行こう行こうと思っていた八尾空港へ天気も良さそうだし、行ってみることにしました。 そして、どうせ八尾まで行くなら、以前から行ってみたかったこの店で食事を。かなりの人気店であることはなんとなく気づいていたので、日曜営業なのか、どれくらい並ぶものなのかを珍しく事前にチェック。 大阪市内中心部からママチャリを飛ばして店前に到着したのは10:00。 JR八尾駅からの歩いたら5分ほどのハナミズキの咲き始める通り沿いにありました。 店内は営業時間前だけにまだ暗く、人影もなし。店前に置かれた予約の台帳にまずは名前の記入から。 一番上の紙はすでに埋め尽くされ、めくって3ページ目にようやく白いスペースが現れ、記入。 ざっと数えてみると、36番目。いったい、何時にありつける?そしてこの日の目的地の八尾空港へ向かいました。近づいたら携帯電話を鳴らしてもらえるらしいく、近隣の観光スポットやGMSをぶらつきながらCALLを待つ。 しかし、いよいよ時間をつぶすのも厳しくなってきた。いったん、どんな様子か見に行ってみようと再び店にむかう13:30過ぎ。 店内は当たり前ですが満席で、店内からその忙しさが伝わってくる。 あと何組だろうと聞くに聞けず、一旦外にある椅子に座って休んでいると店内から店員さんが出て来て名前を聞かれました。恐る恐るあと何組か聞こうと思うと、台帳をめくり確認しようしてくれました。 サッと見た感じ、まだ10組以上はいそう。 ところが、ちょうど次の予約のお客さんの来店待ちだったのか、席は空いていたようで、通してもらえました。期待通り、ラッキーです。 店内に入ると、カウンターのみ15席くらいでしょうか。 とんかつ屋というよりも、鉄板焼き屋的な高級感のある落ち着いた雰囲気の店内。客層は20代中心に若い印象です。 まぁ、長時間待たなければならないし、重めの食べ物だしそりゃそうか。 カウンター越しでは、見るからに職人な店主と思しき方とスタッフがテキパキと動いている。 どこか緊迫感のあるこの雰囲気に若干萎縮してしまうくらいです。 早速目の前から出されたメニューを見ると豊富なラインナップとさすがのとんかつ屋お値段。 コースやヒレ、海鮮系など美味しそうな、食べたいものがずらりと並びますが、あれこれ食べずにオーソドックスでリーズナブルなもの食べてみようと、 ロースの定食を選択することにします。 しかし、オーダーをいれようと思ったその時にチラッと目に入ってきた、店名のついたマンジェ(1280円)なるメニュー。 店名をつけるにはこだわりがあるに違いないとこちらをオーダーすることにしました。 オーダーするや否やソース、キャベツののったお盆がセットされ、オリジナルのドレッシングが置かれる。ちなみにごはんとキャベツはお代わり自由。 目の前では、油の中に肉が入れられ、どんどん揚がっていく様子が見え、ささっと油に通し、揚げてからしばらくバットに置き、熱がいい感じで通ったくらいに盛り付けをして提供しているよう。 そして壁には、チョークで書かれた揚げや素材、提供するものへのこだわりがかかれている。 入店のタイミングがよかったからなのか、思いのほか待たずに出てきました。 まずは赤出汁から。これが驚くべき美味しさ。この出汁、いったいなんだろう?後から黒板に書かれていることに気づいたのですが、豚のすねを使っているよう。 なんとも上品でバランスのいい、上品なお味か。 続いて、たっぷりとドレッシングをかけたキャベツを。 な、なんとこちらも旨い。思わず一気に食べてしまいそうに。 肉に行く前に、お新香のたくあんといぶりがっこをご飯と共に。いや~肉にたどり着く前に、これだけで満足。ごはんもお代わりしてしまいそうです。 そしてメインイベント、肉。 まずは1かけを箸でとると、中は綺麗な桜色。 ビジュアルがすでに美味しい。 2種のソースのからまずはおろしポン酢をつけていただいてみると衣はサクサク、肉はやわらかくて香草でも振られているのか、とっても爽やかな味。 これはヤバイ奴だ・・・すべてが高次元でバランスのいい上品さ。 これぞ美味しい料理!! 久しぶりのこのレベルの味に出会いました。