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T.IIOさんのMy best 2022

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東京都

日本料理

T.IIO

最早説明不要、日本を代表する和食店です。 一生無縁なお店だと思っていましたが 奇跡的にお誘いをいただきました。 粗相が許されないピリッと張り詰めた空気を 予想して緊張しましたが全く想像と違いました。 楽しくて含蓄深い大将の口上、最高の食材と 調理で、見た目にも美しい料理の数々と演出。 非日常的なエンターテイメントでした。 中々お高いですが、価格以上の満足感です。 料理の説明はところどころ聞き逃してます。 そもそも私如きが云々語るのも恐れ多いですが 写真だけでも十分伝わるのでぜひご覧下さい。 お釈迦様の誕生日に9匹の龍が甘露を降らせた という故事に因んで甘茶からスタート。 そして序盤から驚愕の演出でした。 花飾りに囲まれた100年以上前のバカラには 車海老、ホタルイカ、鮑、筍、ワカメ、ウド の美しいジュレ。龍が描かれた器に埋もれて どの角度から撮影しても絵になります。 賀茂茄子とと鮎並のお椀 この出汁がとてつもなく美味しかった。 磨き抜かれた究極の田舎料理です。 恐らく人生初のばちこ。高級珍味です。 鯛のお造り乗せていただきます。 鰻と玉子しんじょと花山椒の手巻き。 炭火で香ばしくふっくら脂乗りの鰻に 花山椒の爽やかさ、海苔の風味。 衝撃的なコンビネーションです。 実に美味しくて飲み下すのが勿体ない。 スッポンの竜田揚げ 長時間タレに漬け込んで脱水したこの竜田揚げ。 下ごしらえが半端じゃないです。 複雑な形状の骨の周りの濃厚な旨味がヤバい。 この後照明が落とされ、夜桜の演出で八寸です。 白海老しんじょ揚げ、蛤錦糸巻き、サヨリ黄身鮨、 黄檗豆腐、筍の木の芽味噌田楽、子持ち昆布、 織田信長が好んで食べたと言われる赤蒟蒻、 黄韮を巻いた鴨ロース以上で8点の花見串。 その下の焼き物は、桜鱒の木の芽焼、 生の庄内麩の蒲焼、干しゼンマイ、 松の実と豆腐の白和え 黄色い高杯の上にこごみ、タラの芽、うるいです。 蛤の中に煮イイダコと菜の花がいました。 この辺りからメモが疎かになってます。 鮪の太巻きには赤身、中落ち、中トロに芽ネギ。 海苔がとんでもなく美味しい。完璧太巻き。 最中は中身を最初に見せてくれます。 フォアグラマンゴーパッションフルーツ。 食べるまでは想像できません。一口入れると 複雑に融合する形容しがたい美味しさ。 猪と山菜の鍋。 クレソンの仄かな苦みと猪の脂が溶けあう。 そしてまた汁の美味しい事。 オプションの飛騨牛と帆立と桜海老の筍ご飯。 散らした山椒が美しく食欲をそそります。 筍ご飯と一緒にいただくにゅうめんと飛騨牛。 飛騨牛迷いましたが頼んで大正解。 きめ細かい脂が口の中で溶けて、脳天を 突き抜けるような旨さです。 最後のこのお食事だけでも大枚はたいて 行く価値ありの最高の〆です。 そして葛饅頭とお抹茶です。 いずれは世界進出されるという篠原大将。 日本にいらっしゃるうちに行けて良かった。 機会をいただいた五十嵐さんに大感謝です。 #Retty★★★人気店 #予約困難店 #百名店 #ミシュラン星付き

