C.Takahashi

C.TakahashiさんのMy best 2016

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大阪府

ホルモン

C.Takahashi

知人が会うたびに「旨いホルモンやが西中島南方あるから行こう!!」と 春先からずっと言われて続けて早数ヶ月。 ようやくこの日がやってきました。 18:00開店らしいのですが、並ぶことは必死のようで17:30に駅集合で、ほぼオンタイムで合流。 歩いて2分ほど、店前につけばすでに結構並んでいる。 半地下の店舗前の階段には、ベテランたちや若い女性たちも見受けれます。 人数を数えると10人ほど。これならギリギリは入れそうみたい。 後から後から人は訪れ、列は伸びていきますが、中には断念して帰っていくグループもあります。 15分前に女将が現れて人数数えだす。 さぁいけるか・・・ 残念!!なんと目の前まで1ラウンド目が終了です。 いや~ついてないなぁ。 一旦、時間つぶしに近くでお茶でもしようか、それともこのまま並ぼうか。 この調子だと列は増えていくに違いない。 2ラウンド目まで逃したら、それこそどうしようもないと、 階段下の店の外に置かれた丸椅子に座り待つことにします。 1ラウンド目はいったいどれくらいろう。 1ラウンド目に入った先客は半数は女性。ちょっと時間かかるかな・・・ 事前に聞いた話によれば、店の大将はかなりの職人肌で黙々と仕事をし、 静かに、早く食べて店を後にしなければならないような雰囲気らしい。 時には、だらだらやってると、さようならを告げられることもあったらしい。 それなら1時間も待て入れるだろうか。 店内の客が何を食べているのだろうと窓の隙間から見える店内を覗き見し、 お茶で喉を潤しながら今か今かと待つ 45分が過ぎたころ、雑炊らしきものが出されるのがチラホラ見えてきた。 よし、もうすぐだ。 結局待つこと1時間ほどで、一気に会計が始まる様子が見え。 ほぼいっせいに店から先客が出てきました。 入店前に行きなれた知人から「今日のメニュー選びは、おまかせおくれ」と言われたので、 もちろん二つ返事でOKします。 店内に入るとくの字カウンターで10数席ほど。 カウンター越しでは見るからに職人気質っぽい大将、女将の2人だけで、 がきびきびと殺気だつとまでは言わないまでも縦横無尽に動きながら切り盛りしています。 入り口手前の席に座ると瓶ビール(550円)をオーダー。 カウンターにのせられた瓶とグラスをとり注ぐとまずは乾杯。 お通し的に自動的にもつ煮が出てくるらしく楽しみに待つ。 左の壁に貼られたメニューを見ると基本的には1品400円が中心。 値段もなかなか安い出ないですか!!さすが大阪。 チレ刺し(400円)をオーダーし、出てくるのを待ちます。 まず出てきたのは、平たい皿に何種類ものモツで構成されたモツ煮。 大阪のもつ煮は関東で多くでてきたものと違い、味噌や塩、醤油のスープなどに煮込まれたタイプではなく、それだけが薄い塩味で煮込まれ汁なしが多い。こちらもそんなタイプ。一緒に大量のネギが器に入れられ渡されます。 まずはモツだけでいただく。 口にいれれば、なんともまぁ柔らかい、そして上品な味付け。 思わず笑みがこぼれる。そう、美味しいものを口にすると笑みがこぼれるのが自分。 その上品さに、ただならぬものを感じます。 続いては、チレ刺し(400円)はユッケのようなビジュアル。 鶉の卵を混ぜてネギをたっぷり入れていただくと、ポン酢の風味とあいまって新鮮でサッパリ。 脇から口直しなつオーダーをしたのでなんだろう?かと思えば、出てきたのはしば漬け。 こちらがまた上品な旨い味。 ミノゆびき(400円)、生せんまい(400円)と次々にオーダーを追加しています。 笑いが止まらない上、食べるのに集中してしまい酒がなかなかすすみません。 そんな様子をみた知人が、もっと飲もうと促してくるので、ハイボール(280円)をオーダーします。 女将がグラスをカウンターにのせると、ガラス瓶に入った透明な液体を注いた後、 最後にジンジャーエール注く。表面は海面張力で盛り上がり、溢さないところ芸術的注ぎかた。 そっと手前に引き寄せ、スッとすすってからグラスをテーブルにおきます。 味は焼酎?泡盛?ウォッカ?度数は低めでサッパリしているので比較的飲みやすい。 しかしこの飲み物、ハイボールとは言えその味からいったいなんなのかまったく想像がつかない。 さて走行しているうちに出てきたホルモンは、湯引きのキレイな色合い、 コリコリとして噛めば噛むほど味わい深く、いつまでも噛んでいたいと思える生せんまいと言い全てが上品。 ホルモンを食べていると言うより、どこかの高級割烹で食事をしているような気すらします。 更にオーダーは続く。 とろっとろのテールシチュー(400円)、分厚く柔らかなコールタン(400円)、 口の中で上品に薫るネックスモーク(400円)、癖なく新鮮極まりない心のたたき(400

