【テラットリアって…?】
クリスマスイブだったので、ちょっとシャレこんで伺ったのはこちら。前々からとっても気になっていたお店で、たまに近くまで来ることもあり、1度ランチに・・・と思っていながら、行きそびれ、今回初訪問です。
クリスマスなので、特別コース@7,000円のみという設定。さらにそれぞれの料理に合わせたワインをペアリングしてくれるということもでき、すべておまかせのまな板の上の鯉状態でお願いしました。
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■アミューズ
フォアグラと旬のフルーツのシュー
のっけからフォアグラのムースと林檎のコンビがベリウマ。ワインはイタリア版シャンパンとも言えるフランチャコルタを。繊細な泡に包み込まれます。
■前菜1
詰め物をした瀬戸内甲イカ 根セロリのピュレとキャビア添え
前菜1品目はイカ。シンプルなイカですが、食感が絶妙で、キャビアの塩加減が加わることでちょうどいい味わいに。シンプルな足し算のはずが、掛け算になっているというマジック。ワインはテヌータの白。酸味と果実味がちょうどいいです。
■前菜2
フランス産鴨モモ肉のコンフィ
茨城・後藤農園ポロネギのシェリーヴィネガーマリネ
前菜2品目は鴨のコンフィ。紙に包まれていて、開けるとスモークの香りが心地よく拡がる演出。鴨とネギ、国は変われど、離れられない存在ですね。ワインはニエミツのシャルドネ。先程のテヌータとは打って変わって、白なのにスモーキーでスパイシー。鴨とちゃんと合う白ワインでした。
■パスタ
ほうれん草とビーツを練り込んだ2色のトルテッリー二
タレッジョチーズソースと冬トリュフ
パスタはいわゆるラビオリ。これでもか!というぐらいに仕上げのトリュフの嵐。凄すぎる・・・。チーズのソースに深いコクがあり、ビーツ、そしてほうれん草を練りこんだ生地との重なりがとっても美味しい!ワインはなんとオレンジワイン。白ワインを赤ワインの醸造方法で作ったというロレンツォというワイナリーのGEAというもの。白なのに渋みもちゃんとある不思議な味わいで、チーズのコクとのマリアージュが絶妙でした。
■リゾット
オマールエビのソテーと焼きリゾット
甲殻類のビスクソース
リゾットは丸いおにぎりのような形の焼きリゾット。ビスクソースがベリウマで、お皿を舐めたいぐらいの美味しさ。ワインは日本にあまり入ってきていないシチリアのセレスオーロという赤。これもウマウマ。
■メイン
特選黒毛和牛のコートレッタ スパイス風味の赤ワインソース
最後はお肉~!しかも霜降り部分を火を通さずに、周りだけ揚げ焼きにした、流行りの牛カツスタイル。いやパン粉の香ばしさと深みのある牛肉の味が絶妙に旨い!ワインはビオンディサンティ。とっても高いヤツだ、きっと・・・。こんなに大盤振る舞いしていいのか?というぐらい美味しく、牛肉を引き立たせるワインでした。
■ドルチェ
ピスタキオとチョコレートのグラスデザート
完熟イチゴと黒トリュフのジェラート
コーヒー
最後はムース状になったチョコレートにスポイトのバルサミコを垂らしていただくという楽しいデザート。
サービスでデザートワインまでいただいちゃいました。
ボリュームもしっかりですが、なんと言っても一皿毎、完成度の高い内容で、7,000円とは思えないクオリティ。通常のコースは4,500円~とのこと。しかもワインも全部で4,000円という破格。絶対にリピートしちゃうお店でした。
ちなみに店名がトラットリアではなく、テラットリアなのは、Terra(大地)とトラットリアを組み合わせた造語で、生産者の思いを料理で表現するということで名付けられたそう。その言葉通り、素材の美味しさを最大限に引き出した料理を、もっともっと味わってみたいです。
ごちそうさまでした。