C.Takahashi

C.Takahashiさんの My best 2018

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1

大阪府

とんかつ

C.Takahashi

行こう行こうと思っていた八尾空港へ天気も良さそうだし、行ってみることにしました。 そして、どうせ八尾まで行くなら、以前から行ってみたかったこの店で食事を。かなりの人気店であることはなんとなく気づいていたので、日曜営業なのか、どれくらい並ぶものなのかを珍しく事前にチェック。 大阪市内中心部からママチャリを飛ばして店前に到着したのは10:00。 JR八尾駅からの歩いたら5分ほどのハナミズキの咲き始める通り沿いにありました。 店内は営業時間前だけにまだ暗く、人影もなし。店前に置かれた予約の台帳にまずは名前の記入から。 一番上の紙はすでに埋め尽くされ、めくって3ページ目にようやく白いスペースが現れ、記入。 ざっと数えてみると、36番目。いったい、何時にありつける?そしてこの日の目的地の八尾空港へ向かいました。近づいたら携帯電話を鳴らしてもらえるらしいく、近隣の観光スポットやGMSをぶらつきながらCALLを待つ。 しかし、いよいよ時間をつぶすのも厳しくなってきた。いったん、どんな様子か見に行ってみようと再び店にむかう13:30過ぎ。 店内は当たり前ですが満席で、店内からその忙しさが伝わってくる。 あと何組だろうと聞くに聞けず、一旦外にある椅子に座って休んでいると店内から店員さんが出て来て名前を聞かれました。恐る恐るあと何組か聞こうと思うと、台帳をめくり確認しようしてくれました。 サッと見た感じ、まだ10組以上はいそう。 ところが、ちょうど次の予約のお客さんの来店待ちだったのか、席は空いていたようで、通してもらえました。期待通り、ラッキーです。 店内に入ると、カウンターのみ15席くらいでしょうか。 とんかつ屋というよりも、鉄板焼き屋的な高級感のある落ち着いた雰囲気の店内。客層は20代中心に若い印象です。 まぁ、長時間待たなければならないし、重めの食べ物だしそりゃそうか。 カウンター越しでは、見るからに職人な店主と思しき方とスタッフがテキパキと動いている。 どこか緊迫感のあるこの雰囲気に若干萎縮してしまうくらいです。 早速目の前から出されたメニューを見ると豊富なラインナップとさすがのとんかつ屋お値段。 コースやヒレ、海鮮系など美味しそうな、食べたいものがずらりと並びますが、あれこれ食べずにオーソドックスでリーズナブルなもの食べてみようと、 ロースの定食を選択することにします。 しかし、オーダーをいれようと思ったその時にチラッと目に入ってきた、店名のついたマンジェ(1280円)なるメニュー。 店名をつけるにはこだわりがあるに違いないとこちらをオーダーすることにしました。 オーダーするや否やソース、キャベツののったお盆がセットされ、オリジナルのドレッシングが置かれる。ちなみにごはんとキャベツはお代わり自由。 目の前では、油の中に肉が入れられ、どんどん揚がっていく様子が見え、ささっと油に通し、揚げてからしばらくバットに置き、熱がいい感じで通ったくらいに盛り付けをして提供しているよう。 そして壁には、チョークで書かれた揚げや素材、提供するものへのこだわりがかかれている。 入店のタイミングがよかったからなのか、思いのほか待たずに出てきました。 まずは赤出汁から。これが驚くべき美味しさ。この出汁、いったいなんだろう?後から黒板に書かれていることに気づいたのですが、豚のすねを使っているよう。 なんとも上品でバランスのいい、上品なお味か。 続いて、たっぷりとドレッシングをかけたキャベツを。 な、なんとこちらも旨い。思わず一気に食べてしまいそうに。 肉に行く前に、お新香のたくあんといぶりがっこをご飯と共に。いや~肉にたどり着く前に、これだけで満足。ごはんもお代わりしてしまいそうです。 そしてメインイベント、肉。 まずは1かけを箸でとると、中は綺麗な桜色。 ビジュアルがすでに美味しい。 2種のソースのからまずはおろしポン酢をつけていただいてみると衣はサクサク、肉はやわらかくて香草でも振られているのか、とっても爽やかな味。 これはヤバイ奴だ・・・すべてが高次元でバランスのいい上品さ。 これぞ美味しい料理!! 久しぶりのこのレベルの味に出会いました。