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大阪府

立ち飲み

C.Takahashi

週末の夕方。 無理やり作った京橋への用事。 早めに済ましぶらり駅前散策。いや~京橋もなかなかディープエリア。 商店街はさほど歩かず、真っ先に向ったのが立ち飲み屋が軒を並べる通り。 17:30だと言うのにすでにどこも満員です。 一杯だけやって帰ろうかとどこに使用か物色します。 どんどん奥地へすすんでいくと、ようやく入れそうな店を発見。 とは言え、人が斜めに立ってですが。 よく聞くのが、満員そうに見えても、入れば皆斜めに傾いて入れてくれるとの噂。 こりゃ思い切って試してみるか。 店内に入ると、そこまでせずになんとか立つことが出来ました。 目の前の若い大将にいきなり飲み物を聞かれたので、 店内をキョロっとして急いでメニュー探し、瓶ビール中(410円)を。 そしてつまみは、とりあえずお造り3点盛り(500円)をオーダーします。 刺身はカウンター越しからすぐに手渡されました。 500円にしてはなかなかのボリュームな上、3点どころか4点?くらい入っている。 ベテランで賑わう店内で刺身で一杯はいい感じ。 若い大将に「初めて?」と聞かれたのでそうだと答えれば、 なんとサービスで揚げ物をいただく。 隣にいた常連らしきおじさんが「右奥にいればもっとサービスしてくれるよ」などと笑いながら話しかけてきた。 若い大将が店の名刺を手渡してきたので見れば、若い大将とは違った顔入りのもの。 その顔の主は、右手奥側で切り盛りをしている大将の顔らしい。 歴史を感じる立ち飲み屋でまさか名刺を渡されるなんて・・・ちょっと驚きです。 その後は隣にたつ常連のおじさんと店の世間話をしていると、 この店はかなりの年数営業していて、隣の店や裏側にある魚介系の店もこの店からの独立?組のよう。 こちらがこの界隈での元祖そも言える店みたい。 客は次々に入ってはでていくの繰り返しで常に満員状態。 2杯目からはハイボール。 おつまみ何かたのもうと壁に貼られたボードのボードのメニューを見れば、 100円台から200円台中心とセンベロ価格。いろいろと迷った結果、ポテトサラダを追加。 これがなかなか家庭的な味でいい感じ。しかも100円台。 そうこうしていると、またまたサービスとたこ刺まで登場。 つまみ、たのまなくていいじゃん・・・ とは言え、食べたいものはたくさんある。 おじさんがこの店の名物と教えてくれた湯豆腐(160円)を追加。 これがやさしい味で〆にはピッタリ。 隣のおじちゃんとずっと話しながら飲む1時間が、これまたいいアテになりました。 瓶ビール、ハイボール3杯ほかおつまみ3品でお会計は〆て2,050円。 センベロとはなりませんでしたが、大満足の価格。 こりゃ、再訪しちゃいそうだな・・・

