旧知の友人が8月から渡米する前に江戸前の 逸品を、ということで前から伺いたかったこちらへ 南千住駅から線路沿いに徒歩3分、旧家らしい門を くぐると待ち人既に17人、時刻は4時20分 5時過ぎから夕刻のふた回り目にぎりぎり滑り込み、通されたのは畳敷きの日本間にテーブル席、 てつきり前川のようなしつらえを想像していたので、座敷座りが苦手な身には嬉しい趣向 注文は鰻重6,300円に肝吸400円、鰻ざく2,000円、鰻巻き2,500円 鰻巻きのふっくら柔らかな食感良し 鰻ざくの肉厚でスッキリした味わいまた良し 何より大トリの鰻重は、甘さ控え目、あっさりとしたタレと適度な柔らかさと旨みが絶妙のご飯と 相まって更に良し 聞けば九州産、立派すぎるほどのボリューム 奮発した甲斐があったとはこのこと 加えて、注文を取られる方、料理を出される方、お茶を入れてくださる方、お帳場の方、全ての女性陣の所作が温かで押し付けがましくない、でもしなやかな凛としたものを感じ、静謐そのものと相まってなんとも言えない空気感を醸し出していました ビール、ウーロン茶各二本で2人で22,000円なり 時間と財布に余裕のある時しか来れませんが、 再訪の楽しみを持ちながら、きっといや必ずまた伺いたい、そん格別のお店です。感謝!