C.Takahashi

少し長めの旅の始まり。 新しく出会った取引先との会話の中で、連れて行きたい店があるとランチタイムについていく。 いったいどこか? まだ大阪の土地勘がまったくない中、本町駅近くの雑居ビルに入っていく。 店内に入ると落ち着いた割烹的な雰囲気のお店。 おそらく歳の近いであろうご夫婦が切り盛りしていました。 まだまだ緊張感が取れない中での食事。 定食は何だったかすら覚えていない。 ただ、お米がものすごく美味しいということだけが心に残る。 そして数ヵ月後。 今度はまた一緒に夜の部へ。 夜もまた大人の雰囲気で間違いなくいいお店であることが感じられる。 この時もまだ、若干の緊張感を残しつつ言われるがままにメニューなどを見れば、見覚えのある言葉がずらりと並ぶ。 そう、故郷の食材を使った料理、そして酒。 なんと、隣町ご出身の店主が地元の食材にこだわった料理を提供しているお店でした。 新潟産の酒、米、山菜などの食べなれているはずの食材は、普段は感じることの出来なかったその美味しさを発見させてくれました。 こんなに美味しかったんだ・・・ 特に分厚い栃尾の油揚げの食べ応え、そして味。 しかも店主と話してみると同級生で共通の友人もいたりする。 懐かしい・・・ 新潟の山奥から大阪へ向かう人などほとんど聞かないくらいなのに、こんな偶然は本当に奇跡に近いと驚くばかり。 そして、贔屓目なしに料理が旨い。 素材の旨さとこだわり、ハンパない!! 改めて故郷のすばらしさを感じられた素敵なひととき。 連れて行っていただいた方への感謝。 遠い故郷の季節モノが懐かしくなったら、ついつい足を延ばしてしまいそうです。

3

大阪府

カフェ

C.Takahashi

天満橋からとぼとぼ歩き店前に到着した15:10。 先客でカップルが2組並んでいます。 外観は古めかしい小さな雑居ビルですが、オシャレな雰囲気満載。 これはいい感じと並ぶことにしました。 すると後から女子が二組現れて列が延びていく。 しばし待っていると店内からフワリとした雰囲気で、感じのいい女子店員さんが フォトフレームのメニューを持って出てきて渡してくれました。 メニューをみるとドリンクのほかスムージーやカレーなど見るからにちょっと凝ったオシャレ感が伝わってくるメニューの数々。 並びながらこの店の情報を見てみれば、美しいビジュアルのスムージーが人気のようだったので、 それにしようと見てみます。 サイズが大きいの、ふつうなどがあり、色が選べるよう。 色を選ぶと言うことが妙に新鮮でちょっと不思議な感じ。 赤、緑、オレンジ、ピンクなどがあるようですがさぁ何色しよう。 しばらくして別な、やはりふわりとした感じの女子店員さんが出て来て オーダーを聞かれたので、スムージーをピンクで。 さて、どんなのが出てくる?ちょっとお楽しみ。 しかし、ギャル達の中に地味なスーツ姿のオッサンが1人。 どうみても浮きまくり。そして周りからみたら完全に痛い人。 鉄の、いやダイヤモンドくらいの固い心で覚悟して待ちます。 思っていたよりも入店までは時間もかからず、順番がまわってきました、席はテーブルの相席となるがいいかと聞かれ、 そんなにのんびりともいかないので二つ返事でOKとお返し。 そしていよいよ覚悟を持ってビルの入り口近くの扉を開け店内へ。 店内は緑溢れるメルヘンチックな空間。 BGMもアナ雪?などミュージカルでかかってそうな曲が流れています。 案内されたテーブル席は入り口すぐ。相席のお相手は有閑マダム二人組み。 お水はテーブル上のレモン水などセルフで自分の好きなものをついでいただける。 カウンター席が空いたら、移動させてくれると言うことだったので、水を飲みながら残酒で乾いた喉を潤す。 ちょっと気恥ずかしい。 早く、カウンター空かないかな・・・ しばしして目の前のマダム達が店を後にし、次に並んでいた美人さん親子とチェンジ。 ますます恥ずかしさは増していきますが、すぐにカウンター席が空き、 一旦入った入り口から出て、ビル奥にある別の扉から再びイン。 カウンターの一番奥で、ここなら先ほどまでのの気恥ずかしさもなく心地いい。 しかし、目の前のカウンター越しで作っている素敵女子が目に入った瞬間、 またまた気恥ずかしさがこみ上げてきます。 いや、ここはせっかくなのでこの空間を楽しむのみ。 そして遂に、カウンター越しからスムージーが出てきました。 受け取ると、間違っても落とさないよう、慎重にテーブルに置く。 そのビジュアル、なんて素敵なのでしょう!! 先ほどまでの恥ずかしさはぶっ飛び、その美しさに見とれます。 ピンクベースに緑・白・赤で描かれた素敵なもよう。 側面には白とピンクそしてかえるの卵のような層に、フレッシュな果物の断面。 いや~美しすぎて壊してしまうのがもったいない!! 記念撮影を写真を撮り始めると、ふわり素敵女子の方が声をかけてくれて、 背中越しのフォトポイントや撮り方を指南してくれる。 神対応です。 それとも、この疲れたサラリーマンが哀れに見えたのか。 一通り写真撮影が終わり、いよいよいただいています。 ここ勇気をもって思いっきりいこうとスプーンで掬って口の中へ。 すっぱい!! しかしその酸味が大好きな味。 優しさにあふれたその味わいは残酒の体に優しく染み渡っていく感じです。 下のほうの白いのはヨーグルトでこちらもまたすっぱくて爽やか。 見た目の美しさだけでなく、味も素敵過ぎる。 一気にいただき、思わずお代わりしてしまいそう。 しかし、そんなわけにも行かない。 いや~全色コンプリート、そして他のメニューもいただいてみたい。 この後にも待ったいる人たちがたくさんいそうだし、食べ終わってすぐに店を後にします。 その時にもスタッフ全員からの優しさ溢れるお言葉。 外に出て再び外観を撮影しているとふんわり素敵女子の方に、うつぼ公園近くに系列ショップがあることなど優しく教えていただいたり。 すべてが素敵過ぎる・・・

