T.Ichirota

この店の近くにある同じくラーメン屋のしば田ほどではないにせよ、店の外に列ができていることは日常茶飯事。 『醤油ラーメン』は税込700円。これが基本ラーメンとなり、これにトッピングを加えたり、もしくは量を減らしたりという感じ。 黄金色のスープは透明感もある。見た目の色合いがとても綺麗で、真ん中に大きなチャーシューが乗っている。その隙間から麺が見えるが、その麺も美味しそうだし、見た目の盛り付けも良い。 キラキラとした綺麗なスープを一口。あっさり、だけどダシはしっかりと取れている。優しい味の正統派なスープだけど、個性も光らせている。コラーゲンたっぷりの丸鶏を中心に、昆布や焼きあご等でダシを取っているとのこと。 麺は、もちもちとして確かなコシのある麺。スープによく馴染む麺。このスープにしてこの麺あり、美味しい。そしてチャーシューは、とろとろ。だけど、脂身は気にならない。食べ応えもあり、質感も良い。 抜かりがないラーメン。しば田よりも優しい味だから、確かに女性や子供にはこっちの方がウケるかも。

井荻駅から下井草駅に向かう途中で発見したラーメン店。ワイルドな印象を与えてくれる、一見ラーメン店だと分からないところ。 スープ、見た目は濃い。けど、透明度がある。なんだかワイルドな印象を受けたが香りは中華そばの香り。そんなスープを一口。油はキラキラしてたけど、嫌な感じはなく、むしろその油が旨みの1つとなっている。口当たりが良い。油は国産鶏のみを使用したというスープ。ほんのりと甘みを感じ、みかんの皮が浮いていることで爽やかさもある。いろんな旨みが凝縮されているのに、凄いまとまった仕上がり。そして、後味すっきり。素材の美味しさをしっかり堪能できるスープ。見た目はワルなのに中身は良い奴。そんなスープ。麺は細麺。この麺も美味い。自家製ならでは。しっかりとしたコシ。ちょうど良い。スープに引けを取らない麺。素晴らしい。チャーシューも分厚く、脂身が少なく、臭みもない、質の良いもの。 質の良い食材をしっかり生かすことのできる腕のある調理人。そんな感想。美味しかった。

こちらのお店、基本はコース料理の予約のみ、予約はネット経由でクレジット払い。クレジットで自動引き落としをすることによって、当日は会計という煩わしい手間を省くという感じ。 コースは5000円、7000円、10000円だったかな。その中で5000円のコースをオーダー。予約の時点でお客さんの要望を聞いてくれているので、嫌いなものやアレルギーがあるものは外して、料理内容を組んでくれる。 前菜やスイーツも含めて、全部で9品。1つずつ料理の説明をしてくれたが、ちょっと何言ってるか分からないので、簡単に書いていくと、ブリ、サンマ、カツレツ、キノコのパスタ、ステーキ、ピザ、チーズケーキ、そんな感じで、魚あり肉ありと、バラエティに富んだ内容で、結論から言うと5000円以上の質を感じた。 どれが1番印象に残ってるかと聞かれれば、サンマと答えるかな。サンマを折り返し、中にワタを入れて焼き上げているが、最初はふっくらとした身の食感、続いてワタの苦味がクッと来るが、その苦味をソースがスーッと流してくれ、最終的には丁寧に焼き上げられたサンマの美味しさが残るという、実に精巧な一品。栗やらレバーパテといういろんな食材があるものの、一体感があり、また全てが存在を示しているのもまた匠の技だなという感想。 どの料理にも言えるけど、1つの料理にたくさんの食材が使われているようだが、それが完璧に調和している。無駄に人工的な調味料も使っていない、食材そのもの味、自然な味を意識しているからか、全体的にあっさりとして、クドさがない。キノコのパスタには油が多いと思ったけど、その油も全然嫌なものではなく、もたれないのが良い。お肉も脂は多かったけど、旨みが凝縮されていた。

青葉台駅にはなっているものの、地図上では藤が丘駅の方が近いような気もする、そんな場所に存在している洋菓子店。 まるで一軒家。店内はケーキ類のみならず、チョコレート、そしてキッシュまでも扱っており、パッと見で高級感漂う店。 『ピュイサンス』（470円＋税）という、店名がつけられたケーキを購入。 周りはナッツで覆われており、粗くクラッシュされたアーモンドなので、そのザクザク感と香ばしさがたまらない。アーモンドのメレンゲに塩気が効いてる？ヘーゼルナッツクリームが濃厚で甘みが強いので、塩気があるおかげで幾分味を締めてくれている印象。クリームだけではなく、中に入っているガナッシュのなめらかさ、ねっとり感、コクからも、素材の上質さが表れています。メレンゲはサクサクしており、その食感も良い。いろんな味はするものの、まとまりはある。 完成度の高さ、味の良さは本物。ただ、しばらく甘みは残るので、甘いのが得意ではない人には厳しいかもしれない。