高円寺には都内屈指のディープなフリースタイル酒場 ふるさとがあるが、同レベルにドディープな店を見つけ、突入してみた。 場所は、高円寺駅北口の庚申通り商店街の脇にあるとてつもなく年季の入った建物。隣にも居酒屋があった形跡があるが、今はこの通りもこの店だけ。この建物自体がかつて高円寺にあった戦後の青線(私娼窟)の名残りではないかという話もある様子。 路地先にはボロボロの赤提灯が吊るされてるだけで、路地は真っ暗。その先に光る赤提灯を頼りに歩いていると防犯用のライトが輝き相当驚いた。 外からは中はもちろんメニューも見えない、話し声が聞こえる。ネットの情報は食べログはおろか、サイトも出てこない。もうワクワクが止まんねぇ。 ガラガラと戸を開けると65歳は超えているだろうママと同年代のおじいちゃんが談笑している。『一杯飲んでいってもいいですか?』と問うと、とても歓迎してくれた。 店内を見渡すと、宝焼酎から黒霧島、金宮まで多種の焼酎が取り揃えられており金宮が2,000円とリーズナブルなのでボトルを入れた。お通しはかまぼこにおから、ブロッコリーがついて席料込みで1,000円となる。 商売を始めて約25年と思ったよりも若いお店だが、建物自体はもっと昔からある雰囲気ぷんぷん。業者から30万で立ち退けと言われているが『そんな値段で25年やってきた店を手放せるかい』と男気溢れるママ。 『カラオケでもしてきなよ、気持ちいいよ』と誘われ、合わせたつもりで中島みゆきの銀の龍の背に乗ってを歌ったら、『最近の歌は知らないけど、いい歌ねと』斜め上の返事をいただいた。通常カラオケは200円だが、一見さんは滅多に来ない価格で100円にまけてもらった。しかしここの常連さんとママの歌唱力は相当高い。 日祝はお休みで、その他は18時半〜0時頃(ママの体調次第)との事。ボトルも入れたし、再訪は確実。 店のレビューは見つからなかったが、店先の情報だけはあったので置いておく。 http://tokyodeep.info/koenji-red-light-district/ #度胸が付く