4

新潟県

ラーメン

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冬支度のために帰省する晩秋。 ちょうど初雪降る11月末、買い物へ長岡までのドライヴ。 いつものコースを巡り訪れた昼時。 大型SCは相変わらず人でごった返し、幾度となく訪れているフードコートには 魅力を感じることもなし。 いつも困る昼食。高齢の母のリクエストに応えようにもなかなか該当する店もなし。 長岡駅隣接ビルにある和食屋にしようか。 しかし、長岡に来たならいつも気になるのはラーメン。 母の望みをかなえようと車を走らせようかと思いますが、到着する頃にはおそらくオーダーストップしていそうな時間。 選択肢はおのずとラーメンに絞られました。 そして数多ある人気店も時間的にかなり絞り込まれている。 その中でもずっといきたいと思っていたこの店はどうやら営業しているよう。 久しぶりに通る道に懐かしさを覚えながら到着。 店裏にある駐車場に車を停め、駅前側の入り口へ。 行列が出来ているかな・・・と思いましたが幸いなし。 入り口前の食券機で、ラーメンを購入。 ちなみにこちらのラインナップは大盛かシャーシュー麺多めかのシンプルな骨太なラインナップ。 青島ラーメン(800円)にし、店内に入ります。 外観も内観も正に昭和。 横長のカウンターと目の前に広がる厨房。 いかにも人気店的な絶妙なオペレーションの接客。 食券を渡し、セルフの水を飲みながらしばし待ちます。 さほど待たずに丼が登場。 濃い色目の醤油スープにほうれんそう、チャーシュー、のり、そしてナルトとネギが舞う表面。 懐かしいそのビジュアルは、今ではなかなかお目にかかれない、昭和のニオイのぷんぷんするシンプルさ。 早速スープを。 油分、醤油のやや濃さがありつつも全体的にバランスの取れた、余計なものが何一つ感じられないほっとする味。 新潟で食べる食事独特の水の柔らかさもしっかり感じます。 麺もいたってシンプル。 歯ごたえ、喉越しもよく、スープもしっかり絡む。 これぞ昭和ラーメン!! ノスタルジックな気分に浸りながらの一杯。 いろんなタイプのラーメンがある昨今ですが、これぞラーメンの原点。 自分には、やっぱり昭和が合うようです。