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東京都

日本料理

T.IIO

まん防解除週の久々の会食でした。 柳燕、蕎ノ字、江戸前晋作と良店の 出店が続く人形町の新店です。 こちらは星野で修業した礒田氏の独立店です。 ミシュラン三ツ星オファーを断ったあの名店京味系です。 初訪問ですが期待度非常に高し。 店内は明るめの照明と白木と煉瓦、白壁の シンプル且つモダンな内装です。 想像していたより若い大将。お弟子さんも皆若い。 軽口を叩きながら、しかしその腕は超一流でした。 先付けはサクラマスとうるいとこごみ 桜の時期の美しい高級魚です。 キングサーモンなみの脂乗りですが、 後味は上品であっさり。 ゼンマイと見間違えるのはこごみ。 良いですねー春の味覚です。 昆布締めのフキと大分の大きな赤貝 少量のシャリを添えてあります。 写真撮り忘れました。 焼きスッポン 酒と醤油だけで焼き上げたという事ですが、 地鶏よりも濃くて旨味が非常に強い。 骨の形が変則的で食べにくいけど 手ベタベタにしながら齧り付き。 タケノコのはさみ揚げ 中にはアマダイです。シャキシャキで瑞々しい タケノコでホクホクの甘鯛を挟む。 天ぷら店ではこんなの出てきません。 河豚の白子と百合根の茶わん蒸し 三層構造になってます。クリーミーな白子と 百合根の違った食感が面白い。 明石の鯛と宮城のさより 鯛は食べた後に口に残る脂まで美味しい。 美しいさよりは上品な味わい。 能登のメジマグロ。 子どもとはいえ30㎏ある立派な鮪だそうです。 このキメ細かい脂、舌触りが最高です。 シャキっとした鬼下ろしで味わいます。 白魚のお吸い物 これも好きな食材です。鹿児島産。 稲取の金目鯛鱗焼き これがこの日一番の感動でした。 鱗のパリパリ感。噛み締めるとジュワっと脂が 染み出しでホクホクの身と絡む。悶絶です。 そして炊き合わせ それぞれ別の鍋で炊き分けたという 菜の花、タケノコ、ワラビとタコ。 このお出汁が京味系の真骨頂ですね。 タコは今まで食べていたものが何だったのか というくらいに、旨味が染み込んで柔らかい。 能登産の海鼠の後に、お食事。 牛のしぐれ煮、ちりめん山椒、浅漬けに、 筍ご飯と白飯。筍は穂先の部分と固い部分が 入り交じり風味も食感も良いです。 白飯の方も最高の状態の煮えばな。香りすごい。 つくづく、日本人に生まれてよかった。 #予約困難店

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和食

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神楽坂の紹介制のお店にお誘いいただきました 今年は有難いことにBEST候補のお店ばかりで お財布もヒーヒーです。 こちらはくろぎ、いわ倉ご出身の森藤さんが 独立して3年前に出店した鉄板割烹店です。 マンションの入口でナンバーロックを押して入店。 落ち着いたプライベート空間にカウンター四席。 カウンターの先に鉄板が見えます。 炭酸で喉をうるおしながら、先ずは 五島列島の椿油を使用した五島そうめん 旬のトマトと桃を合わせてます。酸味と甘みの 絶妙なバランスで胃が動きはじめます。 鱧ではありません。気仙沼の大穴子のタタキです。 中はレアで皮目だけパリッと梅山葵と。 お椀はスッポンです。 出汁は水とお酒、葱、生姜、塩だけで醤油不使用 との事ですが、すっぽんの滋味が浮き立ちます。 下にズッキーニが隠れていました。 そして鮑。 瞬間調理30秒だけ鉄板で酒蒸ししたものですが お造りだけど、何という柔らかさ。 よくあるコリコリしてる鮑とは全くの別物です。 イチジクの田楽 旬には少し早く熟していないイチジクに甘い 田楽味噌を合わせるセンス。意表を突かれます。 千葉の鮎を揚げと焼きで アタマから全ていただくこのサイズが良いですね。 鮎の苦みとゴーヤの苦みが調和します。 人形町蕎ノ字ではここに黒ビールを合わせてました。 敢えて苦みで終わらせるこのやり方好きです。 鰹のフライ 今年の鰹は素晴らしく良いとの事。 真ん中ほぼレアです。下味ついてますが。酢橘と ウスターソースで食べると柔らかいヒレカツを 食べてるような感覚。 鰻のコンフィ 焼きも蒸しもせず低温油でゆっくり火を入れて これも何という柔らかさ。箸で摘まめずスプーンで。 ここから鉄板料理です。 マクラというヒレ肉の希少部位 日向のような乳臭いか香りが何とも上品。 シンプルに岩塩とゆず胡椒で。 名残の桜海老と走りの玉蜀黍のガーリックライス。 和食でニンニクはタブーですが、敢えて最後に ニンニクでガツっと〆るのが森ふじ流。 鴨と生姜、茗荷の汁でいただきます。 最後に土佐小夏のヨーグルトチーズケーキ。 この上品な甘味と酸味、滑らかな舌触り。 幸せです。 和食の常識に捉われず且つ高い技術との高次元の融合。 素材、お店の雰囲気、森藤大将の気取らないお人柄。 全てにおいて最高過ぎます。 私の年収レベルでは頻繁に通うには厳しいですが また定期的に行きたいお店が増えてしまったー。 #予約困難店

