Seiji Doi
台場駅
鉄板焼き
※2016年1月に下書きをしたまま1年半の間眠ったままで公開していませんでしたw 書き途中だったかもですが、公開。とにかく凄く良かったですw 浜田祐介や浜崎雄三、浜内裕太や浜野勇樹という人のアダ名はきっとハマユウであろう。 そう、この店も「浜木綿」と書いて「ハマユウ」と読むのだそう。 昔、この湾岸エリアで働いていた頃、まだホテルの名前がメリディアンだったなぁ。 当時から、ここで鉄板焼を食べることを夢見ていた。 少し頑張れば、二人分のランチは捻出できるくらいの経済力を得てやっとくるらことができた。 そんな場所に新婚の妻と来れたことが最高の記憶である。 予約はウェブサイトから可能で、席だけ予約をしメニューは決めてはいたが妻の意見を聞くため、念のために当日にすることにした。 入店し席につき妻には10000円のコースを、私はワインを飲むので7000円のコースをシェフに依頼する。 ウェイターに乾杯用のシャンパンを1つはノンアルコールでお願いした。 周りを見ると色んな人がいて、明らかに特別な記念日のように見える人もいれば、何度も訪れてるような慣れた感じの人も様々だったが、皆一様に和やかで煩くない程度に談笑していた。 コースの肉をサーロインかフィレか聞かれ、いよいよ料理が始まった。 目の前で焼いてくれるのを見ていると食欲が余計に刺激される。 食材やマナーなど、私の愚問に柔らかく答えてくれるシェフの態度により和み、質問をしたことにも良かったと思える。 シェフの後ろにはレインボーブリッジの大パノラマが広がり、ワイン片手に景色を眺めながら趣向を凝らした料理に舌づつみをうつ。 サーロインとフィレはどちらも美味しかったが、個人的にはスモークされた寒ブリの焼き物のインパクトが大きかった。 口に含んだ時の味と鼻から抜ける湿っぽいウッディな香りは脳に未知なる刺激を送り、少しして味わいの深みに変わる。 舌の奥と脳内に広がる官能とも言える感覚は、私の想像を軽く飛び越えるクリエイティブジャンプを感じた。 コースの最後はガーリックライスで締める。締めがあるところが鉄板焼の更に良いところだと思う。 お腹いっぱいでコースを終えて一息したら別の席へ案内され、デザートとコーヒーを頂いた。 終