5

大阪府

C.Takahashi

冷え込みの厳しい週末。 18:30過ぎに谷町9丁目で用事を済ませ、鍋でも食べて帰ろうかと歩いて動物園前に向かいました。 大阪にしては珍しい雪がぱらぱらと舞い散る中、 凍えた手を温めながら歩き到着すると・・・なんとすでに閉店。 心も体もさらに凍てつきます。さてどうしたものか。 近くの店に何かを途も思いましたが、どうしても頭が鍋気分。 しかもひとり鍋だけにどこかお店あったかと思案します。 そこで思いついたのがこのお店。 同じ轍を踏まないようにと電話をかけてみましたがつながらない。 ひょっとしてこちらまで・・・ ダメもとで向かってみれば、渋い昭和な外観の扉から灯りがもれるのが見える。 恐る恐る扉をあけると、店内は満席。 店員さんが近寄ってきて、19:00過ぎだというのに、ほとんど売り切れで鍋は鶏みんちとたらくらいだと、告げられる。 あるだけラッキー。 それでもいいということで、入店します。 店内は外観同様の渋い佇まい。 団体の宴会やサラリーマン、女子コンビまで幅広い年齢の客層。 壁際のカウンター通され、壁に貼られたメニューを見ます。 まず鍋の前に軽く飲んでつまもうと瓶ビールとお刺身のマグロをオーダー。 しかし、マグロも売り切れ。 それじゃ何が残っているのかと聞いた中からいか糸づくり(300円)を。 もう一品、二品頼もうか。 全体的にお手ごろ価格のおつまみたち。品数はさほど多くはありません。 追加で厚揚げ(280円)をお願いし、一杯やります。 おつまみもなかなかいい感じのお味。 隣に座るサラリーマンがマグロを食べる姿にジェラシーを抱きながらチビチビと。 すること今度は、牡蠣鍋が運ばれてきた。 一人用の鍋にこんもりと載った具材たち。美味しそうすぎる!! いよいよ鍋をオーダーしよう。 隣が食べている牡蠣が食べたいところですが、さすがにないでしょう。 残っていたのは、タラと鶏みんちだったので、鶏みんち(930円)を指名。 味が3種あるとのコトで、よく出るのは味噌らしく、味噌味を選択。 しばらくすると、鍋が登場。 ガス台に火入りされ器に入ったみんちと野菜の載ったお皿が出てきました。 まずは、みんちから鍋へ入れてということで、 レンゲで丸めながらぐつぐつと煮えたぎった鍋へ落としていく。 すべて入れ終わると、結構な個数。 続いて野菜をすべて投入し、しばししていただく。 いや~温まる。そしてとにかくうまい!! ご飯が欲しいところですが、ここは我慢して具をすべて食べ終わるまで何にしようか考える。 そして具材を食べ終わり、いよいよ〆。 ごはん、麺などいくつかあり。ここでも何がいいか聞くとこの味噌味の鍋には中華麺(220円)がよく出るとのことで中華麺をオーダー。 太くやや縮れた麺はボリュームたっぷりで、お腹はパンパン。 雰囲気といい、値段といい、味といい3拍子揃った素敵なお店。 しかもひとりでもいけるのはありがたい。 途中、隣のサラリーマンと話す事がありましたがやはり予約がおススメらしい。 なかなかつながらない電話ではありますが、 今度は事前に電話して、取り置いてもらおう。 #鍋