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焼肉

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噂のNose to tailにお誘いいただきました。 12人の貸し切り会です。 隠れ家バーのようなロゴのドアを開けると、 焼肉とは思えないスタイリッシュな店内です。 厨房を囲むコの字型カウンターに一同着席。 先ず見た事のないジン類に圧倒されます。 全て国産のクラフトジン。スコッチも国産。 イチローズモルトはオプションですが何と500円!! ミズナラあるし。これは後で絶対に飲まないと。 基本、オーナが説明しながら全て焼いてくれます。 その口上が素晴らしい。抑揚つけてドラマチックに 話を盛り上げるので、聞いてるだけで美味しい。 引き込まれてメモ殆どとれませんでした(言い訳) 皆さん丁寧に記載されてるので、メニューの記載は サボらせていただきます御免なさい。 最初に何となくビールを頼んでしまいましたが、 初めからオーナーに全てお任せするべきでした。 一つ一つの料理に合わせて、提案されるドリンクは それで初めて完成するかのような芸術品。 マルチョウの上質な脂の後のヨーグルトカクテル なんて本当によく考えつきますね。 金網を取って炭の上の直焼き、キレイな漫画盛りご飯 調理しながらも、客同士のちょっとした雑談を拾って 自然に会話に入ってくるトーク力。 全てが極上のエンターテイメントでした。 #予約困難店

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寿司

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超がつく予約困難店に初訪問です。 極薄グラスのビールで乾杯しつつ、 先ずはしっとりと甘みを感じる極上空豆と ヒラメ。複雑な味わいを肝醤油で。 そしていきなりの中トロです。 柔らかい口当たりと香り。口の中で溶ける脂。 至福の一口目でした。 牡蠣の山椒オイル漬 プリプリと立派なサイズ。コクのある旨味。 自分で撮影した写真を見返すだけで垂涎もの。 食後日本酒の味が変化するのが不思議でした。 続いて鮪赤身。 赤身も味が抜群に良いです。 スジ周りの旨味がたまりません。 ホタルイカの酢味噌仕立て 富山港でボイルされ、旨味が凝縮された プリっとしたホタルイカ。酒進みます。 サクラマス 押し寿司以外で食べるのは初めてです。 天然ものでしょうか。脂乗り抜群です。 メジマグロ漬 これ本当に美味しかったなー、繊細な脂に あたり葱(この日覚えました)・・という 九条葱をたたいた薬味が最高のツマミです。 とり貝 湯引きされたとり貝とは全く違った食感。 今まで食べていたものは何だったのか? 鮨とツマミか交互に来るこの流れ最高です。 口どけ仄かで上品な白子としめ鯖を、 今や入手困難となった花陽浴で頂きながら お次は鮪と葱の串焼き。 こりゃたまらん。葱が甘いんです。 火の通ったマグロの香ばしさ。 こんなのお鮨屋さんで出すの反則です。 美しいサヨリとスチームホタルイカ。 先ほどのボイルとはまた違った味わい。 肝の苦みが際立つこちらも良いですね。 そしてほっき貝と串。 これもビビりました。これがほっき貝? 口にすると確かにほっき貝ですが、噛むと 跳ね返すような食感は、食べ慣れてるものとは 全くの別物です。 江戸前の象徴的な車エビの後にのどぐろ海苔巻。 脂乗り抜群なのは言うに及ばず、海苔の風味が それを包含して口の中で再解放。たまらん。 爽やかなもずく、大ぶりの太刀魚と続いて (この辺りで既に満腹に近いですが) ここでまさかのコハダですよ。 シャリとのバランスが完璧でした。 毛蟹の茶碗蒸しは、底の方にブルーチーズ。 こんな茶碗蒸し聞いたことない。 そしてトロたくです。 既に満腹状態ですが、これはアカン。 シャリの量とトロが逆転してます。 罰が当たる程背徳的な美味さ。 最後にキメ細かい玉子焼き、ほうじ茶のプリン 最後まで一切妥協なしの素晴らしいお店でした。 自分には縁がないお店だと思っていましたが、 有難い事にお誘いをいただいたkiyoさんに多謝。 お付き合いいただいた豊田さんもまた是非。 #Retty★★★人気店 #予約困難店