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大阪府

焼肉

C.Takahashi

大阪ママチャリ旅のスタート。 まずは、大阪らしい大阪の町並みを散策してみようと難波から天王寺エリアへと向います。 なんばの繁華街でぶらぶらした後、自転車でちょっと行けばもうそこは住宅街。 このギャップがなんだか面白い。 続いて動物園前、そして阿部野橋で買い物などをしていたら気づけば夕方。 昼のみはしたいものの、ちょっと気が引けるところもあり、我慢していましたが、17:30を過ぎればもういいだろうと店を探す。 ここは難波に戻ってと思いきや、帰りの道すがらこの店を発見。 店前には自転車がたくさん停まっているが大丈夫か? 外から覗けば、立てそうな感じだったので入ってみることにしました。 店内は、おっちゃん達で賑わうイメージしていた大阪らしい立ち飲み。 かなりDEEPな感じが「求めていた店」にピッタリ当てはまる。 店内に貼られたメニューを見ればホルモン中心に豚足やポテトサラダなどのちょっとしメニュー並んでいます。 そしてその値段は、とにかく安い。 ホルモン焼き140円~220円でつまみも100円など。 一部肉の部位によってはもうちょっと高いものもありましたがこの安さ。 そしてドリンクは、ビール大瓶が400円に生ビール220円サワーが220円などこれぞ正にセンベロ価格。 ざわついた店内でオーダーの声が通るようおおきな声で、樽ハイレモン(220円)、煮込み(220円)をオーダー。 壁に向って立っていましたが出来たことを告げられると、振り返ってカウンター越しの店員さんから客の隙間に手を伸ばしてそれぞれ受け取る。 このお店、全て器がプラカップらしい。 つまみとドリンクは値段によって器のサイズが違い、会計がわかりやすくなっているシステム。 ハイレモンの後に呼ばれて受け取ったのは、煮込みが来たと思ったら手渡されたのはなんと豚足。 おっとこれはミス?ここで突っ込んでもしょうがないのでいただくことに。 近くに立つおっちゃんたちの競馬やら仕事やらの話をつまみにいただくみれば、トロットロに煮込まれた豚足は口の中でとろけるようでなかなか旨い。 人はどんどん入れ替わり気づけば中も外も一杯。 こてこてのおっちゃんばかりではなく、日曜日のお父さんっぽい感じの人や比較的若めのお兄さんなどが入っては出てが繰り返される。 この中では、おそらく自分もかなり若い方でしょう。 続いてホルモン(140円)、生ビール(220円)を追加。 鉄板で焼かれたホルモンの味に、どこか哀愁を感じずにはいられない夕暮れ時。 〆に豚ハラミ(240円)を塩でオーダーしササッと食べて撤収と思いきや結構時間がかかった。 これだけひっきりなしに客が出入りし、オーダーも頻繁に入ってたらそんなもんか。 30分ほどの立ち時間。お会計は1040円。 正にセンベロ。 AWAY感のたまらない、ちょっと居づらくもあるこの感じがなんともある意味心地よい。 今度こそは、煮込みを食べに行こう。

