Shinichiro Ueno

言わずと知れた老舗 昨年10月にリニューアルされ、以前のような江戸風情のある設えからは少し近代的なレイアウトの店内になりました。が、味はこれぞ”神田やぶ”という、もはや芸術に達してしまったかのような変わらない、極上の蕎麦とタネたち。 昨今、若い素敵な蕎麦屋が乱立していますが、たまには老舗の蕎麦もたぐってみませんか。

あえて何も語る必要のない有名店。 基本の蕎麦が申し分なく美味しいのは、もはや当たり前の域に達していて、特筆すべきはサイドを飾る色彩りどりの料理ですね。 季節の野菜をふんだんに使ったバーニャカウダや、気を衒わずトマトを出汁に浸したり、蕎麦を刺身スタイルで提供など創作の世界は限りがありません。 暖かな季節のランチタイムはガーデン席で、シックな宵には座敷が良いかも知れません。

期待通りの広東料理です。 横浜中華街の老舗で修行されたマスター、真摯な姿勢で広東の真髄と新しいエッセンスを加えた逸品たちは、舌の肥えた年配の方々も足繁く通う名店となりました。 何度か行くうちにわかったことが、お一人様には一品料理のほとんどが希望すればハーフサイズで提供してくれるサービスがあります。たまに1人で行く私としては嬉しいサービス！ 逗子駅のロータリー側の出口を出て右に伸びる、通称なぎさ通りをゆっくりと歩いて5分ほどに、こじんまりとしたその名店があります。