの醤油漬けと異なり、 塩分の尖りが少なくピュアな美味しさ。 ■唐津トンネル熟成生ハム 日本で唯一、廃トンネルを利用した 佐賀県唐津市の「唐津くん煙工房」の生ハム しっとり食感に塩気の穏やかな 優しい味わいの生ハム。 ■ブリッタルガ 大分は佐伯(さいき)のブリのカラスミを クリームチーズにのせて。 カラスミを イタリア語で「ボッタルガ」と呼びますが、 ブリなので「ブリッタルガ」 …Oh博多ギャグ(笑) 燻香あるスメルがよき。 さすが久々の豊後水道の幸は美味だ。 ■Taste of Kyushu 九州各地の味 九州を模したプレートに 産地ごとの料理をのせていく *モミジダイのカルパッチョ *ピクルス *南関あげのピザ *えつ子のマリネ *佐土原なす 「モミジダイのカルパッチョ」 糸島の沖合で 春先にとれる真鯛=サクラダイ、 今の時期=モミジダイ、らしい。 柔らかく甘い身。 「ピクルス」 糸島の大根「もみじスティック」。 福岡のむかごと銀杏を添えて。 「南関あげのピザ」 熊本県北の名産「南関あげ」 水分が抜けた“麩”のような油揚げで、 水に浸けると戻ります。 熊本のスーパーでは普通に売られてて、 油揚げとしては賞味期限が異例なほど長く、 半年もつので非常に便利な食材です。 福岡のベーコン、長崎のミニトマトに 南関あげのサクサク感を活かしたピザ。 「エツ子のマリネ」 とてもレアな珍魚「エツ」。 日本では筑後川と有明湾の一部にしか 生息していない希少な魚です。 …しかもコレ、たまたま網にかかった 「エツ」の稚魚で更に超貴重。 小さいながら濃厚な味わい。 「佐土原なす」 1980年代に一度、 絶滅しかけた宮崎の伝統野菜。 それが2000年代に入り、 残っていた3粒の種子から奇跡の復活を遂げた ロマン溢れる野菜。 シンプルに焼いて胡麻ソース和え トロトロした食感で美味。 ■ガスパチョ 『SNOW』のスペシャリテ。 中央に“オリーブオイルのシャーベット” 冷製スープを凌駕するヒンヤリひえひえ感と、 オリーブとホウレン草やレモンなど 8種の食材が織りなす爽やかな酸味感。 ちょうどコース中盤に 舌がリセットされるガスパチョを持ってくる 「間とタイミング」も絶妙でした。 ■薩摩甘エビのディル 鹿児島の甑島(こしきじま)産の 市場では「薩摩甘エビ」と呼ばれるタカエビ。 その名の通り甘エビと見紛う 甘味とネットリした食感。 仕上げにシェフがレモンのクリームソース、 ハーブのディルを添える。 甘エビの産地、 北陸出身の私の舌でも すごく甘いと思う! レモンの爽快さと海老の甘味がぶつかる絶品。 ■自家製パン 自家製パン3種。 熊本製粉の「ミナミノカオリ」使用。 熊本市内ではパン屋やラーメン屋にも 使われている小麦粉の銘柄ですね。 気泡の多いフランスのシンプルなパンは「ロデヴ」。 「とうもろこしのフォカッチャ」 いずれも九州産のバターで ■キノコ!きのこ!キノコ! 福岡県大木町の原木栽培8種のキノコのソテー。 クリーミー仕立てになっており、 半熟卵とともにいただく。 (コメント欄へ続く)