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イタリア料理

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2,500目投稿は「国領の奇跡」ドン・ブラボー。 思えば2,000件のキリ番もこの店でした。 あのピザが忘れられなくて再訪です。 今回はワインペアリングのコースにしてみました。 丁寧にワインや料理の説明をして頂いたものの 所々聞き逃して役立たずですいません。 とうもろこしのスープ 一般的なコーンスープより旨味が強いです。 甘さ控えめで香ばしい。胚芽部分でしょうか? 少量なのに存在感ある後味でした。 牡蠣(産地聞き忘れ) 殻をきれいに処理してあるので、そのまま口へ。 シチリア産のレモンオイルでサッパリしつつ、 牡蠣自体はミルキーで濃厚でフレッシュ。 蛸のフリット 外側はサクサク、身はプリっとした蛸を パプリカ、アボガド、トマト等のスパイシーな ソースと燻製のパウダーで頂きました。 ペアリングは、Christian Binner Si Rose 色が綺麗。バラっぽい華やかな香りのロゼでした。 鮎のコンフィ 骨まで食べられる程、低温で長時間のオイル煮。 皮目はカリッと焼いてあります。マスカットと ヨーグルトの泡状ソース。肝の苦味が心地よい。 これに合わせるStrekov 1075 Veltlin スロバキアのオレンジワインだそうです。 肝の苦味と相性がいいアロマティックな風味。 そしてトリッパ 燻製ソースとチーズにバジルオイルや夏野菜、 ゴーヤ等が煮込まれています。 本来煮込みはその地域のワインを合わせますが、 濃い赤をあわせると野暮ったくなるとの事で 軽やかなシチリアのロゼとのペアリング。 Susucaru Rosato2018 敢えて白ワインの温度まで冷やしてさっぱり 一口入れてから再度トリッパを食べると 味がまろやかに変わる不思議! そして冷製パスタ。 これ以上ないくらい効果的に使われたパクチー とローズマリーの鮮やかな緑。ライム爽やか。 蛤の旨味が凝縮されたこのスープはずっと 啜っていたくなる素晴らしい出来映えです。 合わせるのは、Larmandier Bernier Latitude シャンパングラスでなく、敢えて飲み口の広い グラスで泡が抜ける背徳感を楽しむという趣向。 確かに勿体ない。でも美味しい。 早く飲まないとと思うこの貧乏根性が恨めしい。 サルティンボッカ ここからオーナーシェフの説明となりました。 豚ロースをバターは少な目、軽めにつないで ストラッチャテッタというトロっとしたチーズに 西洋わさびのすりおろしを加えたもの。 週に一度砥ぎ師が来店して砥ぐナイフ。 恐ろしいような切れ味でサクッと切れます。 食べる部位によって違った食感があります。 Bianco della Castellada2001 ワイン自体がバターのようなオイリーな乳酸 発酵の白ワインでした。まさにペアリングの妙。 そしてお待ちかねの絶品ピザです。 外周が膨らんだナポリピザの形状ですが、 コースの最後なので塩分を抑えつつ、旨味と 風味を補完する工夫が加えられています。 先ず風味を上げるために挽きたての全粒粉を使用。 生地を練る時に玉葱水とホエーを使用して、 メイラード反応を利用して甘味と旨味をブースト。 一口目からボリュームはあるが塩は控えめなので 食事の最後でもストレスなく食べられる事が狙い。 素晴らしすぎる。 コース終了に合わせてチューニングされたピザ。 専門店とはまた違った味わいがあります。 マルゲリータもマリナーラも良かったけど やはりクアトロフォルマッジの圧倒的存在感。 説明聞いてる間も嗅覚を容赦なく刺激してくる。 オーガニックのはちみつをたっぷりかけて。 この濃厚で複雑な味。旨い。旨過ぎる。 お腹いい感じですが、余裕で食べられました。 ペアリングはGott Napa Valley 2017 樽の香りと深みのあるタンニン渋さ。 好みドンピシャで、ピザ来る前に飲み干して さすがに恥ずかしい。 最後にカカオ2連発。 香りと酸味が芳醇なホットチョコレート その後にカカオのアイスクリームです。 南国系のパッションフルーツやマンゴーの香り がするソースが主役で、アイスはカラマンシー という柑橘類と新生姜のジャムが一か所だけ。 2種類の酸味で最後爽やかに。 これ以外にもZero Infinito,Moreau-Naudet,RADIKON 一口頂いた泰明ここからで作ったレモンサワー。 どれも美味しかった。まさに口福でした。 お付き合い頂きました皆様に感謝です。 #百名店 #Retty★★★人気店 #予約困難店