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大阪府

魚介・海鮮料理

C.Takahashi

35℃オーバー猛暑日が続く日々。これが大阪の夏と言うものか。 やや涼しくなった夏の終わりの週末に、せめてもの最後の夏気分を味わおうとひらかたパークザブーンへ。 風が強く、ちょっと肌寒いくらいでしたが、のんびりと終わり行く夏のひと時を楽しみます。 さて、帰り道にちょっと軽く一杯やっていくか。 本来なら最寄り駅とも思ったものの小さな駅の周辺にはここと言うところもない。 京阪に乗り込み、とりあえず京橋で途中下車することにします。 駅を降りると以前店前を通りかかり路上脇のオープンエアの掘っ立て小屋の その外観が気になっていたこの店へ、並ぶのは覚悟のうえで行列具合をとりあえずみようと行ってみます。 到着したのは17:30過ぎ。 遠めに見えた人気ラーメン屋かと思うような行列は、近づいてみれば20人6組待ちくらい。 これなら、さほど待たずにいけるかもと並ぶことにしました。 車や自転車、そして歩行者がガンガン通り過ぎる路上脇の列はドンドン後ろに伸びていく。 シャキシャキと動く若い女子スタッフや楽しそうに、にぎやかに飲んでいる先客の姿をみながら並んでいると、 大将とおぼしきが並ぶ列に挨拶して回る。なんとも好感が持てるではありませんか。 女性スタッフに席に案内されたのは並ぶこと20分後。 比較的早く席につけたのではないだろうか。 左手の1人、2人で来ている客ばかりの席につくと、早速オーダーを聞かれる。 初訪問だと告げると、ちょっと離れた左手メニューがに貼られたところまで案内されました。 メニューをみれば、ホワイトボードに本日のおススメで刺身や海ぶどうなどの海鮮系が書かれている。 この時間にすでに品切れのものもありますが、価格は450円から900円くらい。 下には「おまかせ3点セット!!」なる定番メニューかかれており、2~3人向けの赤身1人前セット(2,400円)、トロ1人前セット(2,850円)、大トロ1人前セット(3200円)や 4~5人向けの2人前セット(5,250円)、6人以上向けの(7,560円)など。 他にもまぐろを中心とした刺身の単品が600円~や酢の物などがあります。 ちなみにドリンクはアサヒの大瓶(550円)やハイボース、焼酎、ワイン、日本酒と種類もそこそこあり。 店構え、そしてここが大阪のDEEPな雰囲気のエリアと言うことから考えると 一見、値段的にはかなりいいお値段な印象です。 量的には2名以上と言うことではありますが、まぁまぁそれなり。 ビール1本に赤味セットたのんで3,000円オーバーか・・・ 軽くセンベロのつもりが想定外の出費になりそうだと思っていると、女子スタッフがレギュラーメニューは1人では量が多すぎるので、赤身とトロで1,050円の一人用も出来ると言ってきたので、迷わずオーダー。 そして鉄火(450円)をすすめられて、帰った後飯を食べようと思っていたものの ついつい勢いでオーダーしてしまいました。飲み物は、アサヒ瓶ビール(550円)を。 こちら、店の右手にあるドブ漬け的な冷蔵庫からグラスとともに自分で持ってくるスタイル。 氷の敷き詰められた冷蔵庫の一番奥に眠る瓶を取り出し、テーブル席へと戻ります。 こちらがまぁギュウギュウの詰め状態で、 いかにもな大阪のおもろいおっちゃんが賑やかに話をしてまともに立てないような状態。 スッとよけて空けてくれたかと思えば、いきなりフレンドリーに話しかけてくる。 や~これぞ大阪!! 皆と賑やかにやっているのですっかり周りの人は連れかと思っていたら、 なんと他の人はみな一人客ばかりだった。 そしておっちゃんと言えば、実は後ろの席の客。 恐るべし、大阪のおっちゃん。 おっちゃんが注いでくれたビールを飲みながらちょいちょい話していると、 お一人様赤身&トロの盛り合わせが運ばれてきました。 赤身は角切りに、トロはでかでかに捌かれた3枚で見るからに新鮮そう。 続いて鉄火も。 刺身が飛び出したふぞろいな感じの6個。これはこれでいい感じ。 赤身からいただくとぶつ切りだけにしっかりとまぐろの味がが楽しめていい感じ。 トロも食べ応え十分。 隣の客が素敵な盛り合わせだったので、あれは何かと女性店員に尋ねれば2~3人向けの赤身1人前セットらしい。 いや~旨そう・・・ 触発されて酢の物などちょっと追加しようと思いましたが、これで〆。 女子スタッフにお会計をお願いすると2310円。 サイフをみると300円はあったものの10円玉がないため、5,000円札渡すと女子店員さんが300円を要求。10円サービスしてくれるってことか。 女子スタッフの粋な計らい。 店のシチュエーションといい、この雰囲気といい、素敵すぎ。 行列できるのも頷けます。 次回は、ちょっといい値だけど絶対2~3人向けの赤身1人前セットにしてや

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大阪府

立ち飲み

C.Takahashi

定期的に訪れる先輩からの連絡。 そう、この日も飲みが決定です。今回はどこにしようか・・・。 ほぼお決まりの扇町の得一を越えるCPはなく、この日も得一で待ち合わせ。 最終の新幹線までの数時間の飲みの始まりです。 18:00に集合し飲み始め、19:00過ぎで一軒目は終了。そして酒も入れば当然2軒目。これもいつものこと。今回は、先輩が行ってみたい店があるとのことでついて行くことにしました。 目指すは、天満駅近くで風の森という銘柄の日本酒しか置いていないらしい。 ガード沿い、南側の人けの少ない通りの角にぼんやりと光る灯り。 一升瓶が飾られた黒ベースの外観がちょっと洒落て見えつつ、ビニールの入り口がまた渋くもある。 店内に入れば、ちょっと狭く角打ち的な雰囲気もしっかりある。客は少なめでみな静かに飲んでいる。怪訝な顔をしてこちらを見る店主。この感じが何とも言えない雰囲気です。 壁には酒のメニューが貼られ、確か風の森のみ。 おつまみは枝豆や鴨の燻製の他、缶詰、駄菓子系のお菓子など正に角打ちです。 席に座ると有無を言わさず注がれる風の森。その中でもアキツホほ言うものらしい。 こちらなんと一杯290円。うわっ安い!! 手で持つとこぼれてしまうから、すするようにと指導が入ります。 こぼしたらもったいないと言うことからでしょう。 口に含むと微発泡で口触りよくサッパリとしっかりとした味で旨い。続いて一升瓶を持ってきたかと思うと、仕込み水らしく。 ちびちびとやりながら、酒の旨さに酔いしれます。 上から順にと2杯目をいただきますが、こちらもまた爽やか。正に風の森とはよく言ったものだと思える爽やかな薫り口の中に吹き渡る。 大将は途中で入ってきた若いには、一杯も飲まさず追い払うなんてことも起こったり。 大阪は、この辺がとってもストレートだな・・・ ちょっと酔っぱらってよく気分よく喋る大将だなぁとくらいにしか思いませんでしたが、そのこだわりはすごさに感服。 その後も次々と別な種類を飲み進めて遂にグランドスラム。いや~どれも旨かった。 酒もさることながら、お店も気にってしまいました。ディープエリア天満の中でも、こちらは相当ディープ。 ちょっと内緒にしておきたいくらいのお店でした。