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神奈川県

カレー

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【神奈川No.1カレーを攻略!】 ※コメント返しは原則お休みしてますので、記入ご遠慮ください(参考通知とオフ会の御礼は記入OKです) 桜木花道 「神奈川No.1を超えてやる!!」 宮城リョータ 「いずれ神奈川No.1ガードと呼ばれてみせる。  今はただのグッドプレイヤーすけどね」 魚住純 「神奈川No.1の看板は今日かぎり  おろしてもらう」 私みたいな80年代生まれが子供の頃に 『スラムダンク』から受けた影響力って絶大だ。 小学生の私に 海辺を江ノ電が走る湘南のイメージを 人生で初めて植え付けたのもスラダンだし、 青春も、友情も、努力も、挫折からの復活も、 人生のバイブルのように全部スラダンから学んだ。 …特に劇中、 湘北・陵南・海南大附属・翔陽 4校が争った“神奈川No.1”というワードの響きは 我々スラダン世代にとって、ある種 「甘美でキラキラした格好良いモノ」だった。 ・・・はい。そんなワケで本日は 神奈川No.1カレー、相模原の『マボロシ』(笑) 訪問時点、 GoogleMAP評価「4.3」、 某グルメサイトは「3.87」で圧倒的な神奈川1位。 まるで常勝軍団・海南のように、 神奈川でも図抜けた実力を誇る 訪問困難店『マボロシ』を攻略してきました♪ ■ポークカレー…1200yen ■大盛り   … 100yen ■アチャール … 180yen さぁ~登場! ゴロゴロと転がる豚肉のブロックに、 濁濁としたカレー! ビジュアル最強レベルですね。 早速ひとくち、、、 『マボロシ』の特長は コリアンダー・クミン・シナモンなど8種のスパイスを軸に、 「スパイスを焙煎」してスパイス感にブーストをかけてること。 華やかな香りと強いスパイス感。 しかしながらシナモンの穏やかさと タマネギとトマトの野菜出汁が背景になっており、 「刺激強いのに食べてしまう」すさまじい中毒性。 厨房の中は見えないが、 ゴリゴリとホールスパイスを潰す?音が聞こえてくる。 おそらくその後でテンパリングにかけてるのだろう。 回転率は悪くなるものの かなり手をかけて一皿ずつ調理されてる感じ。 …圧巻だったのは豚肉。 マッチョな固さがある肉質で、 ゴロゴロ感がすさまじい。 ヤバいっすカレーも具も超ハイクオリティ(笑) アチャールは大根、ニンジンに スパイスシードをたっぷり和えたスパイス仕様。 更に辛さが足りない場合は、 青唐辛子を絞ってカレーにかける。 この青唐辛子は相当に鮮烈な辛さ。でもウマイ(笑) 小鉢のサラダは コーン、刻み玉ネギ、レーズン入り。 店の方曰く「福神漬けの代わり」らしく甘酸っぱい味わい。 カレーの辛さのオアシスになりますね。 最後はチャイで口に残る 辛さを洗い流し完食。 〜あとがき〜 以上、神奈川No.1カレー『マボロシ』でした。 繊細にして豪快なスパイス使いに、 肉や副菜の圧倒的クオリティに 丁寧な接客と「全部が凄すぎるカレー」。 スラダンでたとえるなら  パワー&スピードがありインサイドに強く  キャプテンシーにも優れる牧、  外から正確無比な3Pを打てる神、  フィジカルと爆発力のある清田、  意外性の宮益 テクニックもパワーも、 内も外もメンタルも強く、 まさに全部を兼ね備える神奈川No.1王者 常勝軍団・海南大附属のようなカレー。 これは余裕で今年のMy Best入りです(笑) …個人的には約10年前に食べた大阪の北浜の 『カシミール』(スパイスカレー発祥店)、 東京の大久保の『魯珈』 (都内No.1、…いや国内でも最高峰のスパイスカレー) この両店で初めて食べた時を思い出す。 それ以来の 3番目のサード・インパクト。 それ位に衝撃的な記憶に残るウマさの スパイスカレーでした。 …ちなみにこの『マボロシ』、 訪問にあたっての不確定要素が多く ハードルが超高い。 イートインは週2日だけで 残りはテイクアウトオンリー。 各週のイートインの曜日はXで告知。 日によって 整理券配布があったり無かったり。 券の配布開始時刻もまちまちで 概ね朝9時〜10時ころ。さらに当然の大行列。 訪問に万全を期すなら 午前中一杯を捧げる覚悟が必要で、 攻略できたらラッキー、まさに「幻のような店」。 超ハードル高い店ですが、 機会あればぜひ

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東京都

そば(蕎麦)

