天ぷら食って、蕎麦で〆る。 人形町の予約困難店にお誘いを頂きました。 落ち着いた和の雰囲気のお店は、カウンター 8席のみで広くはありませんが、 大将の仕事が間近で見られます。 結論から先に書くと、 とんでもなく、もうとんでもなく良かった。 昔上司に連れて行ってもらった伝説の名店 「みかわ」を彷彿とさせるお店でした。 蕎麦の実(先付) 車海老×2 海老の頭 鱚 アオリイカ 茄子×2 寺島茄子(東京の在来種) 玉取茸 めごち 南瓜 薩摩芋 銀宝 鮎 栄螺 雲丹大葉巻き 穴子 トウモロコシ 桜海老のかき揚げ アサリと鯖のお吸い物 蕎麦 素材が良いのかウデが良いのかその両方か。 こうまで違うか、海老。 最初は塩でその甘味を堪能。次に天つゆで。 そして香ばしいアタマ。完璧です。 全部書くとキリがありませんが特に印象に 残ったのは、江戸前天ぷらの花形の銀宝。 刺身はそうでもないですが、天ぷらにすると 濃厚な香りと味わい、上品な舌触り。絶品です。 借金しても食えとはよく言ったもの。 栄螺の肝にはペアリングで黒ビールが提供。 苦みと黒ビールの香ばしさがたりません。 よくこの取り合わせを見つけたもんだ。 静岡産の茄子と寺島茄子の食べ比べ。 江戸前野菜の茄子はトロトロの食感でした。 その他、包丁を入れると湯気が上がる穴子は、 サクサクで中はしっとりの超優等性。 ウニの大葉巻きの複雑な味わい、や薩摩芋の 上品な香り、アオリイカの歯ごたえ、旨味。 めごちの皮の風味とか、旬の鮎とか書ききれず。 筆舌に尽くしがたいとはこの事か。 しかも最後の蕎麦。 もうこれだけで立派に蕎麦の名店になり得ます。 これは人に紹介したくなるお店です。 帰り際に次回の予約をしようと尋ねたら なんと8か月先まで埋まってました。 さもありなん。 #Retty★★★人気店 #予約困難店 #ミシュランビブグルマン #百名店