C.Takahashi

週末の一人旅で訪れた大宇陀。 重要伝統的建造物群保存地区に指定されている松山地区の美しい町並みを散策後、 ふらっと立寄った古民家カフェのエクボで小休止。 美味しそうなランチメニューもありましたがCAFEのみにしたのは、散策の途中で見つけ、店名と雰囲気が気になったこの店があったから。 店を後にし、この店に行ってみました。 こちら、細い路地にあるとてもわかりづらいロケーション。 通りにある小さなA型スタンド看板だけが目印です。 営業しているのかさえもわからないほど静けさに包まれ、人けを感じません。 ちょっと勇気をだして扉をあけてもまだ営業しているかわからないほど。 幼い頃に行った田舎の親戚の家のような雰囲気の中店員さんが出て来て一安心。 ひき戸を開けるこなんとも懐かしい内観。 靴を脱いで上がると正に親戚の家にきたかのような懐かしさの漂う和室に 木目の家具の席があり、置くには庭を見渡せるガラス窓。 他に客は誰ひとりおらず、静まり返っています。 庭を見渡せるガラス越しの席に座ると早速メニューを。 食事は休日プレートの一種のみで、他はドリンクとシンプル。 主菜のない少なめプレート(1000円)をオーダーします。 ちなみに、主菜つきだとドリンクが選べますが、こちら三年番茶縛り。 副菜は日ごとに違うらしい。 水はセルフサービスなので取りに行きながら、店内をじっくりと見渡す。 席に戻るとゆったりとした時の流れの中、しばし考え事をしながら待つ。 しばらくして女性の店員さんがプレートを運んできてくれました。 プレートに載る野菜を中心として、見るからに美しい、そして素材へのこだわりを感じさせる見た目。 間違いなく、女子ウケしそうな感じで、オッサンがたのむようなものでもないほど綺麗。 料理の説明があり、一通り聴いて早速いただいてみましょう。 うわ~。 とにかく優しい味でどれも旨い。 身体に染み渡っていくような、体にも心にも優しい味。 いつになく、しっかりと、ゆっくりと噛んで飲み込む。 運んできたおそらく料理を調理しているあろう女性店員さんと話すと どうやら新潟ご出身で東京から移住してきたらしい。 いったいどうやってこの地を見つけたのか不思議にさえ思うような、 山間の街で、同郷の方に出会えるなんて、なんだかうれしい。 しかも、同郷のよしみなどはなく、美味しいと思える料理。 1軒目で終わるはずが、この店寄ったのはきっと、 何か野性の勘なのか虫のしらせなのかがはたらいたのだろう・・・ ノスタルジックな想いと気持ちよさと。 旅をいっそう楽しいものにしてくれたひとときでした。 #古民家カフェ

C.Takahashi

休日散策は、どんどん遠方へ。 たまたま見つけた宇陀の情報。こんな素敵な場所があったなんて。 早速近鉄に乗り込み、朝早くから向かう。 電車をおり、本数の少ないバスで到着すると、なんとまぁ風情のある町並み。 観光客もまばらで閑散としていますが、これくらいがちょうどいい。 途中で、この町の老舗和菓子店にこちらでしか売っていないスイーツがあることを見つける。 いままでは甘味はちょっと苦手でまったく興味を持つこともなかったのですが、 友人女子と京都に行ったと時に食べた大福の美味しさに、名物は食べておこうと心変わりしたこともあり、食べてみることにしました。 店へ行けば、文化財に指定されている町並みに溶け込んだ、素敵な趣のある外観。 店内に入るとずらりと和菓子が並んでいます。 この店の名物きみごろもは1個から購入可。 おかみさんに1個(118円)だけお願いし、店の中でいただく。 見た目は一見厚揚げ。 どう見てもスイーツには見えません。 これがいただいてみると、ふわっとして上品な甘み。見た目と味のギャップがなんだか不思議な感じです。たとえるなら、ルタオのドゥーブルフロマージュを上品にした感じでしょうか。 これは旨い!!しかも安い!! もう一個食べようかと思うくらいの美味しさです。 これは、旅の楽しみを教えてくれた友人スイーツ女子に食べさせてあげたい。 土産購入決定。 この後も散策は続く予定だったので、閉店時間を確認して、いったん店を後にしました。 そして散策も終わり、外が薄暗くなってきた頃に再び来店。知人用と友人用を購入し旅を終えたのでした。生ものだけに賞味期限は3日間。 残念ながら、渡せなかった。