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【年越しに都内屈指の蕎麦懐石を】 ※コメント返しは原則お休みしてますので、記入ご遠慮ください(参考通知とオフ会の御礼は記入OKです) ♪~東村山 庭先ゃ多摩湖 狭山茶どころ~♪ (志村けん『東村山音頭』より) 日本が誇る喜劇王、 志村けんを生んだ東村山。 今の時代の価値観で振り返ると、 『ドリフの大爆笑』って際どい表現とか、 アウトなお色気シーンも沢山ありましたが、 番組を通じて日本中が 東村山の地名を知ってたのは凄い。 そんなワケで本日の蕎麦探究は 東村山が誇る都内屈指の名店『土家』 上手いこと予約取れました(笑) 訪問時点、 GoogleMAP評価「4.6」、 某グルメサイト「3.83」、 5年連続で蕎麦百名店に選出。 土屋店主は“蕎麦聖”こと 『一茶庵』の片倉氏に師事。 片倉氏直伝の蕎麦空間芸術を ふんだんに盛り込んだ 古民家改装の店舗。 季節感ある柚子や、 アンティークな調度品に、 可愛らしい陶器の置物をディスプレイ。 古民家だが古臭さに偏る事のない 懐石料理店としての 格式の高さと洗練度をも併せ持ち 卓越した店内空間センスを感じさせる。 ディナー蕎麦懐石コース1万円は以下なり♪ *蕎麦がき *揚げだし蕎麦豆腐 *蕎麦豆腐 *椀物 *季節の盛り合わせ *海老芋と鰆の唐揚げ *辛味おろし蕎麦 *甘味 ■蕎麦がき 白味噌仕立て蕎麦書き。 マッタリクリーミーな白味噌に、 ホクホクとした蕎麦がき。 内側は微かにシャリシャリした、 蕎麦殻の食感あり。香りよし ■揚げ出し蕎麦豆腐 上に湯葉と雲丹を乗せた “変わり蕎麦豆腐” ちょこんと乗っけた山葵の塩梅が絶妙で、 雲丹の濃厚さ、湯葉の純朴な味のアクセントに。 ホクホクした蕎麦豆腐も最高でした♪ ■椀物 具は、 蕎麦がき、真鯛、蕪、タアサイ ツユには擦り下ろした大根。 大根の辛味成分と優しい出汁の調和。 蕎麦がきは「ホワホワ」な食感。 ■季節の盛り合わせ ・カリフラワー冷製スープ ・ほうれん草とエノキタケおひたし ・あん肝 ・牡蠣の揚げもの ・金目鯛の焼きもの ・白菜の巻物 ・大浦ごぼう ・赤かぶ千枚漬け ・ハヤトウリ浅漬け ・金柑の甘煮 ・モロコの甘露煮 ・クワイの素揚げ 「カリフラワー冷製スープ」 さっぱりしたスープに火入れしたサーモン。 パセリがアクセントに。 「あん肝」ポン酢で。 「牡蠣の揚げもの」 牡蠣を四角形に固めて揚げたもの。 見た目から全然予想ができませんでしたが、 食べると牡蠣の磯の風味が口いっぱいに広がる。絶品! 「大浦ごぼう」茨城の地野菜で直径が非常に太い牛蒡。 「モロコの甘露煮」何と 東村山で琵琶湖の特産品モロコが! 尋ねてみると、大将がお好きで 市場にあれば仕入れるのだとか。 都内でモロコって銀座の『しのはら』(大将が滋賀出身)以外で初めて見た気がします。 淡水魚の癖のない淡泊な味わいに、 優しい甘辛味がマッチ♪ ■海老芋と鰆の唐揚げ 大将は謙遜して“唐揚げ”と仰ってますが、 実質的には上品な竜田揚げです(笑) 海老芋の断面写真を参照、衣の厚みが極薄で均一。 添え物のスダチも綺麗に種が取り除かれており、 あまりの調理の丁寧さに見惚れてしまいます。。。 さっぱりとした素材感を活かした揚げ方で、 鰆は皮まで美味でした。 ■辛味おろし蕎麦 9割蕎麦。 冬場なので旬の辛味大根つき。 コースもたけなわ、 ほろ酔いで食べる冷や冷やの蕎麦が最高。 地黒の蕎麦は柔く繊細な食感。 ツユはカエシの強さよりも、 鰹の風味を屋台骨にしてる感じ。 辛味大根のツンとした辛さが最高。 ■甘味 「デコポンと林檎ジュレと苺ゼリー」 グラスへの盛り付け方も小粋な一品。 デコポンの酸味感がよき酔い覚ましに。 ■本日のお酒 ・カールスバーグ ・秀鳳 特別純米 超辛口 ・肥前蔵心 特別純米超辛口 ~あとがき~ 以上、都内でも屈指の蕎麦懐石『土家』を攻略。 大変すばらしいコースでした。 店内の空間づくりに、 旬ものを活かした季節感の表現力、 極めて丁寧な調理。 敢えて東村山まで行く価値のある店です。 土屋店主夫妻は実直な方。 真面目に商売されてるなぁ~ というのが節々から感じられる人柄。 非常に信頼のおける店です。 人気店につき予約が取りにくいが機会あれば是非。