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大阪府

中華料理

C.Takahashi

相変わらず続く、客人。 夜のみのお誘いについつい同行してしまうのは性分だから仕方がない。さて、今宵はどこへ行くのだろう。 先輩についていくとたどり着いたのはこちらの店。 レンガ造りに蔦が絡まりライトアップされたその外観がなかなか素敵。 一歩建物の中に入れば、そこは歴史を感じさせる渋さ。北浜は本当にこんなお店が多くていい感じです。 店は建物を入ってすぐ右の階段を下りた地下にありました。 店内は左手に座敷、奥にテーブル席が広がる、街の老舗中華やってところでしょうか。 土地柄か、客層はほぼサラリーマンで、女子も結構多い。 入り口すぐのテーブル席に座ると愛想よく出迎えてくれたママがいろいろ話しかけてくる。 とりあえずの生ビールを注文し、つまみを考える。 カジュアルな中華でお値段もさほど高くない。 壁にもメニューが貼られており、それぞれが食べたいものを選ぶ。 選んだラインナップは、ザーサイ、餃子、青菜の炒め、マーボ豆腐、から揚げ。 込んでいる割には割りと早く出てくる料理たち。 大陸系のスタッフもいますが、ママが割り込むかのようにオーダーを聞いてくれたり、 ちょいちょいいろんな話をしてきてくれたり。 この軽快さがなんともまぁ心地よいのか、いい味を出していると言うのか。 中華な飲みはしっかり食べられるし、のんびりもできるし悪くない。 名物らしい?天津カレーチャーハンを〆にたのむと、しっかりおなかも満腹。 店も料理もそしてママもしっかり味のあるお店。 北浜も奥深い。

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大阪府

中華料理

C.Takahashi

今宵も客人。 突然入った「今夜一杯どう?」とのメール。 二つ返事でOKで返します。 そして辺りも暗くなったころ、向った先は淀屋橋から北浜方面。 ちょくちょく利用しているAPAホテル近辺でした。 あまり時間が経っているわけでもすでになんだか懐かしい。あたりは結構飲食店が立ち並び、しかもいい感じの雰囲気のお店が多数。 しばらく歩いてついた先が北京料理店と書かれたこちら。 いやま~老舗中華料理店的な渋い外観がなんとなく「知る人ぞ知る」的ないい感じの店構えです。 店内に入ると外観からかもし出される雰囲気がそこにあります。 なんとなくの殺風景さはどちらか言えばカジュアルな街の中華屋。 まるで現地に居るような感じすらします。 そしてこの日、広々とした店内は空いていてこれがまた渋さに輪をかけています。 奥の席に座ると店員のおばちゃんにドリンクメニューを聞く。 ビールはビンのみ、あとは紹興酒などそんなに豊富ではなさそう。 とりあえず瓶ビールを2本オーダーし、早速乾杯。 食べ物はどうか。 これまた中華料理店のように写真入でしっかりとしたものとではなく、紙の裏表にしかない。 ずらっと素材カテゴリごとに並んでいますが、値段が書いてない。 内心、「中華だけにそこそこするのだろう」などと思いならも、そんなことは気にしてないかのようにどれにしようか皆で見てみます。 4人で来ていたため、まず3品くらいかなと思いつつとりあえずおススメを聞いてみる。 鶏天が人気あるらしいので、まずはそれをオーダー。もう一品は、肉団子を。 他におススメがあるかとたずねると、おばちゃんは 「一皿がかなりの量あるからまずはこれだけにしてみて」と とにかくデカ盛りを強調。4人も居るし、ちょっと少ないくらいだろう。 皆一様にそう思っていましたが、しばらくして出てきてみたら確かにデカい!! 想像していた皿の大きさのおそらく2倍くらいのサイズに山盛りに盛られた鶏天。一瞬不安になる。 さて、いただいてみましょう。 熱々でサクッとし、油っぽくなくてカラッとしているので、結構さくさくいける。 なかなかいい感じじゃないです。みるみるとなくなっていく。 続いて出てきた肉団子も同じく大皿にのってきて、所狭しと小ぶりな、何もかけてない状態。 並んでいる様がなんだかおかしい。 こちらも鶏天同様にサクッと、感覚的にはポテトフライを食べる感じの軽やかさ。 これならこのデカ盛りサイズでもまだまだいける。 次のおススメは・・・ 実はおばちゃんは聞くたびに「たまご料理」と毎回言ってきたので、 これだけ言うんだから旨いんだろうと玉子肉入りつけを。 こちらももちろんデカ盛り。 こちらはなんだかちょっと家庭的な味付けで、濃すぎずご飯がなくてもいいおつまみになる。 ところが・・・こちらを食べ始めたらかなりヘビーになってきた。 箸がのびるスピードも徐々にダウン。 そんな中でさらにもう一品とオーダーしたのはカレー焼きそば。 こんな状態になってきたのにもう一品と皆で気になったカレー焼きそばを。 一応おばちゃんに量を聞いたがやはり多いとのこと。運ばれてくるとまったくその通り。 軽やかでサッパリめ、さくさくいけちゃう旨さ。 これだけランチで食べに来るのもいいね!!と全会一致。お会計は・・・途中で一人増えて3,000円。 瓶ビールや紹興酒をそこそこ飲んでいたし、中華屋であることを考慮すれば、かなりお安い印象です。 決してお上品な味でも雰囲気でもないですが、 素朴で中国の街角に本当にあるんじゃないかと思える味と雰囲気がかなりいい感じ。 デカ盛り、一人で挑戦してみるかな・・・ そして後日、大盛の恐ろしさを知りました。