8

アメリカ

カフェ

C.Takahashi

週末の夕暮れ時。 ふと思い立って向う大和西大寺。 車窓から見える町並みに惹かれ、ちょっと寄り道して行こうと降り立った学園前駅。 大きな家が立ち並ぶ、こんな場所に?と思えるような落ち着いた雰囲気の素敵な街。 こんな街なら、きっと素敵なCAFEなどあるに違いないと調べてみるとなかなか良さそうなところがヒットしてこない。 さて、せっかく降りたのでちょっと散策してみようかとぶらりしながら、引き続き一息つけそうなところを探す。 すると目に入ってきたのがこちらのお店。 アメリカのカリフォルニアで人気のアップルパイ屋の日本1号店らしい。 こんなところに?と興味が湧き、行ってみることにしました。 夕暮れ時とは言え、とても暑い中歩くこと20分ほどで到着。 通り沿いに目立つ看板。なんとなくカリフォルニア風のトーン。 店の外観もそんな感じで、大きな家の立ち並ぶ辺りの雰囲気の中でとても目立っています。 広めの駐車場の脇に見えるテラス席。 いい感じですが、さすがにこの日は熱過ぎてそこでのんびりと言う気分にはなれない。 扉をあけて入店すると、白基調のシンプルで明るい、建物の大きさの割にはこじんまりとしたスペース。 木製のソファーやテーブル席が3席ほどあり、奥にショーケース。 CAFEというよりイートインの出来るケーキ屋さんと言った感じでしょうか。 17:30に入店しましたが、さすがにお客さんはいません。 ショーケースには華やかさはないのですが、 手作り感たっぷりの美味しそうなパイが5種類ほど並ぶ。 実はこの店に行ったのは、アップルパイを求めてではなく、キッシュがあるらしいから。 どちらかと言うと、アップルパイはちょっと甘すぎに苦手なほう。 ショーケース前に立つと、奥からこの街のイメージにぴったりなとても品のあるマダムが出てきました。 まずはお目当てのキッシュはすでに決定済み。 そしてドリンクは何があるかと見れば、ドリップコーヒー280円など素敵なお値段。 これだけにしようかと思ってはいましたが、どうもアップルパイが気になるので、甘いか聞くと、素敵マダムがアメリカで学んだ味より甘さを抑えているとのこと。 そうか、この方が手作りしているんだ。 ならばとその言葉を信じて、アップルパイもお願いすることにしました。 ちなみにキッシュは温めてくれるとのこと。こんな心遣いもうれしい。 お会計を済ませ、テーブル席へ。 汗を拭き拭きしながら待っていると、 木製のトレイにのったアップルパイとアイスコーヒーが運ばれてきました。 ただそのまま出てくるかと思いきや大きな赤いプレートにハートに抜かれた白いパウダーが描かれ、 その脇に大き目の一切れがのっています。 汗を拭き拭きしているスーツ姿のくたびれたサラリーマンが食べるには、ちょっと不似合いなくらいの想定外の可愛らしい盛り付けに、一瞬たじろぐ。 カットされた面にはたっぷりのりんごが見え、生地は白っぽく、焼き目はありません。 まずは乾いた喉を潤そうと、アイスコーヒーを一口。 そしてフォークでカットしてアップルパイをいただきます。 しっとりとした生地に、たっぷりのりんご。 食感もよく、そしてほのかな甘みにりんごの酸味。 どちらかと言えば、甘みよりも酸味がたつ上品で爽やかな味。 めっちゃ旨い!! 苦手だったはずのアップルパイでしたが、これはまるっきり別物です。 しばらくして温められたキッシュが運ばれてきました。 こちらもいい感じのやや濃い目の味付けに生地がバランスよく絡みある。 当初はこちらがメインのはずでしたが、アップルパイのあまりの美味しさに、美味しいキッシュがかすむほど。 しばし、素敵マダムと話しながら、楽しむひと時。 美味しく楽しい時間を過ごして店を後にしました。 近所にあったら、行列できそう。また食べたいな・・・などと思いながら、駅までの10分ほどの夕暮れの道のりを歩く帰り道。 そしてこの後、驚くべき偶然が判明することなど思いもせずに。