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日本料理

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住所非公開、新規予約は受け付けていないお店。 つまりは常連さんの伝手を頼るほかありません。 私などは縁のないお店かと思っていましたが、 超がつく常連様にお声がけいただき、初参戦です。 入り口はグルメな皆様が投稿されるあの表札です。 通された奥の個室は、落ち着いた空間でした。 先ず八寸から 写真に収めるのが難しく伝わりにくいですが 見事な和の世界観です。完全にアートです。 黄金色の稲穂、紅葉や米俵を模った器など 秋の収穫のイメージを凝縮して表現されてます。 作物を納められた庄屋の気持ちになれました。 美しいだけではありません。 ・海老のすり身と枝豆の揚げ餃子 ・炙りカラスミの茶巾寿司、鰻の小袖寿司 ・栗の渋皮煮、イクラ、水菜、イカのおひたし ・赤海老の生揚げ、帆立、鶉の卵を混ぜて。 ・蛸、子持ち昆布、きゅうり、ラディッシュ 和食の店で揚げ餃子は驚きでしたが、ちゃんと 泡に合うように計算されているようでした。 お椀は玉子豆腐と蟹しんじょう、松茸と 赤と青の万願寺しし唐でもみじを表現されてます。 続いては虫篭?鳥籠?の演出 蒸し鮑の上に肝の裏ごし、翡翠茄子と若布。 黄身醤油と葱ポン酢 大西洋のボストンマグロ鮪、鮃と、ゼラチンを 使わずに固めたという銀鱈の煮凝り。 各県の郷土料理をアレンジした膳 先ずは大分。船の上で血抜きした首折れアジです。 鮮度が良いので半生状態のフライです。 いぶりがっこが入ってるタルタルソースで。 北海道は、ちゃんちゃん焼きです。 オーロラサーモンを味噌幽庵焼きで。 茨木はあん肝のどぶ汁です。 接待でいせ源で食べて以来ですが、これ全然違う。 チーズを乗せてグラタン風のまるで洋食でした。 炊き合わせはお店の特徴が特に出ます。 すっぽんスープのポトフ仕立てです。 海老芋、大根柔、イタリアントマト すっぽんスープで炊いた生キクラゲ。 ジップロックに入れて寸動で85℃18時間湯煎した という近江牛のスネ肉が柔らかくて絶品。 そして揚げゴマ豆腐です。 餅粉を混ぜたかぶら蒸しに浸ってます。 栗と銀杏と、すっぽんのエンペラが入ってるとの事。 サクっとした揚げ豆腐ととろみのスープが好対照。 もう十分お腹にキてますが、ここでお食事。 山形の 背開きの秋刀魚は背骨を抜いて素干し、素揚げして 最後に小骨をきれいに抜いてせんべい状態に。 秋刀魚不漁の今シーズンですがこの立派なお姿。 背中をよく見て下さい。何と、背中から更に もう一匹の半身を詰めなおして1.5匹分に。 そして内臓をアンチョビソースにして全身に 塗ってあります。こんな贅沢な秋刀魚あります? めちゃめちゃ手がかかってます。 つや姫のご飯はお持ち帰りさせていただきました。 そしてデザート。 まだこんなボリューム来るんですか。 グレープフルーツのゼリー、柿のシャーベットは 素材の味そのまんままで、秋の味覚を楽しめました。 フルーツドッグ、きんつば、かぼちゃのプリンは お持ち帰りさせていただきました。 ズッシリと重い。 翌日冷蔵庫を覗くと、きれいになくなっていました。 #自分がもう一人欲しい #予約困難店