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大阪府

洋食

C.Takahashi

東京からの情報が突然舞い込んだ春先。携帯に送られてきたのはURLのみ。見れば大阪の有名デカ盛り店の情報。デカ盛りはもう食べられないし一人で行くのも、笑いや悦びも共有できないとなんだかそんだなぁと思いつつメモっておくことにしました。 そして訪れた食欲の秋。 自転車旅にネタ切れ感もある。そして紅葉を見に行くにもまだちょっと早い。 中途半端だけれど、気候だけは間違いなく最高な季節だけに 朝昼ごはんということで向かい、到着した時間は11:30過ぎ。 外観はとっても渋い喫茶店。 事前情報がなかったら、間違いなく入ろうとは思わなかったでしょう。 さて、デカ盛りを完食するという大仕事に覚悟を決めて店内へ。店内にか入るとウッディーなリゾート地にありそうな喫茶店的な雰囲気。 すでに先客でほぼ満員ですが、カウンターには座れそう。店内に一歩踏み入れると、女将が出て来てモーニングは終わりランチは12時過ぎじゃないと作らないとかなり強い語気で伝えられる。この光景に、店中がひく感じ・・・ めげずに時間をずらして行くことにします。 茶屋町辺りをぶらぶらして、12:15に再訪。 恐る恐る覗いてみると、今度は「まだご飯が炊けてない!!」と言われましたが、パンならあると言ってくれました。 はじめてくるので店のメニューやシステムまでもわかっていないので、ぜんぜんそれでいいのですけどと入店することにしました。 若いスタッフと2人で切り盛りしているようでしたが、店内のテーブルはどれも強者どもが夢の跡のような食べ終わったお皿が散乱している感じ。 きっとオープン時から満席で、ちょうど落ち着いた頃なのでしょう。 お皿が片付けられていた奥のテーブルに座るとメニューを渡される。 ご飯はまだ炊けていないとの繰り返しがあったので、パンつきメニューの書かれた欄をみます。 お値段はごはんものも含めてどれも1,000円オーバー。金額だけ見れば、決して安くはない。 Y定食なるものが唯一の3ケタ台ですがたのめないんじゃ仕方ない。 一番リーズナブルなハムエッグのパンつき(1000円)をオーダーすると、付け合せの何かがない!!とここでもまた残念なお言葉。 と思ったら、代わりに浅漬けおでんなるものをかわりにつけると言ったので、それでよいですと伝えてようやく落ち着くことが出来ます。 店内にはところ狭しとサインは演劇のポスターやパンフなどが貼られている。 出来上がるのを待っていると、次々と店にはお客さんが入ってきます。 同じように「ご飯がない!!」で一旦後にする人や遠くからグループで訪れたらしいベテラン女子、マラソンのために毎年関東から来ている人など、デカ盛りにもかかわらず、世代を超えたさまざまな客層。 先につけ合わせと言う浅漬けおでんなる練り物3品が出てきました。 そしてサービスだとコーヒーをカップに注ぎ渡してくれました。 しばらくして出てきたお皿の衝撃。 直径3~40センチはあろうかと言う大皿一面広がるハム。その数10枚はあるでしょうか。 しかし、このハムの下に隠されたたまごはいったい・・・ そんなことを思っていると、パンが出てきました。 これがまた、デカい!! おもわず、「こんなにですか・・・」とママに言えばうれしそうにニヤニヤ。見ただけできつい。 まずはおでん。単なる味がしみこんでいない練り物ですが、サッパリして悪くはない。 さてハムエッグ。 とにかく勢いが大事とガツガツいただき始めましたが、卵とは言えかなりの破壊力。 おそらく卵は10個くらい使っているのでしょう。 半分くらいからすでにつらくなってきます。黄身を潰し、パンにつけて必死に食べる。 隣のマダムたちは、サンドイッチをたのんだようですが、数を自分で選べるらしく、3~4オーダーしています。 そしてそちらもなかなかのパンチ力。 店内は笑いの渦に巻き込まれ、ママもうれしそうに笑っています。笑いながらも、心はここにあらず。必死で食べてようやく完食。 量もさることながら、同じ味をひたすら食べることの辛さもあいまって苦しい。 やはりこの手の店は一人ではもったいない。 のマダムたちは、サンドイッチをたのんだようですが、数を自分で選べるらしく、3~4オーダーしています。 そしてそちらもなかなかのパンチ力。 店内は笑いの渦に巻き込まれ、ママもうれしそうに笑っています。量もさることながら、同じ味をひたすら食べることの辛さもあいまって苦しい。 やはりこの手の店は一人ではもったいない。 その日の夕食は、もちろん抜き。 2食で1,000円なら安いかな。