9

兵庫県

カフェ

C.Takahashi

もう、いつ来たかも思い出せないほど久しぶりのポートアイランド。 ゆっくりと散策して、三ノ宮へ。 ランチでもしようと、行きたかった中華街のお店に行くも、目の前で足きり。 しかたなく元町駅近くの渋いラーメン屋で食事をすませ、コーヒースタンドでラテを買ってメリケンパークでのんびりと。 夕方になり、ちょっと肌寒くなったので、再び散策を開始します。 新神戸方面へぶらぶらと。 お茶でもしようとフロインドリーブへいくもカフェ営業は15:00まで、 もうとうに閉店していました。 本日2度目・・・ それではと、三ノ宮近くのこの店に行ってみることにしました。 17:00ちょい前に到着。 ビルの間の狭い通路に白壁の置くにある扉を開くと急な階段。 おっと、すぐそこまで行列が出来ているではないですか。 一瞬どうしようかと思いましたが、1日に二度振られたし、せっかく来たのだからここはこのまま並ぼう。 ちょっと歩き疲れたこともあるし。並んでいるのは、女子ばかり。 階段を少しずつすすんで行き、17:30にようやく入店。 とてもやわらかくゆったりとした店員さんが店内に誘ってくれました。 店内はちょっと薄暗く、温かい光の照明のTHEお洒落カフェ。 一番奥のカウンター席に案内されました。 周りはほぼ女子。男子もいますが、女子と一緒で男ひとりは自分だけ。 完全に間違って入っちゃった系と思われかねない似合わなさ。 目の前にある可愛らしいメニューを開くと、 これまた可愛らしい内容のメッセージとイラスト。思わず見入ってしまう。 大き目のドリンク編とやや小さめのチーズケーキ編をゆったりと。 チーズケーキがおススメっぽいので、たまには甘いものもいいかとセットをオーダーすることにしました。 チーズケーキの種類は4種。 それぞれにあわせてドリンクをお店の人がセレクトしてくれるよう。 店員さんに一番オーソドックスのチーズケーキをセットでお願いします。 ドリンクのコーヒーはもちろんお任せです。 コーヒーはブラックになるけどいいか確認が入りましたが、むしろブラックがよかったのでちょっとだけホッとする。 ゆったりと、優しいときの流れの中、もう一度メニューを見返したり、突然思い立った初夏の旅の計画を立てたりしながら待つ。 しばらくして運ばれたチーズケーキ。 やや小ぶりでこれまた可愛らしい陶器のお皿にのっています。 続いて木製の板が置かれると、その上にこれまた陶器のカップに注がれたコーヒーがその上に置かれる。 ゆったりと丁寧に店員さんが、ビタースイートと言うコーヒーだと言うことや小さなメニューを渡し、楽しみ方が書かれているので、読んでからいただいてくださいなど丁寧に説明してくれましたが、なんとなくかしこまり過ぎて説明が吹っ飛ぶ。 全てが可愛くて穏やか。自分とは真逆なだけに食べるのにもちょっと緊張しそう。 まずはコーヒーを一口。 やや濃い目の自分好みの味。 チーズケーキはちょっとづつ口の中へいれ、コーヒー溶かしていくようにいただく。 味のバランスと整えながらすっと解けていくチーズケーキとコーヒーのバランスが絶妙です。 甘すぎず、なんとも素敵なハーモニーか。 それでも、自分バランス的にはコーヒーが先行したので、コーヒーをおかわり。 ちなみに2杯目からは150円引きのようです。 じっくりと味わいながら、コーヒーもしっかり楽しみたいので半分は残す。 隣に座った女子は、チーズケーキを続けざまに2種食べている。 外はとっぷりと日が暮れて、そろそろ夕食時。 ゆったりとした時の流れのなかのんびりと過ごしていたのかあっという間に1時間は過ぎていました。 この時間なれば、ちょっと飲んで帰ろうか。 いつもならそう思ってしまうところですが、このまま余韻に浸っていたいとまっすぐ帰ることにしました。 お会計をと入り口近くのレジに行く、コーヒーのお代わりありがとうございますと一言。 美味しいコーヒー、しかも濃い目の好きな味だったことや、コーヒー好きの知人に教えてあげたいなどの軽く会話を交わし、また、コーヒーのことを話してくれたりちょっとした心遣いもうれしい。 そして、どの店員さんもゆったりとした優しさに溢れている。 ちょっと驚くほどの、素敵過ぎるCAFE。 一日を振り返ると、ひょっとして女子力高いんじゃないか? なんてふと思ってみたり。 まぁ、どうみても女子っぽくは見えない昭和な見た目ですが。

