親を恩返しに連れて行く候補見つけた! 一日に3組しか予約を取らないお寿司屋に この日運よくお誘いいただきました。 まだ2020年始まったばかりですが、間違いなく 2020年のBEST10に入ります。 1枚目の写真は一番感動したアナゴ。 触ると崩れるくらい柔らかく口の中で崩壊 一瞬泥臭さすら感じる濃厚な旨味と小粒で 芯をのこしたシャリで人生最高アナゴ握りでした。 大将の、腕は勿論の事、魚の目利きが素晴らしい。 魚を触った瞬間漁法や状態が分かり、 どうすれば最高の状態で出せるかイメージする。 角の立ったシャキッとしたお造りは見栄え良く もちろん良いが、それ本当に美味しいですか? と尋ねられます。 いや、十分美味しいんですが、このお店は 魚をただ新鮮さだけではなく、一番美味しい 状態と調理法で提供してくれる場所です。 最初は幻の高級魚アラのお造りでしたが、 握って美味しい魚ではない、との事。 マジですか!?この滑らかな舌触り、 噛み応え。寿司でも超美味そうなんですが! 氷見の寒鰤、野付のホタテと続き、 少し燻して少し少し炙った鰆 口の中で香りが広がるあん肝味噌漬け 上品でクリーミィーな白子。 めくるめく旨味に翻弄され脳内パニック。 箸休めでワカメ 鰹節は香りが強すぎるので鮪節とポン酢。 これがまたすごい。今まで食べてたのは なんだったの?ってくらいの肉厚で 味わい深いワカメでした。 そして握りです。 スミイカは歯切れ良くて味も濃い。 シャリは赤酢。芯を残した小粒のコメで 口の中でパラパラほぐれる。 しめ鯖 何これ柔らか!!こんなしめ鯖食べたことない。 並みの板さんでは柔らか過ぎておろせないとの事。 手で持つと崩れそうな程です。 この時期の大間のまぐろは今一つで、銚子の鮪が 一番美味しいとの事。銚子鮪の赤身、中トロと続き、 そしていくらです。 私たちが良く知る透明で綺麗な赤いイクラじゃない。 白濁してます。これが脂がのってる証拠とか。 ヤバいです。旨味タップリで身体に悪そう。 脳天シビれました。 上品な小肌、濃厚なウニと続き、 ねっとりした旨味のボタンエビ。 これまた絶品でした。 最後は玉子焼き。 出汁巻きはもちろん美味しいですが、と前置き。 ここまで仕事して最後にただの出汁巻きじゃ つまらない、という事でひと手間かけてます。 芝海老を裏ごしして、黄身と白身に分けて メレンゲ状にしてゆっくり火を通して・・・ と仰ってた気がします。 気泡が細かくてふわっふわの極上カステラ みたいな玉子焼き。 いやー本当に素晴らしい。 これだけの仕事をして全然偉そうにしない 若い大将とおかみさんの接客も良いです。 #予約困難店 #百名店