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大阪府

立ち飲み

C.Takahashi

休日はどうも飲みに行く気が起きない。 長い生活習慣のせいか、昼からでも飲めるのにどうもそんな気が起きません。 しかしよくよく考えてみれば、平日ではなかなか行くことの出来ないエリアに行く時間はたっぷりある。 ちょっと生活改善してみようかと思い立ち向うなんば。 今まで通ったことのないエリアや道をぶらぶらとしながら、この日の目的地のこちらに到着です。 繁華街からは外れ、マンションなどの住居メインのエリアの路地にひっそりと見えた入り口。 暖簾をくぐり店内に入れば、ひっそりとしたTHE立ち飲み屋の雰囲気。 土曜日だからは比較的空いており、先客はほぼ一人客ばかり。 皆静かに飲んでいます。 こてこての立ち飲みながらBGMにはjazzが流れているのがちょっと変化球。 店主の趣味でしょうか。一人で切り盛りしている店主は静かで口数の少なさそうな印象です。 入り口手前に立ちカウンターに置かれたメニューを見ます。 まず目に入ってきたのはおつまみの面。 つまみは値段は4ランク。 ひとてまがかった煮込み系が200円、その他おでんやハム、ポテトサラダに乾きものなど100円中心。 裏返してドリンクを見ると、サッポロ黒ラベル大瓶400円に発泡酒や日本酒、マッコリ、ワイン、焼酎、ウイスキーなどが200円、ちょっといいめの焼酎かワンショットで400円のセンベロ価格。 お好みの白州が400円なんてうれしい限りです。 これは2杯目決定です。 キャッシュオンのようなので、お金を目の前のかごに入れようかと思ったら、10,000円札しかなかったため崩してもらい、そのついてでにオーダー。 サッポロ黒ラベル大瓶につまみでもつ煮込みを。 出てきた瓶ビールを飲みながらつまみを待てば、想像していた「煮込み」とはまったく違った、 汁なしの茹で上がった大降りのごつごつしたモツが皿にのり味噌がついている。 このタイプは初めてです。 まずは味噌のみなめてみると、これが旨くてこれだけでいいアテになる。 もつはとにかく柔らかく、口の中に入れると溶けていくようです。 これはあり。 ちょっとテーブルが寂しいので、ポテトサラダ(100円)を追加でオーダー。 これがまたほのかなカレー風味とすり潰さずマッチ棒状にカットしたジャガイモの食感がいい感じ。 つまみはどちらも旨い!! 2杯目は、予定通り白州(400円)を飲み方を聞かれ、ロックに。 チェイサーとともにおかれた白州を飲むころにはいつの間にかBGMはカーペンターズに。 いや~一人でゆったりと飲むにはいい感じ。 閉店時間の22:00が迫っていたので、ササッと飲んで退散。使ったお金は1,100円。 味よしCP良し雰囲気よしの、立ち飲み屋でもかなり素敵なお店。 つまみながら飲みながら、休日飲みの楽しさを実感。 休日の楽しみ方が、ひとつ増えました。