10

東京都

ダイニングバー

C.Takahashi

今年もやってきた、人間ドックの時期。 毎年7月のど真ん中、真夏に駅から離れたところで受診。 もうちょっと早い時期にしておけば、わざわざ暑い思いしなくてすんだのにと いつも思いながらも、さすがに恒例ごとだしなかなか帰るわけにもいかず。 今年は予約時間がやや早かったこともあり、ドック後の恒例の奥渋谷ランチも選択肢が例年より豊富。 今回は、NHK近くにあるカツ丼専門店にしようか、それともチーズ専門店にしようかと悩む。 しかし、どうもどちらも食べたいと言う気分でもなく、むしろ久々にパスタが食べたい。 そこで今回行くことにしたのがこちら。 歩いて向かう道すがら、松濤の高級住宅街に唖然としながら到着。 レンガ張りのビルにこじんまりとしたファサート。 階段を下りて半地下的な位置にある入り口から店内に入ると、感じのよい店員さんが迎え入れてくれました。 昼なのにすでにムーディーな店内の奥にはカウンター。 ワインセラーなどもある既に飲みたくなってしまうような雰囲気。 席はどうやら2階のようで、テーブルセットの前にメニューを見ながらしばし待ちます。 メニューはサラダ、パスタ、肉、魚などのラインナップで、1,000円台から1,300円台中心。 サラリーマンランチとしては、ちょっとお高めではありますが、この雰囲気とメニューのラインナップから言えば、納得できる。 しばしして2階へ。 温かみのあるライトと内装、洒落た雰囲気の漂うフロアは、13:00過ぎなのに満員。 それもそのはず。客の大半は、有閑マダムたち。 隣は若いデートカップル、右手は金もってそうなマダムたち。 そして人間ドック終わりの短パンTシャツの働き盛りのそろそろ疲れはじめたサラリーマン。 短パンTシャツと言うスーパーカジュアルな姿がおもいっきり浮く。 よくもまぁこんな格好で入れることができたなぁと、自分の神経の図太さとお店にドレスコードがなかったことがある種驚きです。 奥のテーブル席につき、改めてメニューを。 サラダ、パスタ、米(1000円)のほか、肉料理(1200円)などもあり、メニューは週がわりらしい。 先客が食べている大きな器に入ったサラダ、肉料理などがとても美味しそうで、パスタと決めて入店したにもかかわらず心が揺らぎなかなか決めきれない。 しかし、ここは初志貫徹。 真鯛のラグーと茗荷不利っと・大葉・レモンのオイルパスタ(1,000円)をお願いします。 ちなみに括弧書きでタリオリーニと書いてありましたが、まったく食事に興味知識もないだけに、何のことかは??? ちなみに食後のドリンクもついてくるらしく、コーヒーと紅茶どちらにするか聞かれたので、 暑いのにいつもの癖でホットコーヒーを選択します。 待っている間、楽しげに美味しげにしている有閑マダムたちを見るにつけ、働く男子は食べなかったり、コンビ二や立ち食い蕎麦などで済ませているひとも多いだろうに なんとも優雅なものだ・・・などとなんとなく不条理さを感じながら、これが現実かと思ったりしながらしばし待ちます。 店員さんがお皿を持ってきたと思いきや、サラダとパンが登場。 これは想定外。 すっかりパスタとコーヒーだけかと思っていたのでちょっと驚きです。 サラダをいただいてみると、フレッシュ感満載の野菜に上品な味付けと素材の甘味。 これはおいしい。 しかし、再度思うことは目の前で肉料理を食べているとても美味しそうなこと。 いや~やっぱりあちらにすればよかったかな。 サラダを食べ終わるとタイミングよくメインのパスタが登場。 薄切りレモンと大葉が色鮮やかな、爽やかなビジュアル。 量はマダム向けのちょっとお上品な感じでしょうか。 早速いただいてみると、パスタは絶妙な茹で加減。 真鯛のラグーと茗荷フリット、やや塩気が強いかとおもいきや、全体のバランスがよい。 いや~なんて優雅で美味しいランチなのだろう。 休日ランチでもなかなかこんなことないし、 この日が平日であることがよりいっそうそんな気持ちに輪をかける。 あっと言う間に食べ終えると、またまたいいタイミングでホットコーヒーが。 何気なくカップを取ろうとソーサーをまわすと、 なんとスプーンの反対にカステラがのっている。 デザートまでついているなんて。 オレンジピールの利いた爽やかな味で、コーヒーにも良くあう。 うれしい想定外の連続と味。 これで1,000円はCP高すぎでしょう!! 来年の人間ドックが待ち遠しい・・・