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焼き鳥

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予約超難関なお店に再度のお誘いが! 2022年BESTの鳥長フォアグラ鍋です。 これは何としても行かねば。 エーデルピルスとともにまず3点から。 肝、つくね、むね肉です。 つくねのつなぎは卵黄だけでしょうか。 柔らかくて脂がとんでもなく甘い。 胸肉と腿肉のタタキ 外側パリっとして中身は柔らかくジューシー。 絶妙な火入れと味付けです。 こんな調理他所ではあまり見かけません。 内腿、外腿、つくね、銀杏と串物が続きます。 まず、一つ一つのポーションデカいです。 確かな焼き技術で旨味が凝縮、肉汁弾けます。 串も一級品です。 シャキシャキ食感の蓮根の肉詰めも最高旨い。 甘いトマトで口直しした後に、前回感動した ささみフライです。これも凄いですよー 外側サクサクで内側は半分レア状態。 山葵でどれだけでも食べられそう。 ここまででもう十分にBESTな陣容でしたが、 テーブル席でしか頼めないフォアグラ鍋。 これが凄すぎます。 外周を下仁田葱よりさらに太いリーキで囲み 中心にフォアグラ。ご主人が焼いてくれます。 火が通った瞬間溢れだす脂。香りヤバい。 鍋をじーっと眺めるおあずけ状態の4名。 焼き色がついたフォアグラが配られます。 脂が鍋に流れ出し、サイズは半分程度。 ああ美味しい。身体に悪そうな危険な甘さ。 そしてキノコ類と大量のクレソン。 脳内で満腹中枢を抑えるストッパーが外れる。 フォアグラの脂を吸い込んだ茸類が、クレソンが もう、うまいのなんのです。 人生でこんなに一度にクレソン食べる事あるのか? そして〆のうどんですよ。 ゴワっとした武蔵野うどんタイプです。 フォアグラ、葱、茸でたっぷり取った出汁。 不味いワケがない。 フォアグラの旨味をたっぷり吸った脂を煙となり、 それを上着がたっぷり吸いこんで、帰宅後即バレ。 #再びBEST #予約困難店

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日本酒の聖地「つくしのこ」です。 店主に認められた常連さんのみが予約可能。 私ごときは自力では到底辿り付けないお店です。 この日は超常連様にお誘い頂き潜入叶いました。 壁一面の冷蔵庫にずらっと並んだ日本酒に圧倒。 その上に鎮座する神棚の雰囲気がまさに神々しい。 いやが上にも気分が盛り上がります。 獺祭 Otter Fest Sake 最初は必ずこのお酒が出てくるとの事。 初めて見るラベルは微発泡の濁りでした。 そういえば酒秀次郎も必ず風の森でスタートですね。 香りと甘さと酸のバランスが良くいくらでも スイスイ飲めてしまう危険なお酒です。 フルーツのような水茄子、ポテサラ、空豆をアテに 復興支援の結特別純米、射美ワイン樽熟成。 そして豪華な刺し盛りとともにくどき上手と 村祐の純米大吟醸。香り華やかですが、不思議と 刺身の邪魔をしない上品な含み香です。 この後、 村祐純米大吟醸、くどき上手純米大吟醸、 富久長とおるスペシャル(つくしのこコラボ)作 と続いて、数の子が飛び出す立派な鰊! そして驚きの皮蛋。濃厚な黄身が日本酒に合う。 これは新たな発見でした。 ここから若干記憶が朧げですが、チーズたっぷりの オムレツやカレー仕立ての肉じゃが、エイヒレと ともにゆきの美人、鍋島、而今、十四代、天美。 普段はラベル見ただけでワーワー言いながら ありがたくいただくお酒をジャブジャブと。 何と贅沢なお店なんでしょうか。 それでいて会計は安すぎて二度見するくらい。 また一つ恐ろしいお店をまた知ってしまいました。 お誘いがあれば万難を排して行くべきです。 #Retty★★★人気店 #予約困難店

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居酒屋

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都内に4年ぶりの大雪警報が発令された夜に 恵比寿の日本酒天国に行ってきました。 今回はお正月特別メニューです。 最初はいつもの風の森アルファで始まり、 酒粕の香る大人の雑煮に温まりました。 そして美しい八寸にはテンションハイ。 寒鰤の幽庵焼やローストビーフ等が少しずつ。 日本酒飲みはこういうの大好き。 この後はプレミアム日本酒が次から次へと回って 来るので、一同エキサイト。 白菜のクリームコロッケや茶碗蒸し等、 良いタイミングで出てきますが、 日本酒に興奮し過ぎて食事メモがつい疎かに。 〆は酢橘蕎麦かと思いきや出汁の効いたカレーで 最後まで正月を意識した特別メニューでした。 日本酒の方も正月メニューで祝酒多数です。 陸奥八仙 新春祝酒純米吟醸無濾過生 寒北斗 寅之祝酒 田光 干支ボトル 純米吟醸無濾過瓶火入れ 奥能登の白菊 特別純米酒(燗) 福田 純米吟醸 無濾過生 会津娘 芳醇純米生 大那 特別純米生 仕込み壱号 宗玄 本醸にごり酒(燗) 宮の雪 純米にごり酒←キンミヤの酒蔵です 若波 純米酒 喜久酔 特別純米 天下錦 七号酵母特別純米酒火入れ 予約は月一回決まった日によーいドンです。 狭き門ではありますが、定期的に訪れるべきお店。 帰りは凍結した坂をスリップしながら恵比寿まで。 酔っ払いには危険な夜でした。