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大阪府

カレー

C.Takahashi

だらだらとした日曜日。 たまにはいいのかもと思いつつ、いややっぱりもったいない気もする。 せめて晩飯くらい外でと向ったアメ村。 どうも食べたいものがないと思いつつ、東京ではその行列になかなか食べに行く気がおきなかったレッドロックに行ってみようとぶらぶらと店に。しかし、ちょっと店の場所を間違って違う通りに入るとスパイスのような薫りが一角にうっすらと流れる。 そのなんともいえない香りに、どこからのものかと花を頼りにすすんでいけば、 以前来て見たけど運悪く閉まっていたこの店に。 うん、間違いなくここだ。 カレー気分でもないのに、スパイスの香りって不思議な魔力。 古い建物のと入り口一面に貼られたバンドのライブ?やら興行やらのフラーヤーが 怪しさを醸し出しているこの店のファサートにちょっと勇気を持って思いっきり扉を開けてみました。 すると・・・店内は、昭和も昭和。 ものすごい歴史を感じさせる喫茶店?いや、とんかつや?いや定食屋的な店内。 豊島園の某テレビ番組でも取り上げられた「喫茶午後」的な雰囲気。 店内にはところ狭しとサインが張られ、左手のカウンターと厨房はアクリルで仕切られている。右手、奥にはテーブル席もあり狭い感じも受けつつも席数はそこそこあります。 店は厨房内におっちゃん、おばちゃん、フロアにはその子供夫婦?と思しき4人スタッフ。 この店で4人は多くないか?きっと家族経営なのだろうとちょっとした詮索をしながらメニューをみます。 以前この店に来たのはカレーが人気インプットされていたので、メニューはてっきりカレーのみと思っていましたが、まったくの勘違いで、カツ丼、中華丼、揚げ物、から揚げパスタ、サンドイッチにラーメンなどなど完全に和洋折衷のTHE定食ではありませんか。お値段も500円台中心でかなりリーズナブル。こんなところも昭和の薫りが残っている。 ちょっと脂っこいメニュー表を見ながら、一瞬何にしようか迷いましたが、セイロンライス(500円)なる???なメニューを見つけたので、それが何かもしらずにオーダー。 しかも大盛り(100円)で。 店内は、若者や家族連れなんかもおり、特に家族連れはきっと、親御さんが若かりし日に来た青春の一ページなのでしょう。でないと、このエリアでこの店に子供をつれてくるなんて考えられません。 そんなChaosな感じもまたDEEP。 しばらくして出てきたセイロンライスは、一言で言うと「飲むカレー」。 ルーとライスがセパレートされておらず、カレーでご飯を煮込んだ感じ。 中心には生卵の黄身がのりビジュアル的にもかなりのインパクトがあります。 ぐしゃっと系のカレーはあまりお好みではないものの、見た目も香りもかなり旨そう。 具は細かな牛肉と玉ねぎのみととにかくシンプルです。 スプーンですくっていただいていみると、シャバシャバ過ぎずしっとりとした感じで、かなり強烈にスパイスが効いて旨い!! しかもスプーンですくいやすいしとっても食べやすくもあり。額にしっとりと汗がにじんできます。 結構な辛さの印象ですが、辛いものは得意なほうなのでこれくらいで丁度いい。 卵の黄身は全体的に混ぜたりはせず、ちょっとづつ混ぜながらいただく。 しかし、強烈なスパイスにあまりマイルドにもならない感じ。 飲み物までは行きませんが、さらっといけてあっという間に完食。 大盛りだけに、お腹も十分満たされました。 外観も店内もメニューも味も全てがDEEPで昭和な、お好み要素がたっぷりなだけに、 完全制覇をしてみたい気になりました。一番気になるメニューは、ビフテキ(3600円)。 いつか食べてみたい。